投稿元:
レビューを見る
「水葬楽」「猫舌男爵」「オムレツ少年の儀式」「睡蓮」「太陽馬」の5話。幻想的な話からコミカルな話までいろいろ詰め合わさったキャンディーボックスのような一冊。
投稿元:
レビューを見る
「水葬楽」
「猫舌男爵」
★笑いを誘うアナグラム
「オムレツ少年の儀式」
「睡蓮」
★★★汚い泥の中で美しいエディートリヒという睡蓮が徐々に花開いて行く。白白と神秘的な美しい、仄かな光りのような。
「太陽馬」
投稿元:
レビューを見る
後にわたしはいろいろな言葉を知ったけれど、このとき奏でられた音楽を表現する言葉はいまだに、ない。比喩は、属性を限定する。
(P.27)
投稿元:
レビューを見る
2006.08. 諧謔にあふれていてすごく面白いコメディタッチの「猫舌男爵」は、額面通り受け取って猫舌な男爵の話なのかと思っていたら大間違い。日本の(山田風太郎の)話を翻訳したつもりになって有頂天になっているどこかの国の主人公。と、それを取り巻く様々な人との書簡集だった。“猫舌”に代表される日本語の意味がわからなくてくちゃくちゃな翻訳なのに、悦に入っていて笑える。こんな人が実際にもいそう。それと「オムレツ少年の様式」最近ホテルのビュッフェでオムレツを客の前でずっと焼き続けるオムレツ少年ならぬ、オムレツおじさんがいたので思い出し笑いをかみしめた。
投稿元:
レビューを見る
最近めの短編集。
表題作の「猫舌男爵」を始め、長編にはない軽やかさで読むことができますが、随所に禍々しさがあってあっという間に読みました。
投稿元:
レビューを見る
今まで何読んできたんだっけ…と思わされるすごいよこれすごいよー。純文以外はマンガのようなものですよフフン等とのたまう全ての井の中の蛙へ。ブラボー。表題作の猫舌男爵はヤマダフタロを読みたくなる。皆川さんって70歳超してらっしゃるのか…半端じゃねぇ。
投稿元:
レビューを見る
数年前から読み漁り続けている皆川博子短編集
陰惨な内容でも読後感が哀くて美しいのは巧緻な文章ゆえか。表題作は珍しくコミカル
投稿元:
レビューを見る
なんだこりゃ。面白かったー。
わけわかんなくて軽く読めて深読みもできそう。
綺麗な文で書いてくれるからこそ内容が引き立つ。
投稿元:
レビューを見る
表題作、主人公と周囲の会話(手紙のやり取りなど)の噛み合わなさが笑える。「睡蓮」の(逆)時系列という試みも面白かった。全体的には残酷な童話を読んでいる時のような感じ。これ以外の作品も読んでみたい。
投稿元:
レビューを見る
ちょうおもしろいです。これは良いです。
表題作猫舌男爵もおもしろかったけど睡蓮もおもしろかった。よかった。借りてよかった。っていうかこれは買っても良いですオススメ!
投稿元:
レビューを見る
これではじめて皆川博子作品読んだんだけど
本当に衝撃が大きかったです
一番はじめにある水葬楽で度肝を抜かれ
以来皆川博子のファンになってしまいました笑
投稿元:
レビューを見る
図書館で借りたもの。
タイトルセンスに、脱帽。素敵過ぎました。内容は少し私には難しすぎたような気がするのですが、面白かったです。何より途中で投げ出そうとは一回も思わなかった、時間がある時にもう少し他の本も読んでみたいぐらいです。「睡蓮」が、好きです。
投稿元:
レビューを見る
「水葬楽」「オムレツ少年の儀式」「睡蓮」が好きです。
戦争・紛争についての記述がどの短編にも含まれているのが気になりました。
投稿元:
レビューを見る
どうしようもなく胃にもたれた。
好きだと言う人には申し訳ないけど
不必要に残酷な描写が多くて、いろんな意味で病んでる人が多すぎ。
「睡蓮」のみ星4つ。
何で遡るんだろうと思ったら、文箱を開けて上から順、ってことなのか。
--------------------------------
図書館。
何となくタイトルに惹かれた。
昔このひとの書いた少女小説を読んだような気がする。(09.03.14)
投稿元:
レビューを見る
少々グロテスクな面もあるけれど、なんか好き。
コラージュ装丁も相まって、独特の雰囲気を醸している。