投稿元:
レビューを見る
質問力についてこの本をきっかけに流行した。会話をしていくことで聞き上手であるためには質問力が必要だということ。自分なりの切り口や視点を持って質問できるようになることが、その人らしさを表現することにもなる。変化や違いに注目する、共通点や類似点を探るなど、インタビュアーとしての立場で見てみると分かりやすいかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
よい質問とは、「具体的かつ本質的」なもの。具体的な事例と図説でそれらを解説。「できる人はどこがちがうのか」より実践的な内容。これからは自分の投げかけた質問がどの象限に分類されるのか意識してみたい。
投稿元:
レビューを見る
☆読んだ目的
就活をしていて、質問する能力の重要性を体感したことから、「質問力」に興味を持った。
質問力の本質を探り、話し方がうまくなりたいと考えた。
☆要約
第一章・・・質問力を鍛えるトレーニングについて書かれている。
第二章・・・いい質問を4つの項目に分けて、定義している。
第三章~第五章・・・具体例を上げ、わかりやくす説明されている。(特に古田選手、モハメド・アリ氏が面白い)
☆オススメ
・就活生、質問力を上げたい人などにオススメ♪
☆Input(得たもの)
・良い質問とは、「具体的かつ本質的な質問」である。
・相手の話を引用し、オウム返しすることで相手の同意を得て、質問が伝わりやすい。
・質問のタイプ(2つの軸の座標)を分析して、質問を客観視する。
☆Output(実践する)
・良い質問をするためには、質問する相手に関する情報や知識力が絶対的に必要。
・「過去・現在・未来」「具体・抽象」「比較」「話のキーワード」「互いの共通点」を意識して、質問する。
☆名言(引用)
・質問は網だ。しっかり作っておけば、いい魚がとれる。
投稿元:
レビューを見る
うまく「質問」ができないと悩んでいる方や、外で多くの人とコミュニケーションをとられている方、必見です。話し上手だと思っていた方も、実は単なるおしゃべりだったと気づくかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
■概要
議員訪問等、話の切り出し方に使える知識満載。
■こんな人におすすめ
とりあえず質問が苦手だーって人。
投稿元:
レビューを見る
説明がやや冗長な気がするけど、視点がユニーク。著名人の「いい質問」などが例として載ってて、おもしろいけど、実践に応用するのは厳しそうかも。
前半に、いい質問の典型として「具体的かつ本質的」というキーワードがでてくるんだけど、後半で説明されている沿いつつずらす技との関連性がはっきりしなくて、なんとなく読み終わったあとスッキリしなかった。
投稿元:
レビューを見る
普段の何気ない会話の中でも時折、「あぁ。あのときあの場所であの人とあの話をしたよな。」と比較的会話の詳細を思い出せるコミュニケーションがある。(と私は思う。)そういう会話の多くは、新しい“なにか”を感じた時が多い。なにかとは、情報の新しさに加え語り口の新しさのようなものも含まれるような気がする。しかも、そういうコミュニケーションを通して、そのときは今まで考えてきた問題が解ける感覚が得られた気がするほどだ。また多くの出会いがある中で、どうしたって良いコミュニケーションが出来たと感じる相手は印象に残りやすい。
そんなことを考えている私がふと思ってこの本を手に取った。なぜなら、私が話す相手にとっての私もそうありたいなというあわい期待をしたからだ。だいたい「〜力」なんて胡散臭い(商業的な)タイトルがついてるし、期待はしていませんよ。と、思いつつ。
気になった本文の抜き書きと、思ったこと。
p.20 普段の会話の中で「あぁこの瞬間はいいコミュニケーションができた。」「この時間は空いてとのコミュニケーションに失敗した」という歓声が働くようになればすばらしいと思う。
当時の今日はよかった。あ。この瞬間は、良いコミュニケーションが出来ているな。という感触は今の私にとって大きな経験となっている。また、失敗したという感覚もしっかり後で思い返せたら糧になると思う。
p61 質問とは相手の状況、あいての興味、関心を推しはかり、自分の興味や関心とすりあわせてするものである。自分の一方的な興味だけで聞く質問は、あいてにとって苦痛以外のなにものでもない。
相手の知識・経験と私の知識・経験それぞれが違っているからこそ、どのようにすりあわせるのかにコミュニケーションの楽しさや奥深さがあると思う。と同時に、だから良いコミュニケーションに訳があって当然だ。
p.102 まともな人は常に「自分がはなしていることに意味があるのか?」という不安と戦いながら話している。
p.184 物事の結果について聞くより、何かが生まれてきた経緯について聞いた方が得るところが多い。
なるほどと思った。確かに、例えば“人を好きになること”の結果は「その人が好きだから」と非常に明白だからこそ、どういうやって“好きになる(好かれる)”のかという過程への興味が尽きないのはこのためか?
読み終えてみて、良いコミュニケーションにはやはり訳があるのだと再確認できた。その上で、今までとこれからを見て見ようと思った。それから、本書を読んで「質問力」がつくとはまったく思わない。タイトルが胡散臭いのは、やはり読んだらその能力についてわかる・身につくと期待するためだと思う。質問力なるものは、みんなもっていると思うし少々の差違はあるもののほとんどの人には大差ない“能力”だと思うし、“能力”なんてわざわざいうのも疑わしいと私は思ってしまいます。しかし、p117からの元プロ野球選手の古田敦也保守と映画監督の周防正行さんの対談は、小学生の時にソフトボールをやっていたこともあり楽しめました。気になる方は是非。
投稿元:
レビューを見る
「沿いつつずらす」は、齊藤さんの他の本にも書かれていたことだったので、復習になりました。
「具体的にはどういうことですか?」は、すぐに使える質問だなと感じました。
「本質的な質問」をするためには、その「本質」を知らなければいけないので、あらかじめ相手をよく勉強するだけでなく、自分なりによく考えてから対話に臨む必要があると感じました。
投稿元:
レビューを見る
講演会の質問の時間の度に思ったことがある。それは、「良い質問とはなんだろうか」である。
その良い質問ができるようになる方法を提示したのが本書である。
どのよう場面でも通用する良い質問は無く、質問する場面や時間、人、目的によって質問の良さは異なる。
著者は良い質問ができるように以下のような座標軸を用いたフレイムワークを提示した。
①
本質的⇔非本質的
具体的⇔抽象的
②
自分が聞きたい⇔自分は聞きたくない
相手が話したい⇔相手が話したくない
③
現在の文脈に沿っている⇔現在の文脈に沿っていない
相手の経験世界、過去の文脈に沿っている⇔相手の経験世界、過去の文脈に沿っていない
以上の点で座標軸を取り、自分がした質問がどこに当てはまるのかを考えながら質問を行うことによって質問の精度は向上すると著者は述べている。
質問することに対して考えるキッカケや整理することを手助けしてくれる本。
実際に、対談などを用いて良い質問とは何かを提示しているので参考になることが多い。
投稿元:
レビューを見る
中身は至ってシンプル。しかも同じことの繰り返しだ。
具体的かつ本質的で、相手が話したくて自分も聞きたい質問が良い質問と主張しているが、それをどう行うかについてはほとんど解説されていない。
既成の対話集を持ち出して、筆者の価値観で評価しているのみ。
流し読みで十分。
投稿元:
レビューを見る
日常の会話から著名人とのインタビューにまで使える「うまい話の聞き方」がわかる本!
『質問の質でその人の能力、考え方がわかる。』
これが大本の論理だ。ではどのようにして質問していけばいいのか、ということを具体例を交えながら紹介してくれる。
この本の優れたところはその具体例として、谷川俊太郎やダニエルキイスなど各方面の人物からエピソードを持ってくる点である。
将来、インタビューする仕事に就きたい人には必見の書。
投稿元:
レビューを見る
良い答えでなく良い質問。接客業でも思い切り使えると思った一冊です。お客様との対話やクレーム対処時のやわらげ方、若いスタッフさんとのコミュニケーションに応用すれば使えるかな。そして本書内の質問に答えてみたとき、自分の知識や興味の浅さ、偏りにショックを受けた面も。もっと広くアンテナを張らなくちゃ。あ、でも10歳の子供の質問に対しての対応は…好奇心の芽を摘み取りそうでちょっとうーんと思ってしまいました。そこで引いてしまったカンジ。
投稿元:
レビューを見る
斉藤孝さんの本は2冊目です。
質問をする力はその場の状況、文脈を把握する力を必要としている。
出会う人と、いかにして短い時間で濃密な対話をするかがこれから重要になってくる。
質問をする、という積極的な行為によってコミュニケーションを深める。その行為の準備をすることが重要になるだろう。
投稿元:
レビューを見る
概要:声に出してみたい日本語×3色ボールペンでおなじみ、斉藤さんがコミュニケーション能力のうちでも非常に重要な質問力について語る!色々なひとの対談を引用して細かく解説してくれてます。
感想:かなりまとまってて読みやすい本です!わたし質問するの苦手なんで参考になりました…。「あーこの人話しやすいー」って思うひとは質問うまいんだよね!いろんなひとの対談でのテクニック(本人は意図せずして鋭い質問をしてしまうのかなと思うけど)は特に参考になるし、おもしろい~。
わからないことを質問するって勇気いるよね!!でもそれが出来る大人ってかっこいい。。田原総一郎とか高野孟とか、意外とわからないことは「わからない」ってちゃんと言うこと多い。そのへんがプロだよね。わからなくても「あーうん。」って言っちゃうクセがあるので反省です(笑)
なんか日本の文化的に質問てあまりしないよね。察しろや、みたいな。以前初対面のアメリカ人に自己紹介で「経済学科に通っています」って言ったら「なんで?」って言われたときはびびった(笑)
「なんで?」て!一応理由あるんだけど、日本人は普段そんなストレートに聞かないよねぇー
投稿元:
レビューを見る
さくっと読めた。
今度はコミュニケーションのスキルは「質問」によって向上できるという考えのもと、
文脈に適した本質的かつ具体的な質問をするための判断軸やその具体例が紹介されています。
対話にしても議論にしても、確かに質問をする人がその場をコントロールできるという観点からすると、
質問の仕方、内容によってコミュニケーションの質が左右されるのです。
普段自分の質問がなんとなく意味のない質問が多い気がしていたけど、
一度統計をとって分析してみたくなるよ。
抽象的で本質的でない質問ばかりしてませんように。
物事を縦横の座標軸で整理するとわかりやすいですね。
こういう整理法を身に付けたいな~と余計なことに感心してしまいます。
あと、コンセプトメイクというか、今回の「質問力」もそうだけど、
「段取り力」とか、物事の核心を独自の言葉で定義できる力も素晴らしいと思います。
個人的にはエピローグの「カラマーゾフの兄弟」からの引用が響いた。
やはりドストエフスキーは圧巻ですな。