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ショックによって 魂が別の人間に宿ってしまう。
こんな設定の小説はいくつか知っているが この作品は ただ魂が入れ替わるだけではない。
過去に遡り記憶の不確かさ身勝手さに不意を突かれる。すべてを覚えているということは なんと残酷で容赦のないことなのか。
物語は終わっても まだ終われない家族がいる。これから野田一家はどうなっていくのだろう。野田光代は 野田光代に戻れるのだろうか。
キーワードは鏡。鏡にはきっと何かが宿っている。
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前半はすごーくエキサイティングだった。
東野圭吾風入れ替わりもので、やり手30歳OLが、10歳年上の子持ち専業主婦の体に入ってしまう。
PTA広報委員会に出てみたり、子供のお弁当の中身を気にしてみたり、彼女にとっては未知の世界。
それでも本人よりうまくこなしたりして・・・・。
これからどうなるの?と期待がふくらんだところで、突然もとの体にもどってしまう。
なんだつまんない。
後は入れ替わった二人の女の関係と主婦の娘の本当の父親の説明にページをさく。
最後はそれこそ東野風にセンチメンタルにまとめてもらいたかった。
子供たちと離れられなくなっちゃうとか、旦那のことを好きになっちゃうとかさぁ。
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こういう人格入れ替わりネタってのは、よくあるといえばよくあるし。そこにトリックがあるというわけではなく。まあまあかな、という印象。それでも、物語がどう流れていくのかという興味だけで、けっこう面白く読めた。ヒロインたちの「生き方」論にも学ぶところはあったかな。
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三十一歳のOL・亜紀子は、ある日、見知らぬ女性の訪問を受ける。亜紀子が最後に憶えているのは、その女性を玄関に招き入れたこと。—そして次に気付いた時、亜紀子は血の付いた野球のバットを握り、床に倒れている自分自身の姿を見下ろしていた。鏡を見た亜紀子は、自分の外見がその見知らぬ女性の姿に変わっていることに気付く。信じられないことに、亜紀子は彼女に殺され、そして何かのはずみで亜紀子と彼女の体が「入れ替わって」しまったらしい。加害者の姿のままで行き場を失った亜紀子は、免許証からその女性が野田光代という名前だと知り、光代の住所を訪れてみることにするが—。「反転」というふしぎな現象を通じて、二人の女性の生きる姿を細やかに描き出す、著者渾身のサスペンス・ミステリー。
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【あらすじ】
亜紀子はある日、見知らぬ女性の訪問を受けた。最後の記憶は、訪問者を玄関に請じ入れたこと。だが、次に気付いたとき、亜紀子は血のついた野球のバットを握り、床に倒れた“自分自身”を見下ろしていた!加害者の姿になって行き場を失った亜紀子は、その女性の持ち物から調べた住所へ、やむなく足を運ぶ。なぜ“私”は彼女に殺されなくてはならなかったのか?対照的な2人の女性の人生が交錯する、サスペンスミステリ。
【感想】
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ある日知らない女と中身(心)が入れ替わってしまい、
その女の秘密を探ることに。
設定はあんまりない感じでおもしろかった。
誤字脱字が多すぎ。
まわりくどい文体で読むのが少ししんどかった。