紙の本
意外な結末
2022/10/26 19:59
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
そういう意味では、これはミステリーでしょうか……。でも、主人公が古い革のトランクを取り戻すまでのできごとを、メインと考えたら、自分的には、ウ~ンですね……。この結末を、納得できるかは、読み手次第です……
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世間から遮断された、湿原に囲まれた場所にある不思議な全寮制の学園。その学園では、入園は3月という不思議な場所で、3月以外の転入生は破滅をもたらすとの噂が生徒間に広がっていた。主人公・理瀬は何も知らずに2月最後の日にこの学園にやってきた。そんな中、閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たちの存在を知り、生徒を集め交霊会を開く校長を知り、どんどん不気味な世界に不安を感じてしまう。不安、安堵、勇気、疑い・・・多くの感情を、それぞれの生徒が自分の中で解決しようとしている感じ。淡々と流れているように見える時間の中に、最初から最後まで、大きな不安の色を感じる本でした。理瀬は一体どうしてこの学園にきて、自分は何者なのか・・・ラストはとても意外な感じで面白かった。
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よく人が死ぬファンタジー。そんな感じです(笑)。
でも私、こういうの嫌いじゃないです。ていうか好きかも。
各章が短いので、長篇を読んでいるという気があまりしませんでした。
相変わらず恩田さんの作品は読みやすいです。
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全寮制の不思議な学園にやってきた転校生の話。
これは、ファンタジーなのか、一種の暗喩としての物語なのか、判断に悩む。
ともあれえ、ちょっと人物に同調することが出来なかったので、私的にはいまいち。
…つか、子供ばっかりで嫌だったのか?
本文中の詩が、非常によい。この詩を読むだけでも、この本の価値はあると思う。
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こちらも恩田陸。理瀬ちゃん可愛い!隔離された全寮制の学園、ということで、ハリポタ好きな友達にまず勧める恩田作品です。
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美男・好男子・美女・変態・エキセントリック満載の学園もの。大好きな一冊。こんな学校いってみたい。リセに会いたい。いや会わせろ。はよ連れて来い。って分け判らん人ははよ読んでケロ。「黄昏の百合の骨」に続く1冊。
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すごく大好きな世界。
ハリポタみたいな学校っていうたとえを見たことがあるけど、
私は萩尾望都の「トーマの心臓」のイメージがある。
理瀬、黎二、憂理、ヨハン、校長。みんな好き。
読んで良かった。
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『三月は〜』でのダイジェスト版?でヤラれてました。んもうだいすきです!!本当に。あたし学園モノがすきなんだろうか?結局いろんな謎が残ったままの終幕…次回作も出たらしいですね!憂理がカッコイイ。なんかもきゅもきゅするわ!(もきゅもきゅ?)はやく読みたーーーいっ!!
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なんだかふわふわとした不思議な感覚のまま読了してしまった。
全編ふわふわ〜で終わるのかと思えば、ダークなところも見え隠れしているし。
油断をしていてはいけません。(2003.8.14)
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学園ミステリー♪心が穏やかになるような、でも背筋がゾッとするような、不思議な気持ちで一気に読みあげた程、話に引き込まれた。
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外界との繋がりを遮断された学校で起こる不可思議な謎、殺人。少年少女の揺れ動く不安定な危うさが、物語をさらに美しいものにしてると思う。
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理瀬を中心とした「麦シリーズ」(またもや勝手に命名)の大元。
「三月」の第四章「回転木馬」とは、舞台を同じくしながらも、内容がガラリと違う。
学園の狭い空間での、儚く美しい雰囲気。その中にひそんでいる、どろりとした一面が垣間見える瞬間が、何とも言えない感覚を残す。
それでも、第十五章の畳み掛けるようで、それでいて、ねとりと絡みつくような書き方は、正直読みながら寒気を覚えたなぁ・・その場面の狂気もあるんだろうけど。
この話は、「三月」版のラストと、「麦」版のラストで、好みが分かれると思う。
私は「三月」版を先に読んだから、どっちかというと「三月」版を贔屓気味だけど、「麦」の方も、結構気に入っている。
これは、黎ニが好きかどうかによって大きく左右されるんだろうなぁ(^^;)
さり気なく「三月は深き紅の淵を」が文章中に出てくるのあたりに、手が込んでるな〜と感心。
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この本で初めて恩田陸の世界観を知った。すごく不思議な物語で、話が進むにつれて理瀬と周りの登場人物の関係が分かっていくのが面白かった。理瀬のお父さんは、実際にどういう人か見てみたいかも。
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すごーく好きな世界観!主人公の理瀬がとても魅力的。閉鎖的な雰囲気の学園で起こる事件の数々・・。何回も読みたくなります。
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閉鎖的な学園で次々と起こる事件――学園サスペンスとしていい雰囲気は作り上げているとは思います。ただ、ラストが致命的に私の感性に合いませんでした。★のマイナスは、そのせいです。