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陰陽師を父に持つ娘の話。魔法使いと題しているが、ウィザードやウィッチではなく、陰陽師の話だ。日本的でおもしろい。
陰陽師として強大な力を持つ弱い父と、陰陽師として全く力を持たない強い娘。本作は、魔法使いとその娘だからこそ、そのような形で生きていて、弱い父に育てられたからこそ強い娘に育ってきたと言える。作中で父と娘の対立が描かれるが、タイトルはそのように対立の構図を表したものになっていない。これは、作者が娘にフォーカスを当てており、父子愛をテーマとして上げていることを意味する。これは「魔法使い」の話ではなく「娘」の話なのだと。
愛は長い時間の中で育まれるもので、最初から存在しているものではない。本作を読んでいると、強くそう感じる。俺も実感としてそう思う。俺は自分以外の他人に興味がない。同僚が目の前で死んでもスルーする自信があるし、他人の不幸は笑い話以外の何者でもないと考えている。しかし、血縁はそうじゃない。血縁の死はスルーできないし、笑い話にもできない。その違いは何かと言うと、ひとえにその過ごしてきた時間の長さだ。好むと好まざるとに関わらず、長い時間をいっしょに過ごした。それが愛となったのだろう。きっと他人であっても同様に、長い時間を過ごせば、そのような愛に育つのだろう。
そう考えると、俺が結婚するのもずいぶん先のことになりそうで、気が滅入る。
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あまり知られていないみたいだけど、面白かった。相手役いないのかな?って思ってたけど、ハリウッド映画みたいな結ばれ方をして嬉しかった。
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全八巻読了
パパの無邪気さ故の暴走とか、一筋縄ではいかないキャラ設定がさすが!
一つ一つのエピソードに結構ダークな雰囲気が漂いますが、あえて最後まで書かないところも余韻を残していて、さすが
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ひさびさ那須さんのまんがを読みましたが、グリーンウッドもだけど、軽快なカンジがすごく好きです(・ω・)
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久々に読み直したけどやっぱり「非ズ」よりこっちの頃のが好きだなあ。仄めかされてるとんでもない謎の気配っていいものだ。