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映画はもう少しなんとかならなかったのかね。
でも映画化は難しいよね。
でも面白いから映画したいよね。
でも失敗だったよね?
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最後まで読んだ後に、また最初からところどころ読み直してしまった。
こんなところに伏線が張ってあったんだー、みたいな。
いやあ、もうめんどくさいのでネタバレしていい?
まず、ボーデンは結局、双子だったかどうかがわからないんだよね?
ボーデンの死後、エンジャの改ざんがあって、あの手記が発表されたわけだから、あの手記自体にウソが含まれているのは間違いないわけで。
そして、エンジャ自身の日記にも実は書いていないことがあって、それが最後の数ページで明らかになるわけだ。
たしかに、金貨をねつ造したり、金属の棒が二つになったり、「あれ、人間は大丈夫なの?」と思っていたのですが、まあ、ようするに条件は同じだったというわけですね。
奇術が成功すれば、遠隔地に現れた方が生き残って、電気を浴びた方は死んじゃう(もぬけの殻になる)という解釈であってるのかしら??
まあ、とにかく、ゴシックホラーあり、ミステリーの要素あり、そして最後まで明かされない真実もあり、とにかく不思議な物語です。
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正直一読目では最後おいてけぼりを食らった感に陥って読み直しをした。雰囲気がたまらない。映画化に際しては監督がばっさり改編というよりむしろ改変して仰天させられたが、あれはあれで好きだったりするから困る。
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これ、映画『プレステージ」の原作ですよね。
書店に注文してまだ届いてもないのですが、ネットなどで
調べると、映画と原作ってかなりストーリーが違うみたいで、
最後も違うとありました。
なので、とっても興味をもってしまいまして、読もう!と
決心しました。
この作家の本は初めて読むのですが、今からとっても
待ち遠しいです。
映画のプレステージは、もう何十回も見てて、まだまだ
見続けるつもり・・・っていうくらい好きなので。
クリスチャン・ベールとマイケル・ケインの組み合わせ
最高です。
マイケル・ケインが登場すると映画自体の重みが・・
最高潮に。
心にぐぐっーーーーときます。
2010/08/07
今、3分の1くらい読みすすみました。
多少は、登場人物の名前とか同じですね、映画と。
映画を何十回と見てるから(笑)字を読み進めながら
映画プレステージの場面が頭の中のスクリーンに
浮かぶので、ぐんぐん惹かれて行きます。
この作者の事、プレステージの映画で知ったのだけど、
いいですね。好きかも。
なので、「魔法」「双生児」続けて読むつもり。
自分の好きな書き方をしてる作者に巡り会うっていうの?
あまり、巡り会えないんだけど、
今回は、「巡り会えて、いや・・・あなたという作者がいる
事を知って、よかった。」
と思っています。
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映画『プレステージ』を観て、原作ということで読んだんだったか…どっちが先だったかな。どうでもいいけどこの映画、何で初期宣伝が『イリュージョンVS』というタイトルだったんだ?
それはともかく、手にとって初めて『逆転世界』の作者だと知ったのだった。ならば狭義のミステリじゃない、SFでもないと最初から思って読んだのは幸か不幸か。まったく、ジャンルを区切るのが愚かなほどにプリースト!相変わらず力技と離れ業で、読者を予想外の地点へと誘う。これに着いていけないと、たぶん愕然として「何じゃこれは!」ということになるんじゃないかと。瞬間移動を得意とする二人の奇術師の、絡み合った複雑な人生…の話なのだが、の瞬間移動のネタで怒るか笑うかすっぽ抜けた爽快感すら味わうか。普通有り得ない。『斜め屋敷の犯罪』じゃないけど、方法のために舞台を作るような本末転倒じみた凄まじい業だ。それでいて読者が簡単すぎてまず最初に否定する答えすらも、捨てていないのだからまったくプリースト!ラストはホラーにも通じるぞくぞく感があります。そしてオイシイ役のニコラ・テスラがまたイイ。映画のデヴィッド・ボウイがまたエキセントリックで素晴らしいんだが。
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映画「プレステージ」を見て原作を読んでみたくなった。映画はエンターティメントに徹していてよかったし、原作は読者が煙にまかれるところがプリーストらしくていい。プリーストの作品は「双生児」を読んだだけだが、双子を扱ったところと戦争に対するメッセージが心に響いている。SFとファンタジー、幻想と現実の境目のあいまいな世界観は好み。
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もともと国内ミステリや純文学がストライクゾーン、翻訳ものというだけで苦手意識を持っている、という読み手であることをご了承いただければと思います。
ここ数ヶ月は読書をする気分でもなく、4月になりようやく読書欲が出てきたので、積ん読になっていた『奇術師』の頁をめくってみました。こちらは外文ファンタジーをよく読む友人に勧められて手にしたのですが、アマゾンの読者レビューでも高評価の多い作品のようです。
何を書いてもネタバレになってしまう。
のは、この小説が記述トリックを使用しているから。ということで記述トリックがあります。しかも多重構造と言ってもいいような気がします。ただ本格ミステリ仕様ではないのでお気をつけて。犯人当てをするたぐいのものではありません。
対立しあっていた「ボーデン」「エンジャ」二人の奇術師のそれぞれの子孫である男女、が展開する物語と思いきや、基本は「ボーデン」が書いたとされる手記、「エンジャ」が書いた日記が中心になります。
二人の間に何があったのかが、「ボーデン視点」「エンジャ視点」で語られるのですが、一人称で語られる手記には普通、嘘が混じります。かつ、このお話ではさらにもう一つ、仕掛けがあって、「かつて過去に実際あったこと」に対して、読者は最後まで疑念を抱かずにはいられません。「本当にあったことは何だろう」と。
またもう一軸。アンドルーが抱えた謎が、手記に記された過去と絡んできます。
本当のことを知っているのはたったひとりだけ。
個人的には、子孫の二人にもう少しスポットが当たれば、また入れ子の叙述ものでなければ、とても好きな物語だったと思います。ラストが好きです。
読者を煙にまきつづける作者こそ、「奇術師」であるように思います。奇術のタネがわからないほうが面白い、繰り広げられるめくらましを楽しめる方におすすめです。
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映画よりも原作の方が大分「装置」寄りか、という印象。
映画のモヤモヤが原作で晴れるかというとそうでもなかった。
7.0
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かなり読み応えもあり!!面白かったです。話しは一人の少年の出生と家族にまつわる謎から、一転して1世紀も前に生きた2人のマジシャンの人生とその秘密へ。中身はこの2人のマジシャンの奇妙に交錯した人間模様が互いの視点から描かれています。ほぉ〜っと何度もうなること間違いなし。最後の最後までどきどきしながら読めました♪
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映画で見た事があるけど 随分省略してたので
初めは気が付かなかった程。
不思議なエンディングで ???
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6月に日本で映画が公開されると帯に書いてありました。メメントの監督なので面白いかもしれません。先に小説を読んでしまったのを後悔。
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推理物と思わせて、結局、最後はファンタジー。
二人の人物をそれぞれ、また周囲の人物を通して、別の章立てで書いてあるので
とにかく長いしだらける。
この人の作品は初見なので、いちおう最後まで読んだが、
私には合わないと思いました。
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新聞記者のアンドルーは、彼を呼び寄せたケイトと名乗る女性から、双子の存在を尋ねられる。
そして、お互いの祖先はそれぞれに“瞬間移動”を得意演目としていたライバルの奇術師であったことを聞かされる。
二人の奇術師が残した手記によって、衝撃の事実が明らかとなる―。
物語の大半は、二人の奇術師・ボーデンとエンジャの手記を中心に構成されている。
奇術“瞬間移動”の秘密を探り合った二人の確執が延々とつづられており、てっきり瞬間移動のトリックが軸となるミステリだと思って読み進めたところ…ラストに驚愕した。
これ、SFファンタジーなのですね。あーびっくりした。
でも、すごく面白かった!
作者の超絶技巧な目くらましに、みごとに騙される快感がたまらない。
こんな、読者を煙にまくような奇想、どこで思いつくのか。
改竄によって真実を曲げられているボーデンの手記と、真実を隠しているエンジャの日記。
結局、真実は何だったのだろう…と読後に余韻が残りまくる。
濃密なデザートを食べた感じ。癖になりますね、この作者。
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こんなに面白い本が図書館で開架されずに、
書庫に埋もれているなんて。
グイグイ惹きつけられて、むさぼるように読んだ。
読者を、徐々に深みへと迷い込ませるプロットは心地よい。
まさに幻想文学。
1996 年 世界幻想文学大賞長編部門受賞作品。
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うーん、んー?が全体の感想
最初読むのがつらいが昔話になると面白い。男の嫉妬は醜い
テスラの装置が鍵だが、SFというより、科学技術の間違った解釈による話にしか読めないので、唸るしかない
ラストはあっさりしているので、さほど怖くない
降霊式が出てくるので雰囲気がある。降霊式って奇術師のバイトかー、とどうでもいいことで目から鱗