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●感想●
前から気になってた作者のお一人です。書き下ろし1本を含む短編が8本です。普段、短編だと物足りなさを感じるのですが、この本は違いました。短いけど濃いんです。絵は好き嫌いが分かれるかな〜、とは思います。
「男のコだからね」
幼なじみ同士。神主の卵・攻×一途に片思い中・受。表題作なのに、一番印象が薄い・・・。
「愛のかたち」
亡き母の最後の男・攻・冬次×高校生・受・光+冬次の弟・秋生の三角関係。珍しいシリアスな話です。
「恋の荒縄」
同級生カップル。扉絵に使われている作品で、縛られてはいるもののSMまではいってません。
「金曜日のライオン」
高校生同級生カップル。一番好きな話かな。受の桜井がこの本の中では唯一クールビューティー系!?だからかな、色っぽい子です。
「ひつじとホータイ」
変態保険医・攻×まじめな天然生物教師・受。
「恋雨」
父親の友人の喫茶店マスター×高校生。唯一の年の差カップルで唯一Hナシ。
「僕に見せて」
美術学生のデッサンモデル・攻×画家・受。
「アメとムチ」
「恋の荒縄」続編。書き下ろしです。
●あらすじ●
葉は幼なじみで、神主の卵・伴樹に片思い中。「俺が女の子だったらよかったのに」と切ない恋心は限界まで来ていた。そんな時、伴樹にお風呂での一人エッチを見られてしまい・・・!?表題作ほか、[縄師]を目指すSM少年の書き下ろしも入った純愛&エッチ放出の”あじあ”初コミックス!
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短編がたくさん入っている単行本デビュー作……です。
デビュー作なので、もちろん絵がかなり残念なことになっていますが、どの漫画家さんも同じだと思いますので、そこはちょっと多めにみなくてはならない……と思います。
それにしても、かなりこの作者さん、変な人だ……というのは作品を読んでいる段階で十分に伝わってきてるなあと思います。
物語としては、幼馴染みと自分の双子の妹がお神楽を踊ることになり、複雑な気持ちになっている双子の兄の話や、縄師になりたい、という幼馴染みにいいようにされているうちに気持ちがよくなっちゃう人の話だったり……と「実は好きだったんだけど……」的なとてもBLの王道な話が多かったです。
なので、絵はプロになりたてなのでイマイチ、話も短編が主なので深いところまで書き込めてないのでイマイチ……なのはデビュー作なので仕方がないと思いますが、いわゆるそういうところまで含めて王道! という感じでした。
正直なところ、どうしてもこの作者さんが好きで、デビューしたばかりの頃の作品も読んでみたい! という人でない限りは、残念ながら正直、あまりオススメしません。
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葉は伴樹に片思い中。「俺が女の子だったらよかったのに」と切ない恋心は限界まで来ていた。そんな時、伴樹に一人エッチを見られてしまい…!?SM少年の描き下ろしも入った初コミックス★
(出版社より)
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わたなべあじあさんの初コミックス?らしい!
<収録作品>
「男のコだからね」 2002年
「愛のカタチ」 2002年
「恋の荒縄」 2002年花音9月号
※↑超短編だけど縛りいきなり入ってます・・・
「金曜日のライオン」 2003年花音1月号
「ひつじとホータイ」 2003年
「恋雨」 2002年花音6月号
※↑記念すべきデビュー作だそうです!
「僕に見せて」 2003年花音6月号
「アメとムチ」 書き下ろし
8話の短編と「熱帯アジア奇行」という1つ1つの漫画の終わりにあじあさんの漫画が1ページづつ載ってます。
私の中では密かにあじあ祭りが始まってます・・・
今回はデビューコミックスという事もあって、短編ごとに画がちょっと変わったり線が太くなったり細くなったりと定まらない感はあったけど全体的に綺麗な画でした♪
びっくりするほど画が変わる作家さんと、あまり変わらないけどどんどん妖艶になっていく作家さんと居るけどあじあさんは後者かな?
やっぱりもともと画が綺麗だし何と言ってもエロの表情が素晴らしく良い(^^)
短編ばっかりなのでサクサクは読めたけど、1度この人の長編が見たいです!
個人的に良かったのは
「金曜日のライオン」
彼女の居る超イケメンのクラスメイトと音楽準備室?でHしちゃう話。
何だか切なくて綺麗でした。
好きになるとその作家さんの昔の作品とかを網羅したくなるんですね・・・
作家さんの画の流れや歴史が見えるようで意外に楽しかったりするので♪