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ポアロはほとんど登場せず。
おいしい所だけちゃっかりと持っていく。
主人公の出番が少ないのは
「バートラム・ホテルにて」と似ているが、
それと比べると物足りない。
ポアロもので彼の出番が少ないのはいまいちかも。
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タイトルからして時計が重要な役割を担っているのかと思いきや、時計である必要性はなくしょぼい解答で拍子抜け。
また、話はダラダラと長いですし、ご都合主義的な展開が多く鼻につきます。ポアロによるミステリー評論も感心する内容ではなく、総じて不出来な印象です。
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数あるアガサ・クリスティ作品としてそれほど目立ったものがあるとは思いませんでしたが、1960年代の作品とあってか当時ブームとなったスパイ要素が加味されていてそこが面白かった
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「ことにワトスン医師というすばらしい人物の創造。あれはまさに大成功だよ。」
「あの愛すべき友。ヘイスティングズ。きみにも幾度となく話したことのあるわが友、ヘイスティングズ。」
歳をとったポアロのこういう発言はなんだか切ない。
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タイピストが登場するミステリーという点に惹かれて読んだクリスティー作品。奇妙な殺人事件。個性的な隣人たち。スパイ要素もあり。お馴染みの名探偵ポアロが主人公ではなく、ゲスト的扱いで公物語後半から登場。もったいぶりながらしっかり美味しいところを持っていく老人探偵。推理しながら読むのは楽しかったけど最後の最後で正直なところ え?!というような終わり方だった。タイトルの複数の時計が実は…若干拍子抜け。犯人が誰かわかりそうでわからない感じが楽しい。
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なぜ殺害現場に時計が置かれていたのか?とか、指していた時刻にはどんな意味が?とか、…真剣に頭を捻った自分がバカみたいだなぁ、と思いました。
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映像で見たことがあったので、犯人はなんとなく覚えていたけど、やっぱり本で読むと詳細がわかる。もう一度映像を見直したい。
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久しぶりに最初から引き込まれる舞台装置だった。動機の部分(人に成り代わっているから、成り代わった人を知っている人に会いたくない)は他にもあったような。舞台装置はめくらましで関係ないのは、よくあるパターンかもしれない。それにしても二重の解決編があるとは。
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ポアロシリーズ29作目。
あらすじの内容に惹かれて読みはじめたのだけれど、<死体を囲むあまたの時計の謎に、ポアロが挑む>というほど時計は多くない。笑
そして晩年の作品だけあって、年老いたポアロの登場が少ないのが残念。
ほとんどが情報部員のコリンとハードキャスル警部の捜査でストーリーが進む。
でも、いいとこ取りのポアロの謎解きスピーチはやっぱり引き込まれる。
複雑な人間関係と、こことここが繋がるのか、と読んでいるだけでは想像つかない結末だったけれど、ポアロの謎解きでおおー!と合点がいった。
ポアロが読み耽っていた歴史ミステリーと、その講義のような紹介も大事な構成のひとつだったのだと納得。
ヘイスティングズを想い、回想するシーンは切なくなってしまった。
ポアロシリーズ、やはりポアロとヘイスティングズのバディがいちばん好きだ!
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中学生の頃読んで話は記憶にないけど、とてつもなく面白くなかったという印象だけ覚えていた本書。例の『完全攻略』でも⭐︎と最低評価だったのでちょっとクリスティ完全読破のためとはいえ、少々気が重かったが…
読み出してみるとそれほど悪くない。すぐに事件は始まるし最初に提出される謎も興味を惹かれる。が、そこまで。
謎は中途半端でしかないし後出しの設定も多い。なんだかテンポも悪くコリンの手記風に語られる章も一人称が変わるだけでその必然性が分からない。ポアロの態度も何だか煮え切らないし、スパイものテイストが混じるのもポアロものでは良かった試しがない(トミーとタペンスは好きだけど)。中学生の頃の記憶は正しかったかな…
しかしビッグ4よりはましかもしれない。
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ポアロじゃない2人の人物の視点で話が進められていく。
でも最後はやっぱりポアロがさらっと事件を解明していくのがさすが!
今回もポアロの自惚れ具合にクスッとした。
今回の語り手の一人が殺人犯とは別に、ある人物を探していた。
最後にそれも明るみに出るけど、予想外の人物で驚いた。
さらにその人は他の人とも縁ある人だったり…
最後の最後にビックリさせられた。
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クリスティーでよくある展開。特に目立ったトリックやキャラはいなかった。柿沼瑛子さんの後書きが良かった。
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アガサ・クリスティー。ポアロシリーズ。
盲目の教師の家でタイピストが謎の男の死体を見つける。
現場には謎の複数の時計が置かれていた。
ポアロシリーズではあるがポアロの出番は少なく、ぽっとでの情報部員が語り手となり進んていく。
正直平凡以上のできではなく、複数の時計の意味も拍子抜けで、情報部員側の任務も、なぜ混ぜたのかわからないできでした
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翻訳の問題か?楽しさが微妙に伝わらない。読者の方の酷い感想が多々書かれていた。やっぱり。。。タイプ引受所に勤務するシェイラは、速記タイピスト派遣の依頼を受け、依頼人のもとへ向かった。しかしそこで目にしたのは知らない男の死体だった。その部屋の住人は目が見えないペプマーシュ。彼女はタイピストを依頼していなかった。また部屋に置かれた複数の時計、死んだ男は何者なのか?誰が彼女を呼んだのか…。多くの謎が残る中、タイピストが殺され、さらにもう1人。犯人動機はまあ納得、が、伏線未回収の酷さと不明なミスリードが多すぎ。②
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ポアロ@住宅街!隣近所を巡りながら、噂話を聞いて歩く。この街、なんか変じゃない!?といっても動き回るのは警部と諜報部員で、ポアロは安楽椅子に座り小説を貪り読んでいるのだけど。そのポアロの口を借りて展開される推理小説論がすこぶる愉しい。大仰な事件の仕掛けと、それの解決される顛末は、古今東西の小説で繰りひろげられる、奇妙奇天烈なトリックを嘲笑うかのよう。晩年のクリスティーは、自ら創りあげたミステリの枠組みそのものを破壊しようと腐心していたようにおもえる。枠の、本の外側へ!ポアロだって時には外へ出たくなるのだ。