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舞踏会のさなかに刺殺された子爵と美貌の婚約者の変死、消え失せた機密書類の行方、
忽然と消えた使用人の謎など、ポアロとヘイスティングズの名コンビが数々の難事件に
挑戦する! ポアロもの11篇のほかに、ミス・マープルもの1篇、怪奇もの1篇を収録。
クリスティーが、短篇の名手ぶりをいかんなく発揮した傑作集。
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舞踏会のさなかに刺殺された子爵と美貌の婚約者の変死、消え失せた機密書類の行方、忽然と消えた使用人の謎など、ポアロとヘイスティングズの名コンビが数々の難事件に挑戦する!ポアロもの11篇のほかに、ミス・マープルもの1篇、怪奇もの1篇を収録。クリスティーが、短篇の名手ぶりをいかんなく発揮した傑作集。
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舞踏会のさなかに刺殺された子爵と美貌の婚約者の変死、消え失せた機密書類の行方、忽然と消えた使用人の謎など、ポアロとヘイスティングズの名コンビが数々の難事件に挑戦する。
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ポアロとマープルが堪能できた。ヘイスティングズが大活躍しているのも嬉しい。飽きないな、クリスティは…、でもだんだん読んでいない本が少なくなってくるのが寂しいな。否既刊の半分も読んでいないハズだけれど、図書館で通常の書架に並んでいるのは、もう大体読んじゃったから、別のを借りようと思ったら係りのひとに取ってきてもらわなくちゃならないんだもん。面倒だ。(2009-05-15L)
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『戦勝記念舞踏会事件』
エルキュール・ポアロ・シリーズ
イタリアの妖精に扮した貴族の死。遺体から発見されたコカイン。同じ日にコカイン中毒で死んだ恋人の謎。
『潜水艦の設計図』
エルキュール・ポアロ・シリーズ
かつてスキャンダルを起こした武器の設計者の屋敷から消えた潜水艦の設計図。ドイツのスパイの存在。
『クラブのキング』
エルキュール・ポアロ・シリーズ
家族団らん中に飛び込んできたダンサー。殺害されたのはダンサーを強請る男。女占い師の予言。ダンサーの婚約者の貴族の依頼
『マーケット・ベイジングの怪事件』
エルキュール・ポアロ・シリーズ
不自然な自殺。ジャップ警部との休暇中に起きた事件。自殺した男を強請っていたと思われる夫婦の逮捕。ジャップ警部の趣味。
『二重の手がかり』
エルキュール・ポアロ・シリーズ
自分のパーティの客の中に宝石泥棒がいると不安がる貴族。現場に残されたシガレットケースと手袋。ロシア貴族のイニシャルの秘密。
『呪われた相続人』
エルキュール・ポアロ・シリーズ
長男が家督を相続できないという呪いのかかった家族。呪いのように死んでいく一族。新たな相続人の少年の周りで起きる事件。少年の髪の色に隠された秘密。
『コーンウォールの毒殺事件』
エルキュール・ポアロ・シリーズ
夫に毒殺されるとおびえる夫人。ポアロが調査に赴くとすでに殺害されている。夫婦の姪の婚約者。婚約に反対する夫人の秘密。
『プリマス行き急行列車』
エルキュール・ポアロ・シリーズ
急行列車で殺害された貴族夫人。かつての恋人の存在。失踪した夫。メイドの語る婦人の服装の秘密。
『料理人の失踪』
エルキュール・ポアロ・シリーズ
失踪した料理人の捜索。屋敷にすむ下宿人の秘密。下宿人が務める銀行での横領事件との関係。料理人の親戚の残した遺産の秘密。
『二重の扉』
エルキュール・ポアロ・シリーズ
旅行中に出会った少女。高価な骨董品を運ぶ途中盗まれた品物。依頼人のもとに届けられた商品。
『スズメバチの巣』
エルキュール・ポアロ・シリーズ
殺人事件を防いでほしいという依頼。ある男に命を狙われているという依頼人。
『洋裁店の人形』
洋裁店に飾られた不気味な人形。夜中に店長の机の前に移動する。オカルトシリーズ。
『教会で死んだ男』
ミス・マープル・シリーズ
教会で死んだ男。「サンクチュアリ」という死ぬ間際の言葉。死んだ男の姉夫婦の秘密。発見者のスーツケースを狙う謎の男。
2009年10月28日購入
2010年4月21日読了
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ポアロものを中心にした短編集。
なぜ、ポアロもの以外を入れたのかの趣旨の説明がない。
短編ものでは、似た作品があったり、重複して収録していたり、
単行本、文庫にするのであれば、収集の方針を示して欲しい。
「クラブのキング」は、終わり方が解せない面もあった。
警察ではないとはいえ、犯罪に対する対応方法は、どうなっているのだろう。
ポアロの性格からすると、長編の方が合うような気がする。
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ちょっと時間が足りなかったので、全部読めたわけではない。
借り物。
そもそもミス・マープルが読みたかったので、タイトルにもなっている「教会で死んだ男」のみを読んだ。
教会で男が死に、その死を見取った女性が、男の死と死後に起こったことに疑問を覚え、名付け親でもあるミス・マープルに相談したことから謎解きが始まる。
舞台はチッピング・グレルホーンで、担当刑事はクラドック。予告殺人と同じ村が舞台。
短編なので、それ程難解な展開はない。
面白かったとかそういう感想以前に、返却期限が迫っていたのでそればかりが気になったところが印象的。
何時ものごとく、主人公であるはずのミス・マープルは完全にサポートに回っており、男の死に行き当たった女性がメインを勤めている。
余談だが、ジョーン・ヒクソン主演のドラマ、ミス・マープルに出演するクラドック警部が、正統派イケメン。
舞台は別の村(セント・メアリ・ミード)だが、鏡は横にひび割れてでクラドック警部が出演し、その際にミス・マープルを叔母さんと言っている。
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【戦勝記念舞踏会事件】【潜水艦の設計図】【クラブのキング】【マーケット・ベイジングの怪事件】【二重の手がかり】【呪われた相続人】【コーンウォールの毒殺事件】【プリマス行き急行列車】【料理人の失踪】【二重の罪】【スズメ蜂の巣】【洋裁店の人形】【教会で死んだ男】。エルキュール・ポアロが11編、ミス・マープルが1編、ノンシリーズが1編収録されています。
地味な事件を扱った作品ばかりですが、【潜水艦の設計図】は【謎の盗難事件】、【マーケット・ベイジングの怪事件】は【厩舎街の殺人】、【プリマス行き急行列車】は【青列車の秘密】の下敷きになったとされる作品ですし、【二重の手がかり】ではポアロが唯一想いを寄せた女性が登場するので、ファンなら逸早く押さえておくべき一冊だと思います。
マイベストは一番出来の良い【マーケット・ベイジングの怪事件】です。
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ポアロの短編第一作が収められている。ゴルフ場殺人事件からアクロイド殺しの間に発表された短編がほとんど。短編は取ってつけたように終了するので、面白くない。
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著者:アガサ・クリスティ(Christie, Agatha, 1890-1976、イングランド、小説家)
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一番印象に残ったのは「洋裁店の人形」
これは探偵は出ない怪奇もの。題名からして日本だったら市松人形の毛が伸びる的なものか、と想像する。洋裁店のイスにふと気がつくと布製の人形がすわっていて、いつからあるのか店員やなじみ客は分からず、しかも場所を移動している、気味悪がって店長は仮縫い部屋に閉じ込めるがいつのまにかお気に入りのイスに座っている。・・はては呪いの惨劇が発生か?と思いきやそこはクリスティ、胸に刺すオチをつけてくれた。女の子に「ほんとに、あたしは、好きなの。このお人形もそういってもらいたいのよ。かわいがってほしいと思っているのよ」
ポアロもの11編は全編ヘイスティングスの語り。ヘイスティングスの語りだと、回想という形になるので、落ち着いて静か。この語り形式が好きだし、読みやすい。のちの中編や長編の原型となる短編が3つある。
・戦勝記念舞踏会事件 The Affair at the Victory Ball (1923年)ポアロもの。
○潜水艦の設計図 The Submarine Plans (1923年)ポアロもの。(短編「謎の盗難事件1927」短編集『死人の鏡』収録の原型)
・クラブのキング The King of Clubs (1923年)ポアロもの。
○マーケット・ベイジングの怪事件 The Market Basing Mystery (1923年)ポアロもの。(短編「厩舎街の殺人1936」短編集「死人の鏡1936」収録と非常によく似ている)
◎二重の手がかり The Double Clue (1923年)ポアロもの。ヴェラ・ロサコフ伯爵夫人が宝石好きとして登場(短編集「ヘラクレスの冒険」の「ケルベロスの捕獲1947」でクラブ地獄の経営者としてポアロと再会。ポアロは派手で大柄なこの夫人が好きだ、と表現されている)
呪われた相続人 The Lemesurier Inheritance (1923年)ポアロもの。
・コーンウォールの毒殺事件 The Cornish Mystery (1923年)ポアロもの。
○プリマス行き急行列車 The Plymouth Express (1923年)ポアロもの。(長編『青列車の秘密1928』と同じプロット)
・料理人の失踪 The Adventure of the Clapham Cook (1923年)ポアロもの
・二重の罪 Double Sin (1928)ポアロもの。
・スズメ蜂の巣 Wasps' Nest (1928)ポアロもの。
・洋裁店の人形 The Dressmaker's Doll
・教会で死んだ男 Sanctuary (1954)マープルもの。
1951,1961発表
2003.11.15発行 2016.10.15第4刷 図書館
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ポアロの短編が11篇とミス・マープルの短編が1篇、ポアロでもミス・マープルでもない怪奇ものの短編が1篇の短篇集。ポアロは映像で見たことがあった話だった。やっぱりヘイスティングスが出てると面白い。1番好きなのは、ミス・マープルの短篇「教会で死んだ男」。映像があれば見てみたい。
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クリスティーのオールスター短編集!
ポアロとヘイスティングスの名コンビだけでなく、隠れた名コンビであるミス・マープルと牧師夫人のバンチの活躍も楽しめる。
「スズメ蜂の巣」庭にいたジョン・ハリソンのところにポアロが訪ねてくる。他の作品とはちょっと毛色が違う印象的な作品。ポアロが事件を防ぐことに成功する様子を、当事者の側からどうぞ。
「洋裁店の人形」これだけは怪奇もの。はっきり言って怖い。人形が苦手な人は避けた方がいい。
「教会で死んだ男」ハーモン夫人ことバンチが、教会の中でぐったりしている男を見つけた。亡くなった男のことを知ってエクルズ夫妻が訪ねてくる。夫妻に何かを感じたバンチは、名付け親であるミス・マープルを訪ねた。2人の推理と作戦がわくわくさせてくれる作品。
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初めてのアガサクリスティーだった。基本的に海外作品は読まないため、人物把握が難しかった。海外の名前は馴染みがあまりないし、登場人物が多くなると日本の作品以上に状況をうまく理解できない所があった。
しかしこれが、アガサクリスティーかという感慨もあり面白さがあった。
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短編なので事件発生から解決まで随分とスピーディーではあるけれど、長編に負けないくらいの満足感があるのが流石クリスティーと思う。人々の情に弱いので『クラブのキング』『マーケット・ベイジングの怪事件』辺りがお気に入りで、『二重の手がかり』『呪われた相続人』の容赦の無さが最後まで面白かった。