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これから推理小説を読み始めようとする方
小学生や中学生の視線で、最高のミステリ
ですよ♪
最高の推理小説を紹介します
目の前にあった事を、ようく整理して
その意味に気がつき真相にいたる
人物も書かれているし、謎の意味もこじ付
けじゃないし、読後感も最高でした
本当に、本格推理小説漬けで頭がドロドロ
になった人も、読んでくださいねー
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山奥の村で起こる殺人事件を、二人の少年少女が解き明かす、という趣向。
刑事と推理小説家に憧れる二人、という設定と、一線を引いて接する刑事との協力、そして堅実なトリックとロジック。
これぞまさに正統派ミステリ!といった印象。
密室トリックは基本的なもので、「なぜ?」が大事であると言うことをしっかりと強調している。
また、子供向けだからと言って手を抜かず、しっかりと構築されたロジックもさすが。
難易度には関係ない、ロジックの美しさがここにあると思う。
犯人が簡単に観念する……というのはよく批判に使われるセリフだけど、この作品に関しては、それでよかったんだろうな、と感じた。
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有栖川有栖氏の作品は初めてでした。
そのうえ、これはジュブナイル。
割とよくあるパターンですが深く考えずに手に取ったのでした。
読み始めてすぐ、おや?と思ったらそういうことでした(笑)。
お父さんが刑事、推理作家にどうしてもなりたい秀介12歳、お母さんが推理作家、刑事にどうしてもなりたい優希12歳。
そんな二人が夏休みに優希の母親の出身地である虹果て村を訪れ、そこで事件が起こる……。
その村で起きている揉め事や、事件そのものも興味深かったりしますが、何より子供の頃の気持ちが蘇ってくるのが楽しかったです。
夏休み――なんて魅力的な言葉なんでしょう。
ドキドキ感、ワクワク感、すっかり忘れていました。
大人が読んでも十分おもしろかったです。
だって、ついこの前までは、やっぱり子供だったんですから:-)
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この本は「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」という合言葉に、話題の作家たちが子供向けの作品を書き下ろしているシリーズ、だそうで。
自分は「ミステリーランド」シリーズとは知らずに借りましたが。
借りた後、著者の本を紹介している最後らへんのページにて、このシリーズを始めて知りました。
ページにはシリーズ参加著者がずらりと載っておりまして。
豪華なメンバーです。
その中でも京極さんの名前が載っていたのが意外で驚く。
まだ、京極さんの本は発売されてないようですが…。
とっても、気になります。どんな話を書くのやら…。
さて、そんな少年少女のためのミステリーのこの本。
文字も大きく読みやすい。もちろん、振り仮名つき。
なので、1日もあれば読めます。
感想は。
ほどよくすっきりとまとめられていて良い感じ。
俊介と優希のコンビも可愛らしい。そして爽やか。ほのぼの。
トリックや犯人探し以外にも、さり気なく社会問題なども盛り込まれている。
大切なメッセージが随所にあり、良い本だと思います。
最後の謎解きは論理的ですっきりとする。
満足度は★★★★☆。
ミステリーを読んだ事が無い人でも読める本ではないでしょうか。
普段からミステリー読んでる人も物足りないかもしれませんが、楽しめる本だと思います。
著者のあとがきも面白い。
他の「ミステリーランド」シリーズも図書館にあれば読みたいですな。
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ミステリーランドはやはり高質だなあ。きっちり本格。キャラクターも好感持てるし。主人公の少年は有栖川さん本人のイメージかな。
何が良いって、「子供だから」といって蔑ろにすることがない大人の存在。気遣うところは気遣いながらも、きちんと意見も聞いてくれる。過度な「子ども扱い」はしないという登場人物が多くて、そういう点では犯人すら「とっても良い人」に思えてしまいましたよ(笑)。これって現実問題、なかなかいないんだよなあ。難しいし。
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有栖川先生は、本当に、いい人だな。
なんという優しさにあふれた児童書たるミステリーなのかと思った。
冒頭のポリスを聞いているヒロインの描写が実に有栖川先生らしい。
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子供向けの易しいレベルのトリックだけど、さすがです。ミステリの萌えポイントてんこ盛りに詰め込んできましたね。(村の地図、密室殺人、密室のトリックの図解、回文、村に伝わる伝説…他にもあったかな?)
日常の謎ではなく、きちんと殺人事件を起こしてロジカルに解決へ導くところも、有栖川先生らしいなぁ、と思いました。
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初めて読んだミステリーランドでした。再読です。
刑事の息子で推理作家になりたい秀介と推理作家の娘で刑事になりたい優希。
優希の母、ミサトの別荘がある虹果て村で夏休みを過ごすことになった二人。村は高速道路建設問題で賛成派と反対派が激しく対立していた。
そんな中起こる密室殺人。二人は事件を解明できるのか?
今回再読して、今まで読んだミステリーランドの中では一番王道だなぁということを再認識しました。
大人も楽しめて、子どもにも読ませたい。これを読んだら「推理小説って面白い」って思うはず。
入門編のような密室トリックに子どもだましでないロジック。二人とも素直で元気でイキイキと描かれているし、明るいミステリ。
大人からの子どもへのメッセージや、自然保護の問題なども描かれているし、なにより「これを読んで推理小説が好きになってくれたらいいなぁ」っていう作者の想いが詰まってる気がしました。
実際、子どものころにこれを読んでいたら、もっと読みたくなると思うなぁ。
有栖川さんの本にはいつも丁寧なあとがきがありますが、今回は特に楽しく読ませていただきました。本当に推理小説が好きなんですね。
高田崇史さんが有栖川さんのことを「全身これ本格」と評していたのを何かで読みましたが、わかる気がします。
とても好きな作品になりました。でも次はやっぱり学生アリスの新作が読みたいなぁ。
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「あのときの虹は、とうに消えてしまった。だけどいつの日か、僕と優希は夢をかなえてみせる。自分たちの力で。」
本格ってヤツですね!!
本格♪本格!!
少々子どものやる気が余計な気がしましたが…。
ていうか、危なすぎる…って思ってしまうフシがいくつか。
ふぅ、、、でもまぁ、それはそうなのだけれど。
にしても、犯人を追い詰める過程だとか、
トリックだとか、まさに論理的!すごいーー
と、ふんふん、と心から納得なのでした。
ミステリーランドなお話でした!
【4/18読了・初読・市立図書館】
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児童向け「ミステリーランド」(講談社)より。子どもたちが夏休みに田舎へ行き、そこで起こった殺人事件を解決するという話。地図付きで子どもが喜びそう。読みやすいし、七不思議など小技も効いていて良い。
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かつて子供だったあなたと少年少女のためのミステリーランド。欲しいと喚いていたわりには、ようやく今頃読み終えた。
言うても児童向けなので、漢字全部にフリガナ付き。とっても親切。
推理展開とか、あっさり進んでこれもまた親切。物理トリックとか、刑事が子供の謎解きをあっさり認めているあたり笑える。
でもミステリとしてロジックはあったのでよし。
ただ、児童向けを意識しすぎてないかと思わせる部分が気になったけど。(環境問題とか、道路建設とかさ。)
ちなみに、高柳にしては珍しく今回はあとがきを読んだ。
そこから抜粋。
私は男です。
わはははは。そらそうだ。まずそこから断っておかないとね。アリスって音だけ聞いたら、明らかに女の子だものね。
何であとがきから抜粋かってと、ここに一番受けたから。
どうでもいい話だが、「有栖川有栖」の名を打ち出すときに、「有栖川有栖川」と打ち出して、最後の「川」を消す方法を取っている人間は少なくないと思う。
03.12.10
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「小学生×夏休み×田舎」というわたしのノスタルジーをくすぐる設定。それも安定した面白さのミステリーランド作品ということで、期待通りの一作でした。奇抜なトリックがあるわけでもなく、大どんでん返しがあるわけでもないけど、不思議な魅力がある。このミステリーランドの趣旨にとても合っている作品でした。
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三浦しをん「三四郎はそれから門を出た」から。ミステリーランドシリーズ。このシリーズ、全部読んでみようかな。子どもの頃だったら、夢中になって読んだろうな。定番の推理物って感じで、まぁまぁ面白かった。でも記憶には残らないだろうな。
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ぼくたちが体験した光り輝くあの夏の冒険は、
大人になれば虹とともに消えていくのだろう。
それは七色にきらめいてうつくしい。
このミステリは子供と大人の差がよくわかる。
いつまでもわくわくできる心を身につけてほしい。
と、現代の若者たちに言いたい。
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有栖川有栖の中でもいちばん最初に読んだ本。
最初に読んだのは小学校四年生のときで、高1になった今久しぶりに読んだけれど、相変わらず面白かった。
子供向けの語り口で、子供が共感できる内容だなあと思う。
私はすごく共感したし気に入った。