紙の本
13歳で職業を決めなくてはならない不幸
2005/09/04 21:43
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る
村上龍+はまのゆか画の前作『あの金で何が買えたか』と同じように、企画で売れた本と言っていいだろう。現実に即して言えば、一部の職業を除けば、大学へ行けという結論であり、その一部の職業でさえも大学へ行ってマイナスになるわけではなく、どうせ大学に行くならよい(適した)大学・学部に行けということになる。
そのような面では、この本よりも河合塾の進路選択に関する本『学問の鉄人(文科系編)』、『わかる!学問環境・バイオの最前線』、『わかる!学問理科系の最先端』、『14歳と17歳のBOOKガイド』などが、ずっと分かりやすく、実用性が高い。
村上龍は文部科学省の「ゆとり教育」路線、興味・関心による進路決定を支持しているようだが、興味・関心があっても、能力・適性に合わない職業を選択するのは、不幸だと思う。『健全な肉体に狂気は宿る』で内田樹も言っているように、職業決定は「自分はこれがしたい」と主張することによってではなく、「自分は他人のために何ができるか」を問うて、なされるものだ。たとえ、能力があっても、興味・関心のあることは、趣味にとどめるのが幸せな場合すらあるのだから。
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職業についてわかりやすく書いてあり、また私の知らないような職業もたくさん掲載されていていい。自分が知らなかった職業を見て、これになりたい!と思うこともあると思う。
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大人が読んでも面白い。もっと昔にこんな本を手にしていたら今のワタシももう少し違った人生を送っていたんだろうなぁ。
ちなみに姪(小学6年生)に読ませたところ非常に興味をもってくれました。
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親戚に借りた。一時期話題になって有名。いろんな職業について、かわいいイラスト付きで説明されています。内容も、村上龍さんが書いてるだけあって、飽きない・おもしろいです。タイトル的に、小・中学生向きかなあ〜と思ってたけど、大人から子供まで関係なく読める本だなと思いました。中・高生は、色々進路について悩む時期やけど、この本で職業についての視野が広がりもすると思うし、おすすめです。
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中・高校生の教室に1冊あるべき本。たくさんの職業について掲載されているので、勉強になるし、自分の職業を辞書のように探すこともできる。
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世の中には色んな職業があるんだなぁ、と改めて実感しました。視野を広げる意味でも、一度目を通してみては?
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現在社会において、仕事、つまりはお金を稼ぐということへの認識が変化している。
そんな過渡期に、仕事に対する新しい価値を与えてくれる。
13歳とタイトルにあるように、職務が詳細に書かれているわけではないが、メリットとデメリットがはっきりと書かれているのは素晴らしい。
情報過多な時代にあっては、子供は自分の親以外の職業に興味を持ち、それを目指すのは当然と言える。この本は、そのための入り口となるだろう。
高い給料を稼げる職業から、本当に自分のやりたい職業を見つける時代に変わっている。それは子供だけに当てはまるものではなく、ただ何となく仕事をしてる大人にも当てはまる。今からでも遅くはない、自分のやりたい仕事を探す大人にも助けとなる本である。
家庭に1冊あれば、子供にさまざまなことを教えてあげられるのではないだろうか。もちろん、大人が教えられることもある。
村上龍氏の社会に対する問題意識の高さには驚かされる。しかも、意識するだけではなく、それに対して確かなアプローチまで残していく。
以前は変態小説ばかり書いてるのかと思っていた(笑)。しかし、村上氏自身が見本のように思えてくる。
ぜひ一読をお勧めする。
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「将来の夢がない・なりたい職業がない」
その原因の1つは、職業を知らないからだと思います。
いろんな職業の内容やメリット・デメリットなど
それぞれちょっと詳しく書いてあって、
真剣に読むにもパラパラっと見るにも丁度いいです★
13歳だけじゃなく、高校生、大学生、
そして社会人の方にも売れているそうです。
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村上龍の職業に対する考え方って共感する部分が多いです。自分で考えて自分が選ぶってことが、当たり前だけど大事なんですよね。
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知らなかった職業が沢山で楽しかったです。13歳で読むのはちょっと早いかもですが、進路に悩む人、将来に悩む人には手助けになる一冊でしょう。
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いろんな職業があることを子供に教えるのには便利か。しかし、んぅ、もう少し、って感じ。最近よりのネタが少ないかな?
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ベスト・オブ・職業紹介本!
いろいろの職業の長所・短所どっちも書いてあるところがまずいいです。そして、何もなりたい職業がない人に向けてのメッセージがあるということもよい。
できれば、将来を決めかねている子供たちのために小中高の学校の教室に1冊ずつ置いて欲しいくらいです。
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職業を探す(ハローワーク)というよりも、発想の転換の方法や可能性を見出そうとしています。自分ができるだろうことを追求していくことが、シンプルで正しい生き方なのだと思います。
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1800
2005/5/8
1900
2005/5/19
2冊目
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自分に子供ができたら、その子が13歳になったころにその時代にあった同じような13歳のハローワークがでるといいな