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この間読んだ本。偏に趣味に生き俗世から無常を捉えようとしていて、なかなか面白いものがありました。とにかく読みやすい。
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古典文学の中で一番好きです。家屋を哲学的に考え、それにより世間を批評する姿勢とか、
言わずもがな、最高なのは最後の終わり方だと思う。
11.22
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方丈記の作者である鴨長明の生きた時代は戦乱や災害、飢饉など様々な混乱が起こっていた時代である。そんな光景を目の当たりにし、家業の道もままならなかった長明は世俗と距離を置くようになっていく。
だが、隠遁したからこそ見えてきたものがいろいろあったのだろう。生き方について何か悟ったようなというか、吹っ切れた感じなのが作品に出てると思う。年を取ってからの隠遁生活に憧れてるので、50、60になったら愛読書のひとつになってるかもしれない(笑)
「枕草子」「徒然草」に比べると存在が弱いかもしれないけど、歴史に残る随筆とされる理由が読んでて分かってきたような気がする。
世の中に煩わしさを感じたら、目を通してみるといいと思う。
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高校のとき部分的にやった(はず)の方丈記。
冒頭の「ゆく河の流れ」しか覚えてないけど
改めて全文読もうとしてるところ。
平安から鎌倉へ移る激動の時代。
大火・竜巻・飢饉・地震と沢山の災害があったらしい。
そして福原遷都で都は混乱。
その状況を自ら足を運んでその目で見たものを、シンプルな文体で、ありのままに綴っている。
だからこそその悲惨さが伝わってくるのだ。
震災を経験した今だからこそ読む価値があるかも
解説の中野さんはちょっと個人的な思い入れで書いてる部分が多いけど
堅苦しくない言葉で伝えてくれるので、入り口にはおすすめ。
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学生の頃との感じ方が違う。すべてを無常と見たようで、まあ、たまに執着する事も有るしねー、とそれも受け入れることは有るさ、とちょうめいさん、にやりとしていそうでチョイワルおじさんです。
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古典作品「方丈記」を著者による現代語訳と解説、解釈によりまとめられた一冊。
日本の古典を読もうと思い手に取ったが、古文の文法や単語に明るくなくとも読んで理解ができ、入門書としては最適と感じた。
鴨長明の心に準ずる生き方が非常に分かりやすく理解できた。
これを元に原文を読むことにステップアップにもつながる。