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心温まる、ほんわかストーリー。今回も小道具の使い方が、とても素敵でしたvココレット、飲んでみたい!(牛乳とコーヒーとショコラを、均等に混ぜたものだとか…)長野まゆみを読んでいると、作品に出てくる小道具とかほしくなっちゃいます(^^;)
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装画:松本孝志
装丁:松田行正
協力:中村晋平
“回転木馬の調べにのって少年をめぐる物語がはじまる――。”(裏表紙解説より)
珍しく17歳の高校生が主人公。
この作品と『耳猫風信社』の中に出て来る食べ物(主にお菓子)の美味しそうなことと云ったら!
(文庫版)
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雰囲気がよい。灰色の空と空気の匂いがするよう。ノスタルジックな風景のなかでの、ジャスとティコの交流は、なんだか古い映画みたい。個人的にパロマが好き。
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主人公に"女"の彼女がいるというのが斬新だった本(別れちゃうけど)年の近い叔母と二人暮らしのジャスが、月にパパがいるという不思議な少年ティコに出会い、振り回されたりほっとけなかったり。
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ハードカバーが欲しいのですが、生憎手に入れることはまだ出来ておりません;;主人公二人の絆を作るまでの話という印象です。というか、最後の最後までティコの正体が仄めかされるだけですが、それはそれで想像が広がると言うので印象深いです。ココレットって響きが一番印象に残ってるかも。(後はメリィゴウランド)
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手袋とか巻貝の髪形とか強気な女の子とか、絶対昔読んだはずなのに内容は全く覚えていなかったので楽しめました(前は途中で読むのを止めたのかな)
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長野作品の中で一等好きな小説。
器量も器用も良いのに、それ以上に人が好いから周囲に振り回されがちなジャス。面倒を吹っ掛けられても、妥協してしまう懐の深さは、しかし、穿ってみれば、それは柔らかだけど一徹した無関心と不干渉でもある。
多数の女性にその態度で対応してきたジャスが、ティコという13歳の子に徹底的に翻弄される様子が微笑ましい。
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久しぶりに読み直した。長野さんの作品はおいしそうな食べ物がたくさん描かれるけど、この作品は特に美味しそうな気がする。
誰にでもお人好しなジャスと掴めそうで掴めない儚い感じのティコの関係がなかなか。あと、女性陣が個人的に好きかも。
晴れた冬の初めに読むのが個人的には好き。
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これ、17歳がちびっこを拾う話だったのか…。だいぶ前に一度読んだだけだったから、忘れてた。17歳の男の子が、彼女とちびっこに振り回されてる図って微笑ましいなぁ……(酷)
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長野まゆみの書く話は、季節感や情景がすばらしいが、この話も冬の季節感が良い。長野作品の女って、女のいやなところが出ていて、良い。
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一言でいうと、突然現れたティコという少年に
翻弄される17歳ジャスの話。(笑)
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-103.html
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自由奔放な周囲の女性陣やらちびっこに
主人公が終始ふりまわされるおはなし。笑
ごちゃごちゃしたどたばた系ではなくて、
世界はあくまでも静謐で、すこし不確かで、不思議な空気。
最初はほんと主人公が不憫すぎて
周りのキャラにいらっとしてしまったけど、
終わりには、なんだかみんな可愛く思えてくる。
ティコの正体は、少年?少女?猫? 結局わからずじまいでしたが、
へたに追究しないほうがこの本のイメージが崩れなくていいかも…。
冬のはじまりの描写、空の色、おいしそうな食べもの、
ちょっと物悲しくて、でも どこか あったかい、そんな感じの本。
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最後までどこまでも不思議な雰囲気のままで、ジャスとティコのつくりだす空気感が、たまらなく好き。冬の冷たい空気と、雪、夜猫の温かさと珈琲、触れ合う指先と唇の感触… 長野先生がつくりだす世界に感じ入ってしまいます。
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高校生ジャスが出会ったティコという少年は本当に月から来たのか、少女なのか、不思議な女シルヴィの死んだ弟なのか、結局正体は分からず終いなので、普通なら『だからどうした?イラッ!』っと来る話なのですが、不思議とその不確かさがミステリアスで余韻が残ります。この世界の時間の流れがゆっくりで、透明で、なんだか心地よかったです。
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不思議で、どこか悲しい雰囲気のお話。
冬の白いフィルターで、不明瞭な世界観ができあがっている。ココレットがとても美味しそうだった…。
いつかティコがお父さんに逢えますように