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石田ゆうすいえ著「行かずに死ねるか!」幻冬社文庫(2003)
世界9万5000キロ自転車一人旅。平凡な人生が運命ならば自分で変えてやる。そう決意して漕ぎ出した。出会いと別れを繰り返し駆け抜けた7年半の旅。学生時代に自分も行った世界一周の旅を思い出します。
*運命をメチャクチャにしてやるという思いで旅に出たが、そう言った考えは、つまり、それだけ運命を意識しているということだった。
まるで気にしなければ運命という言葉など最初から頭に出てこない。
*自分も目の前にあるのは、一本のレールなんかじゃない。道は無数に枝分かれして広がっている。どこか向かうかはすべて自分しだいなのだ。何とはなるだろう、ではダメである。運命に翻弄されてはいけない。自ら動け。
*今自分が思いにいるということを当たり前に思ってはいけない。すべての偶然、数々の大きな心に支えられて自分はここにいることを肝に留め、振り返って立ち止まり、をして自分もかえしていく。
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自転車で世界一周、3年半の予定が7年、9万5千Kmの旅行記。
同じような旅をしている人々との出会いと別れ、偶然の再会。
7年分を1冊にはとても収めきれないでしょうね。もう少し読みたくなるような、面白く感動的な旅行記でした。
これを読んでいて、20年以上前に旅行中のカイロ空港で日本人大学生のバックパッカーに声をかけられたのを思い出した。「日本語の会話に飢えており声をかけさせていただきました」と、。香港から陸路でここまでたどり着いたが、途中トルコで襲われて荷物を盗られ、大使館でパスポートを再発行してもらい旅を再開したが、体調を崩して帰国するところです、というちょっと切ない話だった。その後彼はどうしてるのかなぁ?
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自転車と旅が好きな人には読む価値120%です。
日本での生活をゼロにして、世界一周の旅に出る行動力には感服するしかありません。文章も上手で各シーンごとに区切って書いてるので読みやすい。
ただ、これだけの壮大な旅を1冊にまとめるのは無理があるようで、書かれてないであろう部分が相当ありそうです。でも興味がそそられるので完全版とか、もしくは石田氏が旅先で書いてた日記を手書きのままで構わないのでそのまま本にして欲しいくらいです。
あとはもう少、し旅先で出会った人とかとの後日談的なものが欲しかったかな。
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とても読みやすくぐいぐい引き込まれてしまった。一緒に旅しているような。
タンザニアの紅茶が美味しいというのがとても気になる。
他の著作も読んでみようと思う。
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アミーゴでカード待ちをしながら、ハンモックで読む。面白い。文章がいい。
やっぱ自転車いいなー。こいでる時はそんないいと思わないんだけど、自転車の空気感が好きだ!日本帰ったら乗ろう!
そして、彼がそんなにいいというティカル遺跡。ぜったい行かねば。
人から受けた親切を、自然な文章でかく。そこがいい。いやしい自分に気づいて、葛藤しているのもいい。この本の空気感が、いい。
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自転車で世界一周!!出会いと別れの7年半の旅物語。
これを読んだあなたは、きっとどこかへ旅したくなるはず。
バックパッカー入門!!
長崎大学:カリフォルニア
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最高に感動した。読んでる最中何度も鳥肌が立った、読み終えたときには涙を流してしまった
世界の広大さ、そこに住む人たちの日本に住んでいては想像もつかないような優しさと懐の深さ。そして怖さ、理不尽さ、美しさ、そういった数々の素晴らしい思い出を追体験させてもらえたことを本当に感謝したい
巻末にも書かれていたけど、ここに書かれているのは彼の旅のほんの一部にしか過ぎないのだと読んでいて感じた。7年半に及ぶ大冒険は当然のことながらどう頑張っても文章に収まりきるものではないのだろう
世界の各地で彼が受けた「優しさ」は日本における「優しさ」とは根本から異なるのではないかと感じた。他人に対する慈しみ、純粋さ、自然さ、どれも日本にはないように思えた
もちろんだから海外が良い!という話ではなく、日本にだって良いところをたくさんあると思う。でも何事も自身で体験するまではわからないものだ
何しろとても楽しく、面白く、感動する一冊だった
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7年半かけて自転車で世界を旅したパワー溢れる旅行録。一度も日本に帰っていないのがすごい。こういう旅、自分でやりたいとは全く思わないだけに、本を読むと旅のおすそ分けをしてもらえるような気がして楽しい。旅する中で親しくなった人たちと、世界のいろんな場所で再会するのも面白いなぁ。