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父をひき逃げされた娘二人が、それぞれの思いをいだいて犯人を捜し始める。それとともに、父の過去が・・・
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今多財閥会長の個人運転手をしていた梶田氏が自転車に轢逃げされて亡くなった。残された2人の娘は犯人を捕まえるために父親の半生を綴った本を出版しようと考え、会長の娘婿杉村はそれに協力することになる。積極的な次女に比べ、結婚を控えた長女は平穏ではなかった父親の過去をほじくりかえすことに反対していた。突然亡くなった善良な一市民の過去の秘密に迫るという形式のミステリー。登場人物(特に娘2人)が結構身勝手な上、ミステリーとしても中途半端。宮部みゆきにしては残念な出来栄え。
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しまった、読む順番を間違えた(この続編が「名もなき毒」)。ミステリーとしては「名もなき毒」が面白いけど、宮部みゆきの魅力は舞台になる欠損家庭(或いは逆玉にのってしまった杉原さんのような、どこか歪んだ家庭)と人の温かさ。その点ではいつでもキラリと、「ステップ・ファザー・ステップ」みたいに、軽微なミステリーの範疇外みたいな事件を扱っても輝いていると思う。
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そんなに評判がよくなかったので期待してなかったけど、よかった。私は奥さんを愛するダンナさま、という像がすきだからかな。悲しい話だけど…07.01読了。
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主人公に共感が持てる。
内容はあんまり好きではなかったし、最初のほうでなんとなく先のよめる話だった。
『名もなき毒』を読もうと思ってる人は先にこの本を読むと入り込みやすいかも。
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起こった事件は小説として扱うにはたいしたことではない。
が、そこは宮部みゆき。その事件そのものよりも、その事件を通じて起こったこと、関わった人を通して今の世の人々の持つ毒のようなものが感じられて怖かった。
自分と自分が守りたい人たちの幸せ、他人との係わり合いなどについていろいろ感じるところが多かった。
人間って怖いし残酷だなぁと思わされました。
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淡々と進む推理小説。推理と言ったら、本格推理ファンには張り倒されそうだが…
主人公の控えめと言うか、気弱と言うか、アクの強い主人公の居並ぶ推理小説の中ではとっても普通の人なのでそこが好感が持てる。
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事件を解決しつつ恋愛や家族のゴタゴタが絡んでくる話。最後はやはりどんでんがえし。事件に関わってしまった小学生は、小学生自身が悪いのだがやはり可哀想。一生トラウマになるのではないか。
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名もなき毒と同じ主人公。
前半面白いのだけれど・・・最終的にありがちなところに行き着いてしまって残念。
でも、主人公が好きだな。
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久々に宮部さん作品を読みました。
やっぱりこの人の作品は好きだわ。
最初はダラダラした感じでつまらないなぁって思ったこともあったのですが、途中からぐ〜っとひかれました。
自転車でひき逃げされて死亡したある男性の犯人探しの話、
かと思ったらメインはそれじゃなくて。。。
その男性の子供達が父親の過去を調べていく話。
知らなくてもいいことってあるんですよね。
この人の作品ってミステリーのようで、ミステリーじゃない感じがするな。
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06年話題の「名もなき毒」はこの続編だというので、まずこちらを読みました。
日常に潜む恐怖を描いた作品ということのようですね。主人公は地味なサラリーマンだが、財閥の娘で若く美しい妻を持ち、人も羨む生活。
良いことばかりではないのだが…
義父の依頼で事故死した運転手のことを調べ始めるのですが、思いがけない展開に…
主人公の穏やかさと淡々とした展開には好感が持てます。
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杉村三郎35歳、妻子持ちのサラリーマン。妻の父親は大財閥「今多コンツェルン」会長の今多嘉親で、三郎は会長室直属のグループ広報室で記者兼編集者として働いている。すでに他界した妻の実母は嘉親のせいさいではなく、三郎も後継者として婿入りしたわけではないが、「逆玉の輿」であることに変わりはなかった。
ある日三郎は義父から妙な依頼を受ける。嘉親の個人運転手を長年務めてきた梶田信夫が自転車に轢き逃げされて命を落とし、残された二人の娘が父親の想い出を本にしたがっているので、編集者として相談に乗ってやって欲しいというのだ。姉妹に会うと、妹の梨子は本を出すことによって、犯人を見つけるきっかけにしたいと意気込んでいるが、結婚を間近に控えて父を失った姉の聡美は、そう上手くいくはずがない、と出版に反対しており、結婚の延期も考えていることがわかる。
ところが、聡美が反対する真の理由は別にあった。彼女は、妹には内緒という条件で、三郎に真の反対理由を打ち明けた――運転手になる前の父は職を転々とし、よくない仲間とも付き合いがあったらしい。玩具会社に就職してようやく生活が安定した、聡美が4歳の時、彼女は「父に恨みがある」という人物に"融解"され、怖い思いを味わった。そのあと一家は玩具会社をやめ、縁あって今多の運転手として雇われるまで、再び不安定な暮らしを余儀なくされた。そんな父の人生を梨子に知られたくない――と。さらに聡美は、父の過去の悪い縁が今も切れておらず、「あれは偶然に起こった轢き逃げなんかじゃなくて、父は狙われていた。そして殺されたんじゃないかと思うんです」と訴えるのだった。三郎は、姉妹のそんな相反する思いに突き動かされるように、梶田の人生をたどり直し始めた・・・・・・。 (amazonより抜粋)
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財閥会長の運転手・梶田が自転車に轢き逃げされて命を落とした。広報室で働く編集者・杉村三郎は、義父である会長から遺された娘二人の相談相手に指名される。妹の梨子が父親の思い出を本にして、犯人を見つけるきっかけにしたいというのだ。しかし姉の聡美は出版に反対している。聡美は三郎に、幼い頃の“誘拐”事件と、父の死に対する疑念を打ち明けるが、妹には内緒にしてほしいと訴えた。姉妹の相反する思いに突き動かされるように、梶田の人生をたどり直す三郎だったが…。
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交通事故で死んだ父は殺されたのかも?そんな不安を抱えた人の悩みを解消すべく普通のサラリーマンが調査していく話。大それた事件じゃない。だからこそ感じる恐怖もあるわけで。
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2007.8.6 うう・・・嫌いやった・・・こういう悪意苦手よ〜すっきり殺人とかあるほうが得意やわ〜宮部みゆきは、何もせんと何かを手に入れるのは悪とみなすとこあるね。あたしはそうは感じんからそこらの記述は読み流す〜〜