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ミステリーの要素はそんなになく歴史、オカルトの話がメインだった。でも結構面白かったのでこの作者のほかの本も読んでみようかな。
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小森健太郎氏の著書は「思想的な教養が必要だ」というイメージがあり、これまであんまり読んでおりませなんだ。
しかし、文藝春秋MMは、じわじわ読破したいと思ってるので、入門編と思い、挑戦してみました〜
ウーン、予想通り難しかった(笑)
シンプルな密室殺人がありますし、歴史上の謎をへの解もありまして、その辺は
( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェーヘェーって感じでした。
しかし、思想的な部分ではやはり「???(汗)」でした_| ̄|○
読む方の、教養が足りないのですよ……
でもですね、解らないなりに面白い。
「???」と思いつつも、飛ばさずに読んでしまう。
この本は、20世紀初頭の帝政ロシアで流行した神秘思想をテーマにしています。
この時代のロシアで、こういう思想が流行っていたってのも、知らなかったので(スミマセンm(__;)m)それを知っただけでも新鮮だったです。
ロシア革命あたりって、歴史的にも興味あるし。
ワカランなりに面白かった、とは言えます。
「???(汗)」状態の無教養な主婦を、それでもぐいぐいと衒学的に引っ張って読ませてしまうってのは、やはり小森氏の文章力なんでしょうなあ〜
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読み始めた時は、全体的にオカルト系の作品かなと思ったんですが割と地道な展開でした
なんて言うのかな、所々に挿入されている引用とその人名が、作中の人物とうまくリンクがとれなくて入り込むことができませんでした。
もう一回読んでみたら、別の楽しみを見いだすことができるかも知れませんが、当分はそんな気にならないだろうと思います。
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本格ミステリだと思って読んでいるのに、ってのが一番の驚き。
密室殺人事件。小技。ある意味わかりやすい。鮮やかと言ってもいい。探偵役はこともなげに解決する。ちょっと盲点をつかれた気がしたけど、肩すかしといえる。まとめようによっては20枚くらいの短編である。
もっとも、作者が書こうとしてのはそんなことではないのだろうし、まったく本格ミステリに見えない部分が、実は堂々たる歴史ミステリだったりする部分が、なかなかの趣向である。
かなり辛辣な文体で書いたような気がするんだけど、実はものすごく面白かったのである。ストーリーの流れもスムーズで興味深いし、登場人物も印象的。作品中で言及される哲学や神秘学は魅力的で、もともとこういうのが好きな自分にとっては、時間を忘れて没頭してしまう本であった。
1次世界大戦のころ、つまりソビエトが誕生するころの歴史がこんなに「魅力的」であるとは知らなかった。一般的な傑作であるかどうかは別として、僕に関しては猛烈に楽しい数時間を過ごさせてくれた本であった。
2005/1/11