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地底探索、なんて素敵な響き。
SFオチに持ってって風呂敷たためなくなるのは持ち味と言って良いんだろうか。美文と雰囲気だけで全然読めるけど。むしろ好きだけど。
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どんな状況になっても黙々と日々の作業を続ける人は強いな
実際雪山などで遭難したとき生き残るのはこういう人らしい
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物語を読む愉楽というのはこういう本を読んだ時に感じる。
『坊ちゃん忍者幕末見聞録』以上の衝撃がありました。
とてもわかりずらいかもしれませんが、ドリフの西遊記の人形劇をものすごく内容を濃くして活字にしたような感じです。
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新・地底旅行
「グランド・ミステリー」で重厚な中にもミステリアスな雰囲気を醸し出していた奥泉氏ですが、「新・地底旅行」では、軽妙な文体でユーモアを提供しています。
でも、今ひとつ冒険にわくわくしなかったのは何でだろう?と考えると、どうしても作者のシニカルな文体というか人柄というかがにじみ出て来てしまうからなのかなあ?などと考え込んでしまいます。
あと、内容は結構予定調和的なところがある点も減点対象だと思います。電磁気で隔離された卵型の殻が地球の中を移動しているという発想はすばらしいのですが、結局その形状が理解できませんでした。また、だからどうした?という所もあり、今ひとつのれない本でした。
荒唐無稽の昔の地底探検を現代的に味付けした良書ではありますが、どっぷりと楽しめなかったなあという感想です。
竹蔵