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ズーニーさんのコミュニケーションの本。
これで2冊目ですが、いずれもわかりやすく、ズーニーさんの熱い思いが伝わってきます。
単なる、コミュニケーションのスキル本とかノウハウ本ではありません。
日経ビジネスオンラインのコラムから山田ズーニーさんを知ったのですが、等身大で訴えかけてくるズーニーさんの言葉がとてもためになります。若手の人にはぜひ読んでもらいたい本です。会社の推薦図書になっても良いのではって思うぐらい。
想いが通じるための5つの基礎として
1.自分のメディア力を上げる
2.相手にとっての意味を考える
3.自分が一番言いたいことをはっきりさせる
4.意見の理由を説明する
5.自分の根っこの想いにうそをつかない
としています。
そして、自分のメディア力とは、
「その人固有の人との信頼の体系」
となっています。要は「何を言うか」ではなく、「誰が言うか」がポイントです。
本書の中で、ぐっと思ったのが大き3個
(1)いい「問い」を発見する
いい「問い」が明確な意見と相手が納得する根拠をうむ
(2)正論は人を動かさない
言葉は関係性の中で人の心に届く
(3)共感を入り口とする
教えようとする人に共感はもてない
などなど。
明日から、さらに自分のメディア力あげていきましょう。
ズーニーさんの日経ビジネスのコラムはこれ
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090407/191217/
新人向けのコラムです。
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● 5つの基礎
1.自分のメディア力を上げる
2.相手にとっての意味を考える
3.自分が一番言いたいことをはっきりさせる
4.意見の理由を説明する
● メディア力を高めるというのは、自分のことをこう見て欲しいという姿に近づけること。
● 話は時間、空間、人の3つの軸で広げる。
● 意見と「なぜ」でコミュニケーションがほとんどできる。
● 人を説得するには、相手の関心を論点にし、その解決策としての提案→解決できる理由→提案内容→採用された場合相手に訪れる効果
● 先に入った情報が、後の情報を規定する。
● 人の発信には100%、心を込めた早めのアクションを心がける
● 読んでもらいたい文章があるなら、まず相手と共感することから書き出すこと!クレームならとにかく共感する。
● 自己紹介は過去→現在→未来の話をする。つながりを意識したら覚えられやすい。
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色々と書かれていたが最も印象に残っている言葉は、
「自分の根っこの想いにうそをつかない」、というものです。
当然なのかも知れませんが、実行するのは難しいと実感している。
技術を磨いて自分の想いを伝えるためには訓練が必要である。
当たり前のことを気づかせてくれる本である。
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大人どおしだと会話が全く成り立たないということは無い。でも時々スッキリしない気持ちが残ることがある。要するに論点がずれていたということなのね?!この本を読んで霧が晴れた気持ちになった。また今まで本を読むことは知識を入れることだと思っていたけど、本を読むことは著者が何を言いたいか的確につかむ訓練の場。この本は読書法の本ではないけれど、そのようにも認識した。
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著者の「大人の進路教室」というポッドキャストの番組は聞いて
いたことがあった。
進路を決断してきたいろんな人たちにその話をしてもらいながら、
インタビューする番組。
少し息苦しくなって聞くのを止めていた。
図書館でこの本を見かけて、手に取った。
自分を表現することでもがき苦しんでいる人。
表現することに妥協しない人。
どんなに苦労しても納得いくまであきらめない人。
そう至る心境の変化。
点で話して伝わらないもの。
まわりくどくなっても線で説明したい。
相手に伝えて、相手が知りたいことに応えて、理解しあいたい。
あきらめないための解説書。
熱苦しい本当の自分に向き合うために。
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話が伝わらない理由
・何が一番言いたいことなのかわからない
・話す人のメディア力が低い
・自分の根っこの思いが弱い
とのこと。
この本、個人的にすごくわかりやすかった。
テーマが大きれば、それを小さな問いに分解して、
自問→自答を繰り返せばよい。
・時間軸
・空間軸
・人軸
メディア力を高める
相手にとっての意味を考える
一番いいたいことをはっきりさせる
その理由を伝える
根っこの想いに嘘をつかない
■問いを分解することができていないから、
他人の意見を自分のものにする
問いの本質ではないことを話す
└命について→殺人について
ということが起こっている。
■結論では通じなくでも、問いなら共感しあえる
遅刻はなぜいけないんだろう?
相手の時間を大切にしてあげられるから。
■論理力を鍛えるためには、「決め」が必要。
「決め」は空気を切り取るため、反対意見も多い。
└修飾後をやめてみる
びしっと、しっかり、かなり、とことん、
■話す順序
論点→なぜか→意見
□余談
・今、私たちは中身ではなく、それがまとっている「情報」でものを判断するようになった
CM、ブランドイメージ、評判、デザイン、口コミ、置いてある場所
・先に入った情報の支配力が高い
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コミュニケーションの基本は、人と人との間に橋を架ける作業。
伝えなきゃ伝わらない。
でも何をいうかよりも、どんな人が言うかが相手に伝わるかを決めることがあります。すなわち言葉は関係性の中で相手の心に届くのです。
そのために必要なこと以下の点
①自分の信頼性を高めること。
②相手にとっての意味を考える
③自分の言いたいことをはっきりさせる。
④自分の根っこの思いに嘘をつかない。
話の筋は次のような順番で考えること。
自分で質問をつくる(論点)
自分の答えを考える(意見)
なぜそう言っているか説明(根拠)
共感をもってもらうには同じ目線で話をするように心がけること。
正論を述べる時あるいは教えようとする時は、目線が相手より高くなっています。
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自分の人生において、最も大事にしたい本の一つ。何回も読み返して、だんだん体内化できていると実感する。
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かつて新人の頃に上司から「あなたの話は分かりにくいから、この本を読んでみなさい」と勧められた。7年経ち、今度は逆の立場でどのように指摘したら良いか、また自分が改めるべき点がないかを再確認するために読んだ。著者が思いに引っ張られ、ところどころ文脈から外れますが、それも味があると思える範囲。あらためて学びある一冊でした。
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進研ゼミの小論文メゾットを開発し、考える力、書く力の育成に尽力してきた筆者がおくる、究極のコミュニケーション技術(帯から)
どこの馬の骨かわからない人の話より大学教授の話のほうが説得力があると感じるように、話を伝えるためには相手に信頼してもらうことが大事ってことが全体の話。
著者はそれを「メディア力」と名づけてどうすればメディア力を高めることが出来るか、損なわないでいられるかを技術として伝える。
重度のひきこもりにでもならないかぎりコミュニケーションは現代人には必須。
苦手だの向いてないのだの思っている人ほど読んで欲しい本。
話すだけでなく聞くときにも役立つ話だと思う。
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私が職場でしんどい理由がよーく分かった。
でも、「私はあった瞬間その人の性格はもちろん家族背景やヒストリーまで分かるのよ。自分でも怖いけど、本当なのよ。」が口癖で、とんちんかんな読みで人を決めつける上司相手に、通じ合えるとは到底思えない。
「あの子の目は母子家庭で育った目よ」「いえ、彼女は両親そろっていて、お父様は大きな会社の上の方にいらっしゃいます」
「あの子はメス豚の臭いがする。男に溺れてるわね」「彼女は引っ込み思案の二次元の子で、男子学生とも目を合わせません」
こんなのの繰り返し。もう疲れた。
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本書は単に上手なコミュニケーションの取り方をレクチャーしている訳では無く、良好な人間関係を作るために、そして、自分や周り人たちの目的の実現のための考え方や行動を示してくれています。
「自分の話は通じている」と思っている人も、ぜひ一度読んで欲しい本です。
自分は、もっと早く読んでいれば良かったと、少し後悔しています。
最初は具体的な事例から入って行き、徐々に抽象的な話に持って行かれているので、とても読みやすいです。
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「どうしたら通じるのか」という問題にむきあった時点で意味があるのかもしれない。
メディア力という考え方、第一印象など、確かに、と思った。
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相手とのコミュニケーションについて考えせられる内容。
単に話し方を磨くのではななく、情報=自分のメディア力×話す内容として言い手のイメージが大切であることが述べられている点で新鮮だった。
確かに同じ内容でも話し手によって受ける印象は異なるため自分というメディアを高めることは相手とコミュニケーションをとるうえで大切であると感じた。
また、コミュニケーションをとる上でヒントとなる考え方が挙げられており参考になった。
意見は共有できないが問いなら共有できると言う考え方は大変勉強になった。
意見は個人により異なるが、問いであれば対等に向き合うことができる。
同じ問いを理解をすることができればそこから議論することも可能であろう。
5w1hを使って問いを掘り下げていきたいと思った。
相手への意味を考えるという発想も面白いと思った。自分が伝える内容が相手にとってどんな意味をもつものか考えて話すことで相手への伝え方も変わると思う。
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一番大事なのは、あなたが心から話したいことを選ぶことだ。自分でも面白い、あるいは切実で話さずにはおられない、つまり、動機がしっかりした問いを選ぶ。人前だからと立派なことを言おうとする人がいるが、それは自分が話したいことか?自分にしか話せないことか?人前で話すのは、頭も使うし勇気もいる。あやふやな動機ではもたないし、何より話す本人がつまらない。本当に話したいことを言うとき、人は輝きが違う。(p.93)