紙の本
こんな作品があった事を知らなかったなんてバカ!バカ!俺のバカ!
2007/12/02 21:44
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ベホマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『BS漫画夜話』で紹介されたのを観て「あ〜なんか面白そうなんじゃねぇの」と購入決意。しかし人気なのか全然売れてないのか(後者っぽい気が)入手が困難。ようやく手に入れて読んでみたらもうビックリですよ奥さん!
こんな味わい深い作品には近年出会えなかった気がする。
古い因習や伝統、ジャングル、少数民族等に近代兵器や宇宙(第2巻)を絡ませるんだもんなぁ。このバランス感覚と視界の広さにはヤラれますよ。
ああ、もっと読みたい…。
投稿元:
レビューを見る
物凄く、冷たくて熱い作品。漫画版『ナウシカ』の墓所の黒々した渦と、『女禍−JOKER−』の血生臭さとが入り混じって、かつ凄まじいほどに透明。ちょっと、買ったのを後悔したくらい、ぞくりと来てしまった。衝撃は★5だけれど、確信を持って好きとは言えないので、一つ減らし。他の作品を見て評価が定まると思う。(ただ、きっとそうでは無いとは思うのだけど、もし何らかのメッセージを込めたものであったとしたら・そう読めてしまったら、魅力は減るかもしれない。…そこまで直球勝負には思えないんだけど)
投稿元:
レビューを見る
なんのかんのとブログでは書いたけれど、完成度は高かった・・・というか、背後に横たわる作者なりの世界観の奥深さがよくわかる作品だと思った。確固とした世界観と思想を感じさせる漫画家はそれほど多くはないから、貴重だと思う。その世界観や語り口に、たとえ批判があったとしても。
五十嵐大介のほかの作品も読んでみたいな。ああそうだ、二巻のレビューも書かなくちゃ・・・
投稿元:
レビューを見る
ちょっと、話がわかりにくかったですが、面白い。
遊牧民の女の子(表紙の子)が、とてもかわいいですよ。
投稿元:
レビューを見る
こちらはそらトびタマシイとは違ってよりダイレクトに魔術とか精神世界を題材にしています。これよんで「ホラやっぱり。。」と思いました。良く知ってる&わかってらっしゃる。
ちなみに2巻は売っちゃいました。1巻で力尽きちゃったかな?
投稿元:
レビューを見る
世界の秘密を手に入れた大いなる魔女・・・それでも彼女は糸をつむぐ者ではなかった。小さな少女が伝言者だった....素晴らしく鮮麗なる筆致で描く世界のお話です。
投稿元:
レビューを見る
奇才・五十嵐大介!という感じですね。松本大洋の跡を継ぐもの、と言っていいくらいの壮大な世界観、壮大な画世界。画だけ、ではなく、内容も非常に濃い。独立した一篇一篇が内容と画の両面でそれぞれ作りこまれている。この先、どんなものを描いていくんだろう。きっと想像を超えるものを僕らに提示してくれるんじゃなかろうか、と期待したくなる。(07/3/22)
投稿元:
レビューを見る
森が舞台だったり、絵のゴチャゴチャ加減のせいでしょうか?
わたしは、似てるなと思ったのは、諸星大二郎や、水木しげるの作品。
内容的にも、そんな感じかなぁと思います。
ということで、短編だからこそ生きる話だと思いつつも、短編なのが、若干もったいなく感じました。
投稿元:
レビューを見る
繰り返し読みたくなる漫画。絵もストーリーも大変カッコいいです。目に見えないものが、本当は世界を動かしている・・・。そういうことです。女の強い思いは、魔的なものとなり、恐ろしい力を生み出す。「本当の秘密は、永遠に秘密のまま・・・。」
投稿元:
レビューを見る
「ものすごい才能だ」と耳にして読んでみました。迫力が圧倒的。最後のほうの話がなんだかものすごく怖くてこれまたあまり読み返せない一冊となりました。流れ込むというのか引き込まれるというのか…ぞくっとする本でした。
投稿元:
レビューを見る
総合芸術。
漫画は芸術だと思っているけれど、ここまで来ると、もう言葉も出ません。
NHKのマンガ夜話で取り上げられた時は、ホント!?ってビックリしたんですけど、
これについてせつせつと語る専門家たちにはついて行けず若干引きました。
絵がどうとか、メッセージ性がどうとか、コマ割がどうとか、
そんなの全部抜きにして、これはもう、芸術です!
システィーナ礼拝堂の大天井画を見上げた感動がココに!!(っていうのは大げさかな?)
精霊や魔女の世界。そんなものこの現実にはありえないけど、
もっと、ミクロな世界、あるいはもっと大きな宇宙全体の世界の中で、それは
確かに生を持って蠢いているのかもしれない。
そんな、漠然とした巨大なものの中で自分がちっぽけなものに思える。そんな作品。
そう、これは『作品』です。
投稿元:
レビューを見る
私が「糸紡ぎ」…スピンドルに興味を持った直接のきっかけ。といえる漫画。
五十嵐大介って、圧倒的な画力と、登場人物が地に足ついて生きている(自給自足の生活をしている…という意味で)ところがとても魅力的。
そして、「人間はこの世界の頂点に立っているのではなく、この世界の一部分でしかない」「人が敵わない大いなる存在がある」ということを描いてるのがこの『魔女』なのではないか…?なんて思っている。
現在2巻まで発売中。
続刊があるかどうかは謎。(現在同誌で別の連載(『海獣の子供』←これもすごい!)をしてるので)
個人的には続刊希望!
投稿元:
レビューを見る
絵がものすごい好き。見ていて気持ちいいです。
展開がとても怖いのですが、受け入れられるのが不思議。
とても不思議な力を持ったマンガ。
投稿元:
レビューを見る
世界観がすごすぎる作品集第1巻。深く、広く、”世界”を感じさせてくれる。絵画を連続で観ているかのような、聖書を読んでいるかのような。1コマごとの、1文字ごとの圧力が”ものすごく”、美しい作品。
投稿元:
レビューを見る
魔女=メラとかギラとか使う人、ではなく、自然と人間との橋渡し役という本来?の姿で書かれている。読んでいくうち五十嵐ワールドに引き込まれます