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「三月は深き紅の淵を」の4章の物語を、改めて書き綴った一冊。「理瀬」のシリーズとして、他に「黄昏の百合の骨」「夏の名残の薔薇」がある。
恩田陸が好きな人にとても人気のあるこのシリーズ。絶賛する人が多いです。
しかし、あまり大きな声では言えず大きな字でも書けませんが、私はこの作品をそれほど良いとは思えません。といっても、悪くも無いので、普通な作品と思っています。
何の先入観も無く読んでいるのですが
評判がいいものを、それと同じくらいに良いと思えないことが多々あるため、ちょっぴりが切ない今日この頃。
この「麦の海に沈む果実」についても
「三月は深き紅の淵を」の4章で終わりにしておいたらよかったのにな、、と思います。
決して悪くは無いけれど、キレイに書きすぎていることに好感が持てない。
キレイな人間が、汚いことをしてもキレイになってしまうのだから。
主人公の思考に共感できないし、理解もできないため
「ふーん、そうなんだー」と読むしかない作品だから、良い!と評価できないのかもしれない。
シリーズの読破はしますが、人に薦められるほどの作品ではなさそう。
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大っっっ好き♪(>▽<)
こういう話大好きだぁ!!!もう最高☆
さりげにシリーズ化してるトコが超嬉しい(^∀^)
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これは面白い。読みやすいし、何と言っても主人公の心情の揺れの表し方っていうのかしらん。素敵。これといって好きな登場人物はいないけど、この小説の持つ雰囲気がすごく魅力的だなぁ、と。読んだ後に残る余韻のようなものも奇妙なほど脳に響きます。よ。ただラストがなぁ...「え、これでオワリっすか」という感じがしたのは嘘じゃないです。あまりの呆気なさで☆がヒトツ。
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「三月以外にやってくる転入生は、学園を破滅に導くだろう」そんな伝説を持つ学園に、二月に転入してきてしまった謎の少女水野理瀬。浮世離れした学校に、浮世離れした校長と生徒たち。そして摩訶不思議な出来事。何も知らない理瀬を見つめる不気味な目・・・。いったいこの学園には何が潜んでいるのか!謎が謎をよぶミステリーホラーです。 面白いよ!と薦められて、それじゃあ・・と半信半疑で読み始め、あっという間に読み終わりました。面白かったです。テンポもいいし最後まであきさせない。どちらかといえばミステリーよりもホラー?登場人物とかも個性的で謎が多い。こわごわ読みました。ちょっと話の構成がややこしく、話の進行も過去だったり現在だったりと、ちょこっと忙しいので年な人はかなり前に戻って読み直したりと苦労するかもです。(´∀`;) 初恩田陸は大当たり。ほかの作品にも興味がわきます。
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なんていうんだろう……恩田陸は最初の頃に比べてずいぶん上手くなったと思うんですが、非常にジャンル分けが不明。
殺人もあるしヒロインの過去にまつわる謎もあるからミステリともいえるけど、むしろジュヴナイルという感じです。
世間と隔絶された学校。そこでは裕福で社会的地位もある親に事情があって押し込まれた子供や、逆に素晴らしい才能があってそれを伸ばすためだけに来ている子供もいる。
素晴らしい薔薇園や劇場などの設備、ダンスパーティーやハロウィン、ありとあらゆる望みがかなう場所。
ただ、「外へ出たい」という望み以外は。
そして登場人物の名前がまた耽美系。
主人公が「理瀬」で、他に「憂理」「黎二」「聖」「光湖」「麻里衣」ですから(笑)。
でも最近の子供ってこういう凝った名前ばっかなんですよね。
するとそのうち、こういう学校が普通になるのもしれない……。
全体としては、あいかわらずラストは若干気になるし、謎も全部解明されるわけではないけど、そのへんはもう割り切りで(笑)。
まあ、読んで損はしないという感じです。
しいていえば学校が豪華すぎていまひとつイメージが湧かない……。
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ファンタジー好きにはオススメ。
美少女、秀才、濃いキャラがわらわら出てきます。
人物が全員何かしらの謎を持っているので、長いけど全く飽きない。
ラスト辺りは一気にハイペースになって眩暈がするほど。
読み終わってからも世界からしばらく抜け出せなくなります。
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三月シリーズ。
どうも自分はシリーズ物に弱いらしい…。
一番恩田氏らしい作品だと思う。
「三月は深き紅の淵を」と一緒にどうぞ。
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理瀬シリーズ。
私が一番大好きな本。この本はミステリーだと思うのですがどうしてこんなに切ないんでしょう?この舞台の学校のイメージは私のアンティーク&どろどろ&童話趣味が刺激されうっとりします。冒頭の詩を暗誦すると楽しいです。
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うーん。そういうことだったのか〜ってかんじ。理瀬の正体とかも、最後の最後で分かって・・・。けど、ちょっと非現実的なかんじ。続編も気になるな〜
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湿原に囲まれた陸の孤島の全寮制の学園を舞台にした、不思議に満ちた物語。 三月は深き紅の淵をの第4章と表裏一体の関係。 一番好きな恩田作品。言葉で表せないくらい好き。心の底から出会ってよかったと思える物語。あー何も言葉が思いつかない。 謎が謎を呼びまくりで緊迫感に包まれ息もつかせぬ展開、なのに物語を覆う雰囲気はどこか切なく懐かしいセピア色。油断していると心臓をぞわりと撫でられるような、まさに紅の淵がぱっくり口を開けているような、もう何言ってるのかわけ解りませんがとにかく面白いのですよ。 加えてキャラも魅力的。ヨハン大好きです。 感情移入…?するというわけじゃないのですけどキャラの視点で読みすすめて仕舞うので読み終わった後も暫く余韻に浸かってぼーっとしてました。 物語の余韻に浸っていたい方は、文庫版の解説を読むべからず。 ■関連作■「三月は深き紅の淵を」(第4章) // 「睡蓮」(「図書室の海」収録)「水晶の夜、翡翠の朝」(「殺人鬼の放課後」収録)「黄昏の百合の骨」 // 「黒と茶の幻想」(憂理登場)
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学園もの、ミステリー、サイコホラーあたりは恩田陸の得意分野なんだろう、というのを凝縮した本。「六番目の小夜子」がそうだったけど、恩田陸はミステリーなはずなのに背筋が寒くなる迫力がある。これはストーリーテーラーというのとはまたちょっと違った才能な気がする。
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ひと昔前の少女マンガを彷彿とさせる学園モノミステリ。ですが、ゾクゾクハラハラしながら読める本格的なものでした。
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読み終わった後にはすでに虜になってました
あの不思議な空間がたまらんのです
あんな学園あったら怖いけど行って見たい
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天才、繊細な人々が織りなすロマンティックサイケな学園ドラマ。天才っぷりが鼻につくこともあるけど、サクサク読めます。
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「三月は赤き紅の淵を」と密接にリンクする学園ミステリ。「3月以外の転校生は破滅をもたらす」という全寮制の学園に2月にやってきた転校生の少女の物語。