投稿元:
レビューを見る
小説の数も作家さんも出るわ出るわ凄い数!まず本書に紹介される書籍の数に圧倒されてしまった沢山の賞がある〜たくさん受賞作がある〜。
山田詠美の書評読みたいなと思いました。
それにしても一気読みしたらかなり消耗した・・。
投稿元:
レビューを見る
ウェブでは直木賞芥川賞の候補作が出るたびにいつも楽しみにして読ませていただいてたんですがようやく単行本を読むことができました。
世の中これほど文学賞があるとは^^;
お二人の文学に対する愛情たっぷりの一冊ですね。
投稿元:
レビューを見る
2004年10月22日読了。以下、過去の日記から抜粋。
ちょっと話題作になりましたよね。
友人は最初は面白かったけれど、だんだん飽きたといっていました。
私は最後まで面白かったです。
でも、このテの本はある程度予備知識が必要ですね。
最低でも作者の名前を知っていること。
できれば、いくつか作品も読んでいること。
友人が途中で飽きたのは、途中から知らなかったからじゃないでしょうか。
かく言う私も最近の作家はよく分かりません。
井坂幸太郎は読んでますけど、舞城王太郎は知りませんでした。
本文中、相当絶賛されていましたので読むことにします。
あと、綿矢理沙も絶賛されてましたね。
私はいまいちだと思ったのですが、読む人が読むと違います。
なるほど、そういう観点で読むべきだったのか。
そして、面白かったのは書評欄。ココだけでも読む価値あり。
書評の面白さについては、以前教授に聞いたことがありましたが、
本当におもしれぇ~~1人でクスクス笑ってました。
特筆すべきは地元の文学賞の評価が高かったこと。
今年は小川洋子『ブラフマンの埋葬』が受賞しました。
月並みな意見しかいえませんが、イイ作品でしたよ。
投稿元:
レビューを見る
ツモちゃん(津本陽)半端ないっ
山田詠美ちゃんのエッセイを読みたくなった。
好きな作家が評価されたり貶されてたり。
結論として芥川と直木賞は信用ならないということか。
投稿元:
レビューを見る
私の好きな笙野頼子、舞城王太郎の魅力は『文体』!! そうです。『文体』ですよ。『文体』!! 物語を超越していくようなこだわりがほとばしるような『文体』を読みたいんです。
投稿元:
レビューを見る
大森望の読書量は本当に凄い!日本一小説を読んでる人だと思う。
トヨザキ社長の毒舌も冴えてるし、この2人の対談は面白い。そして、小説に対する愛が感じられる。2人とも、本当に小説が好きで、好きだからこそ、言いたい事もたくさんあったんだろうな。
決して堅苦しい事はなく、気軽に読める。小説好きにはオススメ。
投稿元:
レビューを見る
帯の○○賞受賞作!!という文字に釣られて読んでみたものの、うーん、自分にはいまいち…なんてことがよくあるけれど、これを読んでなんか納得。でも、文学賞の多いこと多いこと!主なものには、ちょっとした解説があるので、これからは、この賞は注目しようかなというものがいくつかできました。
個人的には、泉鏡花賞と山本周五郎賞の作品は結構好きなものが多いです。
面白いのは何と言っても、審査する先生方についての章!
読んだことがなくても名前は知ってるような大先生方が、ツモちゃん、ジュンちゃん(下半身担当)、テルちゃん(とにかく読まない、読めない?)ですから。これからは、選評欄も絶対読もうと思った。
投稿元:
レビューを見る
とにかく文学賞受賞作をメッタ斬ってる本。
作品だけでなく、その選考委員もばんばんメッタ斬ってます。
渡辺淳一の選評がについてのコメントが笑えた
投稿元:
レビューを見る
書評の本。対談集。
日本の様々な文学賞の2人の意見&思い入れなど。
本の内容の良し悪しを評価する類の本ではないと思った。
日本にはいろいろな文学賞があり、生い立ち、選考基準などがあることが分かり、とても参考になった。それにしても随分たくさんあるが、有名なところ(自分が知っているもの)は10はないのではないか?(個人の興味にもよるが)。また受賞は、選者の主観や入れ込みに影響するようだ。
知らない本が多く、いかに読んでいないかが分かった。
大森さんの編集者としてのソフトな発言が心地よい。
投稿元:
レビューを見る
自分は未熟なので注釈付きでも分からない事もあったけど途中から楽しんでよめた。とりあえず、受賞作は手に取る切欠にしかならない事が分かったので何でも読んでみようと思う。文学甲子園は実現してほしい。 ところで、今までの色々な賞の受賞作の中で、お二人のベストは何なんやろ?
投稿元:
レビューを見る
トヨザキさんと大森さんが、色んな文学賞をバッサバサ。一緒に審査員たちもバッサバサ。
賞の名前は知ってても、そのカラーまではなかなか捉え切ってなかった。参考にもなったし、何より読んでて楽しかった。
投稿元:
レビューを見る
かなり砕けた雰囲気で、本当にメッタ斬ってる。
選考委員と選評にまで突っ込んでます。
純文学はスルーで、ミステリ、ホラー、SF関連を拾い読み。
日本ホラー小説大賞と、メフィスト賞が面白かった。
投稿元:
レビューを見る
浅木原忍氏による東方projectの二次創作、本作パロディ作品「稗田文学賞メッタ斬り!」より本家へ。大森氏&豊崎史の痛快な掛け合いが大変に面白く、声を上げて笑いながら読みました。かくも文学界とは様々な思惑が跋扈する世界なのね……と思いつつ、これ綿矢りさ&金原ひとみが受賞した頃の本なので今の事情も知りたい。文学賞にほとんど縁のない読み方をしてきたけれど、文学のトレンドを追う意味でも候補作をどんどん読んでいくのは必要かも。巻末特別付録は自分が作者ならむちゃくちゃ落ち込みそうだけど、一読者としてはありがたい。
投稿元:
レビューを見る
まず、今までそれほど意識してなかった、文学賞がこんなにも沢山あるのかと驚いた。マイナーなものまでいれると500くらいあるだそうだ…。
本書の「ROUND4」『選考委員と選評を斬る!』には、文学賞の選考会、選考委員の先生方の裏話が実にたまらなく面白く紹介されていて、笑ったのはいいが、どうにか私が知っている芥川、直木賞もこんなものなのかと考えこんでしまった。
たとえば、
『芥川賞は、目利きじゃない。村上春樹も島田雅彦も高橋源一郎も逃している。』だの『直木賞は賞を与えるタイミングを間違えている。』
に、ぼんやりと思っていたことが当たっていて、ふーんそうなのかと。
が、まあ、読むべき興味は、『はじめに』で大森望さんが
『あくまでも、三度のメシより小説が好きな男女が語る、「小説好きによる小説好きのための小説賞ガイド」だと思ってください。』
と書いていらっしゃるように、文学賞にまつわる、主な賞のなりたち、どんな本が賞になったか、裏話、ひいては文学におけるジャンルの話、(純文学、ミステリー、SF,ライトノベル、エンタテインメント、等々)外国の賞の話と盛り沢山ある。
文学、本、小説の話題の嵐である。文学賞を語りながら、文学を深く語っている、しかも活きのいい現代のものを。著者の大森望さん、豊崎由美さんが本をよく、たくさん読んでいらっしゃること!ほんとの本好きだ。
私にとって印象深かったのは(猫のゆりかごさんも書いてらっしゃるが)ジャンル・クロスオーバー傍流(スリップストリーム)小説のこと。純文学でもない、ミステリでもホラーでもない小説のことをいうらしい。これにファンタジーを加えて、それがこの頃の文学の主流ではないかと密かに思うのだが。
ああ、やっとがわかりかけてきた……現代本事情のことが…。
ほんとに、勉強になった。これは私にとっていい本だ。
メモが厖大になり、真っ黒になってしまい、図書館で借りた本なのでやっぱり買わずばなるまい。(笑)
かって私にとって、本の読み方のバイブルは二つの「文学入門」だった。伊東整氏と桑原武夫氏のもの。(ちょっと古いが 笑)今やとって代るかも知れない「文学賞メッタ斬り!」に。
しかし桑原氏のお説、本を読む楽しさは「インタレスト(興味、おもしろさ)がなければならない。」は変わらないと思うよ。
投稿元:
レビューを見る
ずっと気になっていたものの、読むタイミングを逸していた本。数日前に、芥川賞・直木賞のノミネート作品が発表されて、そういえばと思い出し、ようやく読んでみた。
文学賞がどんな風に生まれて、どんな基準で、どんな選考委員がいるのか、ほとんど知らなかったんだなあ、と。
しかし、こうやって豊崎さん・大森さんの説明を通して、文学賞の実態を知ると、なんと言うか、スポーツ選手でも一流だった選手が、良い解説者や良い指導者になるかと言えば、そうでもない、と言うのと似ていて、
良い作品(と言うか、ベストセラー?)を書く作家が、選評も一流なのかと言うとそうでもないんだね、と言うことが伝わってきて、面白く、やっぱりねとも思う。
個人的に、書評と言うのを、Webや新聞、たまに雑誌で読むことはあっても、積極的に情報収集したりはしてこなかった人間なので、
最近になって、Web上で気軽に書評サイトを覗けるようになって、書評も面白いな、と興味を持った書評家さんの本を手に取るようになったものの、どれも結構古いもので、当時の受賞作のことをほとんど覚えていなかったりする。これも、2003年頃までの受賞作を例に説明しているので、知らない作品も多く、、、
そういう意味では、今年、文学賞メッタ斬りのYouTubeチャンネルが出来たので、直近の受賞作の選評が聞けて楽しい。