紙の本
シリーズの中では今のところ一番
2005/10/27 11:32
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある理由から永遠の命を手に入れた、龍緋比古(りゅう あきひこ)を描くシリーズ三作目。
前作までは舞台が現代でしたが、本作では現在のパートナー柚ノ木透子(ゆのき とうこ)に昔あったことを話すといった形をとっており、ローマと飛鳥時代の日本で龍が遭遇した二つの事件が語られます。
シリーズ前二作は、どうも好きになれませんでしたが、本作はけっこう楽しく読めました。このシリーズ、このように舞台を過去にし、歴史上の人物と龍とを絡めての伝奇ミステリにしたほうが良いのでは?龍の神秘性も増し、永遠に生きることの辛さ虚しさがずっと伝わってくるような気がします。が、四作目は現代に戻っているもよう。かなり残念です。
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龍の黙示録シリーズ第三弾ですね。
かなりの時代小説っぽくって読むのもなかなか難しいんですけど、そこは篠田節。なんだか知らず知らずのうちに吸い込まれます!
今回はほとんど透子とライルがでてこないのは残念でしたが。
文章内でもでてきますが、龍がかなりワイルドです。
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とりあえず長いです。苦笑
一つの話だったらまだ良いんですが、トータル三つのエピソードです。
しかも宗教的な話や時代背景の話が結構長かったりするので、ちょっと読み疲れてしまいました。
まぁ宗教や歴史的な話(仮にそれがフィクションであっても)が、このシリーズの面白いところかもしれませんね。
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龍の黙示録第三弾。
時々人の名前の読み方を忘れて四苦八苦しました(汗)
龍が透子とライラに過去を語る…のであまり透子とライラが出てこないのが残念でした。
07'6'25
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龍の黙示録シリーズ三話目。
歴史と宗教に重点を置き、龍の過去を振り返った本作。
日本史の部分が好みではなく、驚くほど食指を動かされなかった。
次作の東京編に期待。
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龍の黙示録のシリーズの3作目。イエスの血を与えられた龍が、たどってきた話の2本。でも、雑誌連載そのままに「唯一の神の御名 全編」とかってまるでその一つが短編小説の1本みたいな構成で掲載してるので、妙に違和感が。連載時のやつに加筆修正とかしてるらしいから、それだったらその部分はなんとかならんかったもんだろうか?
話自体は面白かった。けど、ヒロイン陶子の出番がなくて残念。と、聖徳太子っていうと、どうしても「日出ずる処の天子」を思ってしまう私…(苦笑)
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2010年2月6日読了。2010年20冊目
龍の黙示録シリーズ3作目。龍の過去編。このシリーズでは好みに入る。
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http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-216.html
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「唯一の神の御名―龍の黙示録」キリスト、ローマ皇帝、厩戸皇子(聖徳太子)との出会いを描く
http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-03-30
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シリーズ3作目。2000年生きてきた龍が、かつてローマ皇帝ハドリアヌスや、聖徳太子こと厩戸皇子と出会っていた!歴史小説の醍醐味とも言えるお話。
全編を通して、ひとり生き続ける龍の孤独が際立つ。
不老不死は人類の見果てぬ夢と言われる。
でも、出会いと別れを繰り返し、死ぬことも許されず、記憶だけを積み重ねて生きていると、いつかその重みに耐えかねて前に進めなくなってしまう気がする。
ライルに仲間になってほしいと言われた透子が、どんな決断をするのか。シリーズの最後には明らかになるのかな。
話としては、日本史が苦手なので、ハドリアヌスの話のほうが読みやすかった。でも、そんな日本史嫌いの私でも、聖徳太子と蘇我氏の対立、乙巳の変の裏でこんなことが起こってたと想像するとわくわくする。
厩戸皇子にイエスを重ねて執着し、助けたいと苦悩する龍の人間臭さが切ないけど。