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N大学医学部に在籍する小鳥遊練無(たかなしねりな)は、構内で出会った風変わりなお嬢様に誘われて「ぶるぶる人形を追跡する会」に参加した。大学に出没する踊る紙人形を観察し、謎を解こうというのだが……。不可思議な謎と魅力的な謎解きに満ちた「ぶるぶる人形にうってつけの夜」ほか、魅惑の7編を収録した珠玉の第3短編集。
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安朋さーーーーん!!!!!!!
…というのが1番の感想です(笑)
やっぱり犀川先生が好きなんです。
他の短編は『ゲームの国』が好きでした。
中に出てくる『無理に難しく考えようとしてないか? 頭蓋の中で夢を見ようとしていないか?』という言葉がすごく好きです。
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短編集三冊目。
一本目から畳み掛けるようにS&Mシリーズ、Vシリーズが勢ぞろい。
『四季』を読了した時に「ぶるぶる人形にうってつけの夜」が不思議だったが、改めて読んでみて一応納得。多分、そういうこと。
好きなのは「卒業文集」。こんな大人になりたいなぁ。
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意外性のある本。
森博嗣の作品は意外性のあるものが多い。
短編集の一作一作にちゃんと罠が設けてある。
読み終わって伏線がたくさん引いてあることに気づく。
とても悔しい。楽しい。
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これは、私の大好きな作家である森博嗣氏の作品で、
短編集になっています。
色々な要素が含まれた内容であり、とっても楽しめる作品に
仕上がっていると私自身は思いました。
特に、一番最初の「どちらかが魔女」はやはり、登場人物も
馴染みの深い人達だったせいか、かなり楽しめましたし、
「ぶるぶる人形にうってつけの夜」「ゲームの国」もよかったです。
また、「恋之坂ナイトグライド」も良かったですね。
何が、よかったって、一晩の恋の物語なんですが、その恋というか
気持ちというか、一つの現実・現象を2人の視点で捉えていて、
一方の気持も理解できるし、もう一方の気持も理解できる。
ただ、なんとなく寂しくて切ない感じの物語になっていて、
個人的には、スカイクロラシリーズに似ているが別の感触を味わえました。
これ以外にも、森博嗣氏は多くの作品を天才ならではのスピードで書き上げて
出版されていますので、このブログでも度々取り上げていきたいと思います。
※ただ、小説系に関しては非常に主観的思考に陥って感想を書いているため
多くの方にご理解いただけない場合もあるかとは思いますが、その点ご了承ください。
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「どちらかが魔女」はS&Mシリーズへのサービスって感じだけど、自選短編集のタイトルにもなっているので森氏の好きな作品なんだろう。
「双頭の鷲の旗の下に」は国枝桃子の夫の存在かな。
なるほどなあって感じ。
「ぶるぶる人形にうってつけの夜」はニヤニヤだね。
やはり、Vシリーズ読むまで四季は読むんじゃなかった。
「ゲームの国」はちょっとふざけてるけどこういうのは大好きだ。
「私の崖はこの夏のアウトライン」は素晴らしい。
もっとも森博嗣らしいと言える。
「卒業文集」はすごい発想。
「恋之坂ナイトグライド」はこれも森博嗣らしい作品。
個人的に大好きだ。
「素敵な模型屋さん」は森氏の少年期を描いた私小説なのかな?
なつかしいものを思い出した。
最後にMORI LOG ACADEMYのイラストを手がける羽海野チカ氏の文。
これは良い。
いつも小説の後にはくだらない解説がついていて感動とか台無しにされるんだが、これは素晴らしい。
センスが抜群に良い。
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短編集。一応推理に入れとく。
森さんは二冊目なのでなんとも言えないのだが、いまいちこの人がつかめない。別につかむ必要はないんだけど。
「どちらかが魔女」は英訳タイトルが楽しかった。内容は読めた。
奇をてらった作品が多いが、私は素直に「素敵な模型屋さん」が好き。
長編シリーズを読んでいないせいかはわからないが、あまり楽しめなかった。
雰囲気は好きだが、トリックに面白味が感じられない。もっとオーソドックスでもいい。
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8つの作品から成る森博嗣短編集の第3弾。
S&M、Vシリーズ双方の物語も収録されているファンには嬉しい一冊なのである。
まさしく玉石混交(笑)
好きな作品もあれば、そうじゃない作品もある。カラーの違う様々な作品を味わえるわけである。多少の犠牲は伴うわけだが、各個人の感性に訴えかける『何か』に出会う事は出来るだろう。
一番のお気に入りは『素敵な模型屋さん』である。
嗚呼、自分も男の子だったんだなぁという懐かしい様な寂しい様なふわっとした気分になった作品である。
お金が無くて意中のおもちゃが買えない子供を見ると、私は涙が出そうになってしまうのである。うわあああってなるのである(笑)
『卒業文集』も好きな作品である。
ラストで感動させられる。あの形式で小説として完成されている事に舌を巻いた。
純粋な子供を描かせたら、森博嗣はちょっとズルイ。
『双頭の鷲の旗の下に』は、ご存知犀川と喜多の母校の物語である。ラストに見せる二人の暗黙の了解が素敵であった。『どちらかが魔女』はミステリィとしてより、そのシリーズとしての展開に驚く。大御坊!!である。
短編におけるスーパーマン諏訪野も、健在なのである。
そして『ぶるぶる人形に・・・』
嗚呼、書ききれないのである(苦笑)
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よーやく読めたあ~!
思いのほか、萌絵ちゃんや犀川先生のお話があって楽しかったです。
「どちらかが魔女」すごくよかった!!第3者の私は諏訪野さんと同じく読めちゃった組だけど、おもしろかった~!
そしてぶるぶる人形のフランソワが、ほんとに曲者!(笑)あの二人ってほんまにそっくりやねんな…おもしろかったー!
れんちゃん・しこさんもペアも相変わらず微笑ましいです。
あとがきが羽海野チカでびっくり。こちらもよかったです…「素敵な模型屋さん」を読んだ時のほっこり、じんわりした感じが、とても似ていて嬉しくなりました。
個人的には「卒業文集」もすきかも…でも最後のおち、ちゃんと分かってないかも。でもなんか好き。
森博嗣、やっぱり好き(まとめ)
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『そもそも、魔法にかけられていることに、みんな気づいていない。クイズを解くときの脳が、それだけ現実から離脱している証拠。しかし、そもそも、その魔法を楽しんでいるのだから、文句は言えない。』
森博嗣短編集の三冊目。S&Mは非常に安定しているんだが、その他に、個人的に「ゲームの国」が結構つぼった。これもシリーズになったらいいのに。にしても、「ぶるぶる人形にうってつけの夜」は、どういった時系列に位置付けられるんだろう。最初は、「今はもうない」と同じトリックだと思ってたんだが、最後で違うことがわかったし。みんなのアイドル・練ちゃんは年をとらないのだろうか。
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N大学医学部に在籍する小鳥遊練無は、構内で出会った風変わりなお嬢様に誘われて「ぶるぶる人形を追跡する会」に参加した。大学に出没する踊る紙人形を観察し、謎を解こうというのだが……。不可思議な謎と魅力的な謎解きに満ちた「ぶるぶる人形にうってつけの夜」ほか、魅惑の七編を収録した珠玉の第三短編集。
気に入ったのはやっぱりS&Mシリーズの「どちらかが魔女」と「双頭の鷲の旗の下に」です。それ以外で挙げるとすれば「ゲームの国」かな。
「ゲームの国」のアナグラムが面白い。
琴線に触れたセリフはこちら。
「世の中、いつもいつも、すぐに答が見つかるわけじゃないんだよ」
少なくとも、あらゆるバージョンアップは、複雑になることを意味する。
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『どちらかが魔女』
佐々木睦子のパーティで大御坊が出した学生時代の謎。大御坊、そして友人の女性の周りに現れたストーカー。大御坊の友人の正体。
『双頭の鷲の旗の下に』
国枝とある大学を訪れた萌絵。薫田川先生の研究室の窓際にできた穴の謎。薫田川先生の正体は?
『ぶるぶる人形にうってつけの夜』
紫子の友人に対抗するために「ぶるぶる人形」を探すイベントに参加した練無。練無におかしな名前を付ける少女の正体は?
『ゲームの国』
かつて大量虐殺のあった島を訪れた探偵。島に隠された将棋との関連。
『私の崖はこの夏のアウトライン』
崖の上にたたずむ男。自殺志願者と思われる男を助けるが・・・・。男の語る心中事件の真相。
『卒業文集』
『恋之坂ナイトグライド』
『素敵な模型屋さん』
2010年2月20日購入
2010年3月20日読了
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この人の本を初めて読みました。他の作品のキャラクタが登場しているようですが、わからない。でもわからなくても何ら問題なく楽しんで読みました。ミステリはあまり普段読まないのですが、とっても読みやすい。楽しかったです。
言葉が好き。引用にもありますが、ちょっとくどい(母曰く助長な)地の文が好きなのです。スティーヴンキングや太宰も、多分そういうところが好き。
どの短編も面白かったのだけれど一番は「卒業文集」
最後にハッとさせられる短編が大好きですが、今回は本当に「おお!」っていうか「やられた!!」と思いました。良くできてるなぁと感心。ついついもう一度読み直してしまいました。
この作者さんの他の作品も買ってしまいました。今後読み進めます。
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シリーズの番外編はもちろん楽しんで読めたんだけど、地球儀のスライスに比べたらシリーズ外の短編があまり冴えていなかった。
やっぱり森の最高潮ってSMなのかも。
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あー、こういう類の話は自分には合わないんだなぁということで自己認識。素敵な模型屋さんの話は、グルメ本見ているよう。