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川上稔作品で、最初に読んだ一冊目。
表紙めくって、黒いなあ、と。
そこで、面白いのかな、と思いつつ、ページをめくると、もう停まらない。
すぐに読みきって、下巻へ、とは、厚さが厚さだけにいけませんでしたが。
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全14冊完結。読了に54日。一冊が厚いので通常のライトノベルの3倍ぐらいの分量がある。
最終巻の盛り上がりに何度か泣かされた。最終巻を読み終え、そして第1巻初めに戻って、この凶悪にあつい話全部がシリーズの序章に過ぎなかったことに目眩がした。
ひとつご注意を。要所要所でイマジネーション豊かなムフフな描写が来ます。これまた規格外…
ブレンヒルトが良いね
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再読。「まずは終わりを知るための1冊め」相変わらずいちいち言葉が厨二病臭くてカッコイイ、そして逆と真面目なシーンのギャップが素敵な作品です。物語の始まりであり、終わりに向けてのクロニクル。主人公である佐山・御言が世界の裏側でかつてあり自身の親族が関わった戦争の存在を知り、自分と正逆に立つ人と出会い、ソレに関わるか否かを考えるための巻。それぞれのキャラがいろんな方向にぶっ飛んでいるので読んでて楽しいし、キャラの印象が強くて覚えやすいです。個人的には都市シリーズより断然こっちのが好き。過去読んだのは4巻までで、今回は全巻読み通す予定なので早く続き読んでいきたいな
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出雲航空技研(IAI)が経営する尊秋多学院に通う佐山・御言(さやま・みこと)は、祖父である佐山・薫(さやま・かおる)の友人の一人である大城・一夫(おおしろ・かずお)に呼び出されて、IAIの本部へと向かいます。ところがその道中、彼は人狼と戦う新庄・運(しんじょう・さだめ)という少女に遭遇します。
人狼との戦いで傷ついた佐山は、その後IAIに運び込まれて治療を受けることになりますが、そこで大城から思いもかけない話を聞かされます。60年前、佐山たちの暮らす「Low-G」と呼ばれる世界は、10の異世界と「概念戦争」と呼ばれる抗争を繰り広げ、勝利を収めました。佐山が遭遇した人狼は、「1st-G」と呼ばれる世界の住人だったのです。ところが、10年前にこの世界でマイナスのギア念が活性化し、世界崩壊の危機が生じました。それを防ぐためには、異世界が持つ概念核の使用権を得る必要があります。そして、その交渉役として、大城は佐山に白羽の矢を立てたのでした。「悪役」を任ずる家系に生まれた佐山は、異世界との交渉役を引き受けるかどうか迷いながらも、しだいにこの世界の真実について知っていくことになります。
一方、尊秋多学院には、60年前に1st-Gを降伏させたジークフリート・ゾーンブルクという図書館司書の老人と、彼の監視をおこなっている1st-Gの生き残りの少女ブレンヒルト・シルトがいました。彼らの回想を通じて、60年前の戦いの実相がしだいに明らかにされていきます。
「苦笑。」という言葉が悪目立ちしてしまっていますが、硬派な文章と魅力的なキャラクターに導かれて、おもしろく読むことができました。ただしストーリーそのもののおもしろさというより、世界設定が少しずつ明らかになっていくことのおもしろさの方が大きいかもしれません。
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こちらもおすすめいただいて読みました。
謎の敵との戦いからスタートして、
時を戻し、佐山の始まりへ。
とりあえずはこの作品の世界観の説明です。
よくこんなプロットを考えられるなと思う細かな設定。
キャラクターがたっており、分厚かったですが読みやすかったです。
後半に続く。