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政治、刑務所の裏側など興味深かった。
著者の人生への取り組みには感心した。
獄中と娑婆のギャップがまさに社会の理想と
現実のようで身にしみてしまった。
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やたら難しい言葉が多くって。もっと一般的な言葉を使えばいいのに、何故あまり普通には使わないような四文字熟語や単語を使うんだろう?それとなんだかエラソーな印象を受けてしまうんだよね。
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いろんな意味でショックだった。読んでいて気分の良い物ではないけれど、ひとつの情報として知っていた方が良いと思いました。高校生という時に読めてよかった。
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読むのがしんどすぎて飛ばし読み。
累犯障害者を先に読んでいて良かった。じゃなきゃ1.2ページで挫折していた。
修飾過多な文章といい、自分の善良さや正しさを微塵も疑わない(ように見える)「健全さ」といい、このまま進むなら私はこの人が大嫌いだ。
だけど、それらの不快さに耐えてでも読むだけの価値はある(真ん中辺だけは)。
罰にも矯正にもならないような、なんのためにあるのかわからない作業だとか、必要な支援が与えられない情況だとか、知るべきことがたくさんある。
ていうかこれプライバシーとかいいのかな。
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刑務所に入った議員はどんなことを考えていたのか?
元衆議院議員・山本譲司さんの『獄窓記』を読みました!
新聞広告の柳葉敏郎氏のコメント
「こんなにも涙した本はない!」に惹かれて買った本。
私は広告屋ですが、
広告屋は乗せられてしまう体質なんですね。
乗せる人だから、乗りやすい感じ。
あとは究極の興味本位。
国会議員という偉い先生が、
刑務所に入るとどんな扱いを受けるのか。
どんなことを考えたのか。
そして、なぜ、この本を書いたのか?
自分の立場をよくしよう? お金儲け?
いろいろ邪推しながら読みました。
山本譲司さんは、秘書給与詐取事件で
実刑判決を受けて刑務所に入ったのです。
その辺の経緯から新米受刑者としての日常、
障害を抱えた同囚たちの世話をするようになったこと、
出所までの日々が、本当にていねいに、こと細かに書かれています。
記憶力がいいなあと思います。
看守たちの扱いは意外と紳士的なんですね。
映画で見るような看守と受刑者の葛藤もなくはないにせよ、
山本さんが描きたかったのはそこではなく、
刑務所という施設のあり方や、そこで学んだこと、
自らの「人生の学校」としての刑務所の姿を
ありのままに描きたかったのですね。
自分の刑務所での経験を書くことは
葛藤があったと巻末で書いています。
プライドの高い人ほどそうでしょう。
でも、この一冊は、ちょっとかっこいい部分はあるにせよ、
自らのその時々の気持ちや日常を
ありのままに描いている点でとても好感が持てます。
そして、刑務所内で出所を間近に控えて
亡くなってしまう受刑者の話には、涙が出てきました。
作ったドラマではなく、本当の人間ドラマが描かれています。
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途中何度も涙がこぼれた。政治を志す人は、多分生きる力が人より強いのかもしれない。まさに山も谷もある人生だ。ノンフィクションに勝る小説なし。刑務所の中での葛藤と、自己反省、そこから自分の生きる道を見出していくさまが、わかりやすく描かれていて退屈しない。文中には現総理も登場し、人間味のある様子が描かれている。現在は、著作のラストで著者が志していた通り、福祉活動家の道を歩まれているそうだ。
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秘書給与詐欺で逮捕された元議員・山本さんの手記。
塀の中で観た行刑の現実、特に障害を持つ犯罪者の処遇の問題点について。塀の外に出るまでの体験。
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興味深い。日本の福祉行政について深く考えてしまう。しかし、同時に筆者の見栄と建前と逡巡と苛立ちが微妙に食い違いながら見え隠れする部分に、前科を背負うということがどういうことかがちょっと見えるような。
講演会に行ったときに出会った筆者がよくも悪くも等身大で書かれている本だな。
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障害者の塀の中の実態なんて考えたこと無かった。待遇改善するには規則を変える必要があるが、規則を変えるのは現場を知らない人間。『正しいことをしたきゃ偉くなれ』という言葉を思い出しました。
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正直言って、山本譲司という国会議員がいたことも、公設秘書給与流用で逮捕された事も、よく知らなかった。後半になって、辻本清美という名前が出てきてようやく「あー、この人知ってるわ~」となったけど、そういえば何か訴えられたとか何かあったかもなぁ、と思いだす程度で、政治に興味を持たない事が恥ずかしく思えるほど。
この本に書いてある事を全面信用すれば、山本譲司さんがしたことって、そんなに悪い事なの?と思ってしまうけれど、全てを正直に書いてる訳でもないだろうし、自分をよく書いてるのかも知れない。
ただ、刑務所の中での様子は興味深かった。
犯罪者なんだから、どんな扱いを受けようがしょうがないでしょ、という考えもあるかも知れないが、冤罪で放り込まれる人もいるかも知れない訳で、そういう人がこういう扱いを受けるというのはやっぱり理不尽ではあるなぁと思う。
山本さんは、元々福祉に興味を持っていて、そちらに力を入れてる人だったようで、刑務所の中でも敢えて、障害者が集まる施設を選んで、そこで働くけれど、刑務所の中というのは、外の世界の施設とは違って、不衛生だったり、病気もよく診てもらえなかったり、そのせいで、出所間近で亡くなってしまう人がいたりするというのは、やはり改善すべきことだろうと思った。
今は少しは改善されたのだろうか。
罪を犯して刑務所に入る事がなければ、現状を知る事もないし、興味を持つ人もいないかもしれないが、知るべきことは世の中にはたくさんあるのだと思った。
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男性にとって、母親というのは特別な存在なんだろうな、と思う。本編も興味深かったですが、引用された囚人が塀の中から母を思って詠んだ俳句や短歌は涙なしには読めませんでした。
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刎頸の友 ふんけいのとも→
たとえお互い相手の為に頚(くび)を刎(は)ねられても悔いはないというほどの仲のこと
中国の戦国時代の趙の物語
人の口に戸はたてられない
→人々が勝手に流すうわさ話はどうすることもできないということ
雪隠詰め 秘書と議員 一蓮托生
証左
未熟さと狡猾さがない交ぜ 市民感覚の解離 博引旁証
博引」はたくさんの資料や事例を用いて説明すること。
「旁証」は証拠となるものを出して見せること
食器孔 万鈞
いかなるときもいかなることにも
無聊をかこつ 無欲恬淡
気持ちの忖度 人権意識が高まるなか待遇の改善は、逆戻りのインセンティブ 大行は細僅を顧みず 吐露 等閑 なおざり 同看守
次の世があるというなら母よ母再び我を身ごもりたまえ
旧聞に属する話 人権意識の希薄さ
ジェノサイド インド 東ティモール インドネシア軍
1991年秋。インドネシア占領下に置かれていた東ティモールの首都、ディリにて。
スハルト大統領は、東ティモールを独立させると、他の島にも影響が出るため、独立を認めない方針を貫い
た。 スマトラ島北部のアチェ特別州、パプアニューギニアに接するイリアンジャヤ州でも独立運動が起きて
いるからだ。 インドネシアは、併合に反対する住民を武力弾圧し、独立派と併合派の争いも含めると、20万人以
上の犠牲者が出たといわれる。
1975年11月・・・・ 独立派が、東ティモールの独立を宣言する。
ポルトガルの政変に乗じたものだった。 しかし、すぐインドネシア国軍が侵攻し、領有を主張した。
1976年・・・・スハルト大統領は 「 27番目の州 」 として併合を宣言する。
国連など国際社会はこの併合を認めず、「 自分たちの独立国を作りたい 」 という東ティモールの人々の独立
運動は続いた。
経済支援は、1999年12月の東京で開催した第1回東ティモール支援会合における3年間の約1億3千万ドルの支援表明から始まり、その3年後の支援国会合における3年間の上限約6千万ドルの支援を表明し、その後、公共事業整備や選挙実施支援、経済復興支援などの国づくりおよび復興支援を中心とした援助が現在まで行われている
障害が殺人に起因する ゼノンの逆接
大上段に構える
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2003年刊。
秘書給与詐欺事件で実刑判決を受けた元国会議員の手による刑務所内の実相解説。
本書の愁眉は受刑生活の模様。特に、認知症患者、知的・精神障害者、自閉症を含む広汎性発達障害と目される者が配置される寮内工場。それは筆舌に尽くしがたい。
また、福祉制度に無知な受刑者と、彼らへのケア・情報提供の不足、それによる経済的な不如意が再犯の温床となっている可能性も感得できそう。
一方、高齢受刑者の多さも、高齢化社会での福祉制度がカバーする必要のある対象の多さに気づかされる。刊行の古さを補って余りある内容だ。
著者をいわゆる高齢・障碍者受刑者の世話係的役割につけたのが、矯正担当側の深謀遠慮だったらすごいな(多分違うだろうが)。著者自身、これらの実情を社会へ開示し、改善の制度的道筋を実現する可能性を秘めた人物だからだ。
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政策秘書給与流用事件で衆議院議員を辞職する内幕話は先が知りたくてたまらなくなった。
語彙が豊か過ぎるがとても文章が上手い。
栃木県黒羽刑務所で高齢者や障害者のお世話係としてオムツ替えや粗相の後始末をするのにはびっくり。
適切な治療なく死ぬ受刑者がいたり福祉施設で介護されるべき人達を刑務所に収容したりしたままでいいのか等の声高な主張がない分考えさせられます。
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一人の人が刑務所で経験したこと、感じたことをまとめた本。
ある程度読みやすいようになっているが、筆者の伝えたいことや思い、人間臭いところも書かれており、楽しく読めた。
題名とは裏腹に読みやすい本なので、刑務所の実情や山本さんに興味のある方は読んでみるといいと思った。