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ジークとノヴィアは大量の難民を引き連れ、新天地を目指していた。その一方で聖地・シャイオンでは若き領主レオニスは己の野望の為、ドラクロワと手を組み、ジークに牙を剥くのであった。大軍勢によるバトルシーンが見所の、シリーズ第4巻。
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自分が初めてはまったシリーズ文庫もの。勢いあって読みやすく、そしてキャラの描き方が素敵っ!挿絵が楽しみで楽しみで読んでしまいます★
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某所で感動したとよく聞くからどれだけ感動ものかとかなり構えて挑んだせいか、それほど涙腺緩まなかった。
ただ涙腺緩むとか涙が零れるといった類の感動ではなく、ぶるっと全身が震える感動。
故郷を奪われた民が新天地目指して歩く話、といえばそれまでなんだけど、他のフロンティアスピリット溢れる作品や故郷を求める作品(それこそ同著者の『ばいばい、アース』)とは違い、すごい淡々とした感じが強かった。
確かに山あり谷あり障子にメアリー、考えられる限りの罠や策謀、危険は用意されていて描かれているんだけど、「どうだ見たか、ここが最初の難関だぞ――!!」みたいな鼻息荒くした感じが全くない。
あって当たり前、起こって当たり前、そんな予定調和のような平坦さがある。
でも凄まじく面白い。淡々としてるからこそ力強いというべきか。
良くも悪くも王道ストーリー、予想できない超展開は皆無。
悪人っぽく振る舞う人には影があるし、裏切りは信頼の証だし。
本当に良くも悪くも「こういった場合起こりそうなこと熟してみました」感はある。でも裏切られない安心感とか、しっかりしたものを読んでいる地に足ついた感じとか、冲方作品にしては珍しくほっとしながら読める。
飽きる人は飽きるだろうし、物足りない人は絶対物足りないだろうなとは思う。
嫌いじゃないです。でも個人的な冲方ベストには入らないかな、という印象。
面白かったんだけどね!パンチが足りないというか。
冲方病というか鍛えられた精鋭に部類されるらしい身としては、やっぱりちょっと何かが物足りないという気分になる。
その代わり安心して人に勧められる。
王道っていうのはいいものだ。
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カオスレギオン第四弾。
ノヴィア、二万人と歩くの巻。
「我々は歩く!ただ歩く!それが誇りだ!」
「新天地への橋だ!ノヴィア・エルダーシャの橋だ!」
ここに来てようやく、ウブカタさんっぽいと思ったのは俺の主観ですが、カオスレギオン全7冊の中で一番のお気に入りです。