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ねじれる記憶、歪む現実・・・・・
巧緻なトリックと眩く謎があながたの感覚を惑わせる
気鋭の感覚喪失ミステリー
(帯より)
CASE1〜CASE7それぞれで
コミュニケーション感覚・現実感覚・肉体感覚・日常感覚・自己感覚・時間感覚・美的感覚 を喪失させられ、眩暈を起こしそうである。
登場人物が自覚している捩じれと自覚していない捩じれとが、足元の心もとなさに相乗効果となって迫ってくる。
感覚の捩じれから 通常の場所に戻ってもなお、どこかが捩じれているような錯覚に陥っている自分を発見し、もどかしい気分である。
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意中の女性に近づくために、彼が用いた手段は自分の臭いを使うことだったが・・・(コミュニケーション感覚)
その部屋の男を殺したのではないかと、ある日1人の女性がやってくる。その部屋の住人である女性は「自分がその男である」と打ち明けるが・・・(現実感覚)
体に良い食事は不味い。それに不満を持つ少年に甘い罠が・・・(肉体感覚)
興味本位で塾の同僚のPCに侵入したが・・・(日常感覚)
インコを病院に連れていくと言って、事故で死亡した妻。はたしてそれは事故だったのか・・・(自己感覚)
睡眠薬を飲んだ副作用で、直前の出来事を忘れてしまう友人の恋人。友人に頼まれてその恋人の様子を見に行く男・・・(時間間隔)
婚約していた女性が失踪した後、婚約者とそっくりの女性と付き合いだす・・・(美的感覚)
7つの感覚を書いたミステリー短編集。
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2015.9.18-56
風の誘い、幻の男他 全短編7編。
詰まらない訳でもないけれど、余り好きなジャンルではなかったもので・・2.5点ってところ。