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センチな空気が漂うタイムトラベル物です。
谷川流先生の学校シリーズ2作目です。
普通の男子高校生がタイムトラベルによりもう一人の自分と遭遇し、やがて1つの事件に巻き込まれていきます。こんがらがった時間軌道を紐解いていく楽しみと、ちょい切なげな結末に大満足な一冊です。
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きっかけ、なんてのは大抵どうってないものなんだろうけど、まさしくこの本がきっかけになったんだろうな。だいたい俺は1、2巻を絵買いという愚かで愚直な行為をしたわけだし、そもそも友人に言われるまでハルヒの作者と知らなかったんだ。修学旅行という暇が多そうな時がなければ買うことがんかったことは否定できない。だからこの2巻を読んでこのおもしろさに驚いて、どっぷり谷川作品(このシリーズとハルヒ)にはまってしまったのだ。アニメでキョン君が図書館で選んだことも手伝い、偶然に動き出したすべてを運命と呼べる日まで、僕はハルヒと学校を出よう!が大好きなのだ。もっていない方四の五の言わず買え!!(ネタを2種類いれました。気づくかな?)
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学校を出よう!シリーズ第2巻。
2巻目にして早くもストーリの大筋から離れた番外編ではありますが、
この話に出てくるキャラクターも、一応本編に絡んできたりします。
逆に本編のキャラがこっちに入ってくることも・・・?
話としては時間移動ネタであります。
それでも1巻よりは読みやすくなっているのではないかと。
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谷川流の何が凄いのか未だによくわからない。
メタ構造や多次元宇宙論なのは判るのだが、で?という感想しかぶっちゃけ出てこない。
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4840224331 294p 2003・12・15 3版
1巻を苦労して読んだという人には2巻以降報われてきます。
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「シリーズ中屈指の名作」
……という評判に期待しすぎたか、確かに1作目よりは面白いんだけど、なんというか、ラストがあっさりしすぎていて拍子抜け。新たな時間モノの発想は面白かった。
コレの線引きも8割が緑。赤はほぼ皆無。これからの保安部の活躍に期待。
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学校を出よう!シリーズでは最も良作だと感じました。時間軸が飛び回るのも斬新な内容で、読了したときにはとても満足する作品で何年後にももう一度読んでみたいと思える作品です。AとBのカラーイラストに惹かれて購入しましたが内容も充実しており、謎も深いミステリアスコメディのような作品で、楽しく謎く。前作の妹ちゃんのお話よりもさらに善処された作品で全体の仕上がりも好きでした。私の過去でもこれがライトノベルに手を出すきっかけの第一歩になったのでより関心と評価が高い思い入れのある作品です。
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この著者の作品は他にハルヒシリーズ・絶望系を読んでいましたがやっぱりこういうSFとか時間跳躍の話があるのが面白いです。そこに考察と願いみたいなのが組み合わさる辺りの描写が個人的にツボです。
あと、どこか自分は誰かに恣意的に操作されたり、従わされているんじゃないか?っていう意識があって、それを振り払うためとか、その真意を知りたいっていうために主人公が考えて結論を出すのは著者の作品には一貫してるのかも
一巻よりは間違いなくさっくり読めました(でも一巻の知識はすこし必要、この巻からだけ読んだら終盤の前作キャラがいることがよくわからなくなるかも)
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学校を出よう!シリーズ最高傑作、だと思う。
SF作品を嗜んでこなかったので、本作品で強烈なインパクトを受けた。
浜松駅ビルの書店で購入して電車に乗っている時に読み始め、電車を降りてから帰るまで待てなくて、座って最後まで読みきった。多分、もう2度とこんな経験はしないだろう。
内容はタイムパラドクス系。1巻とはまた別の人物が主役を張るという、作者が超頑張った作品。キャラ作るの大変だろうに。
ホシナサナエというキーパーソン登場回でもある。
正直再登場なんてないと思ってたけど、後にちょこちょこ出てくれるので嬉しかったな。
主人公視点で見るとホシナさんが良い子なので、主人公の世界から足を引く場面は切なかったなぁ。
ナイフの円環の話はゾッとさせられた。何度か読み返すうちに、ん?と思う描写でもあったので、SF好きな人にはよくある仮説のうちの1つ程度なのかもしれない。
いやー、今でも鮮明に面白かったと思える数少ない作品の1つです。読んだラノベの中では一番。
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面白い。そして上手い。
内容的に盛り上がりが欠けるとか、展開がまだるっこしいとか感じられる人もいるかもしれない。
けど、この構造、凄いとしか言いようがない。単純明快そうに見えてしっかりとした構成イメージが無いと描けないと思う。時間関連のSFをこれだけ違和感なくストンと落としてくるストーリーは中々無い。
そりゃ、細かい事を言いだせばいくらでも突っ込みどころはあるのかもしれないが――時間軸に閉じ込められたナイフなど――小説内で謎は謎として上手く処理されている。
そもそも、三日前の自分と三日後の自分が現在軸で出逢うという発想だけで打ちのめされている。
ラスト、工場にナイフを持っていく必要はあったのか?とか、ミーちゃんが落ち込んでいた理由が今一曖昧とか(それは後の巻の伏線?)あるけれど、それらもストーリーの盛り上げのために必要であったと考えるならば眼を瞑る事も吝かではないだろう。
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谷川流のもう一つの代表作というべき「学校を出よう!」シリーズ第2作。
1作目が1作目だけにどうやって続編にするんだろうと思ったら、まったく違う舞台でまったく違う話がかろやかに展開する。
ロジカルなプロットが素晴らしいタイムトラベルSFであり、切ない恋物語でもある。
今回は完全に筒井康隆『時をかける少女』へのオマージュと言っていいかなと、まあ、駆けるのは男なんだけどさ。
後、『機動戦艦ナデシコ』のアキトとアイちゃんのエピソードも思い出したり。
ちなみに宮野&麻衣子もちょっとだけ出演。やっぱりこの二人のコンビも良いやね、うん。
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同時に存在する過去・現在・未来の自分。どうやら過去・未来の自分達(?)は「現在」にタイムスリップしてきたらしいという信じられない現実と、それ以上に不可解ないくつかの事。何かに促されるように主人公は行動を起こしていくが、更に重なる問題が…。ラノベ的な要素をしっかりクリアしつつも、SFではある意味タブーな、同一人物を同じ時間に引き合わせるというひねりも効いていてしっかり個性もあり楽しめた。ナイフの件が著者ならではな感じがして印象的。同じ時間SFものラノベで評価が高いタイムリープと比べてみると面白いかも。