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ミス・マープル・シリーズ
ある日新聞に載った殺人予告の広告。ゲームと思い殺人が起きると予告された家に集まる人々。殺害された強盗。家の女主人の富豪の秘書時代の過去。残された遺産と富豪の妹の子供の行方。
2010年1月24日読了
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クリスティ生誕120周年記念読書3冊目。初!ミス・マーブル。
途中で犯人は分かったけど、最後の解決までは予想できず。最初に新聞広告から始まるのは面白い趣向。
読みやすく一気に読みました。
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大がかりな芝居がかったトリック。
それにはちゃんと裏がある。解明される謎にワクワク。
こういうの大好き。
ドラマもよかった。BGMがえらいのどかで、その中で「えいっ」という感じで
殺人未遂がおこったりしてなんか笑ってしまった。
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何度目かの再読。何度読んでも色褪せない面白さがあります。
現代の推理小説にはこの人物描写の豊かさはなかなかみられないなと思いながら読みました。
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「クリスティーの秘密ノート」でマイブーム中なのでたぶん3回くらい読んでいるのでさすがに内容も犯人も覚えてたけど楽しんで読めた。
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殺人予告を地域新聞に掲載するという意表をついた始まりから、事件、謎めいた住人たち。マープルの登場シーンも多く、楽しく読めます。
犯人の意外性は(伏線が貼りまくられているので気付く人も多いはず)そんなにありませんし、この作品がクリスティーのベスト10にランクインする程のものかは個人的には疑問が残りますが、それは他に別格の傑作があるからで、推理小説としては佳品といえると思います。
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予告に基づいた殺人が本当に行われる。
はじめは冗談だと思って読んでいた。
本当に殺人が行われ、びっくりした。
全部題材を伏線として提示しているのか、
これから題材を提示するのか。
どきどきしながら読み進みました。
ps.
イギリスの田舎町は、こんなに地元の人は集まってパーティをやるものだろうか。
ミス マープルものは、イギリスの文化、風土とを知るのによいかもしれません。
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伏線がいっぱいあって楽しかった。
時間を空けてもう一度読んでみたい。
ミッチーさんがギャーギャー騒いでて、
うるさいなと思ったと同時になんか可愛いと思ってしまった。
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ミス・マープルものの魅力全部載せな作品。
人間関係が複雑に絡み合っていて、綺麗な一本の糸に戻ったときには、最初見えていたのとまったく違った光景が広がっているのです。
みんなが気にも止めていなかった人物達の証言が、すべて真相をついていた、というのも絶妙でした。とかく女性の話は自分本位になりがちで、他人が聞くと不可解だったり誇張気味に聞こえたりするものですし。
人間の悲しさ、その描写はとても女性的であると思います。
あんまり書くとネタバレになってしまいそうですが、ミス・ブラックロックとミセス・ゲドラーは、陰と陽のように思えました。
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ほんわかした雰囲気が良かった。何人も殺されるんだけど、凄惨な感じがまるでなく、マープルが楽しそうに事件を解決していた。クリスティもこんな感じのお婆さんだったんだろうなと思った。
午後に生まれたからピップとエンマというのは意味が分からなくて調べたらP.M.をもじった言葉遊びらしい
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ミスマープルものを始めて読んだ。
秀作。この人のミステリーはやはり面白いと思う。
映画”情婦”とポアロシリーズ(デビットスーシェ)がもう最高。
どんな人生でもその人次第で良くも悪くもなる、的な言葉がとても重い。
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甘美なる死と共に、様々な人間模様も味わえる濃厚な一冊でした。
犯人は何となく分かったものの、ある伏線の意味に気づけなくて悔しい!ネタバレになってしまうので詳しくは言えませんが、これから読む方はある人の発言に注意して読み進めて下さい。
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アガサ・クリスティーの長編で、登場探偵はマープル。
ある朝、イギリス田舎ののどかな村、チッピング・クレグホーンでは、いつものように地方紙「ギャゼット」が配達されていた。いつものように新聞を読んだ村人は仰天した。広告欄に、殺人の予告が載せられていたのだ。予告通り、6時半に、指定された家に集まる村人たち。誰もが悪ふざけだと考えていたが、事件は本当に起こった。たまたま村に滞在していたミス・マープルが持ち前の好奇心から調査を開始する。
伏線の巧みさと、村ののどかさが印象に残る作品。特にある伏線については、途中で何度も言及されているにもかかわらず完全に読み飛ばしてしまっていた。もっと気をつけて読むべきだった。
クリスティ作品の例に漏れず、登場人物は脇役に至るまで個性的。中でも、被害妄想気味な移民メイドのミッチーがいい味を出している。雇いたくはないけど。
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奇抜なタイトル、犯人設定、得意の電気系統…クリスティらしさを感じる作品です。登場人物と台詞が非常に多い。クラドック警部の手がかりに導かれるくだりの運命的なところなど、こういうの有るかもと思います。違和感、引っかかりなどから謎がほつれていく…。そしてマープルはクリスティの分身なのかな、とも思えます。
それにしてもクリスティは挑戦的な作品が多いですね。手品師は客に挑戦するな、と言われていますが。
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朝刊に殺人をお知らせ申し上げます、という衝撃的な広告が載る。何かのパーティーだと思った村の人は、広告に載っていた家に実際に向かうが、その場で本物の殺人が起こる。大胆不敵な事件にミス・マープルが挑む。
さりげない会話の中に巧みに伏線をしのばせるのはクリスティーの得意技ではあるのですが、今回はそのさりげない会話が中盤に多すぎたようにも感じます。そのためにちょっと中だるみ感を感じてしまいました。
でもやっぱりそのしのばせ方は巧いの一言に尽きます。途中違和感を感じたところがあったのですが、それが最後のマープルの推理披露できっちりとそのモヤモヤが明かされた時の快感は、やはりクリスティー作品だから味わえるものなのだと思います。
もう一回問題のところを読み返してみると、ああなんでもっと深く考えなかったのか、と歯噛みしてしまうんだろうなあ。それが本格ミステリーを読む醍醐味でもあると思います。