投稿元:
レビューを見る
新選組副長土方歳三と島原天神、糸里の恋愛を軸に芹沢鴨暗殺にまつわる歴史もの。土方も芹沢もそして平山もかっこいいんですが、女の目線からみると「ひどいや、サイテー!!」感がいなめない・・・。でもおもしろかったです。糸里が本当にけなげです。方言が好きなので京言葉のやさしい文体が素敵です。私は最後の土方と糸里の会話がすごく好きです。やっぱり土方かっこいい。糸里は最後に「何べん生まれ変わろうと、おなごがよろしおす」というけれど、私は・・・どうだろ?
投稿元:
レビューを見る
新撰組とそれに関わった女性達の運命。
時代に翻弄されるんだけど、それでも自分の運命は自分で決める!と決意した時の糸里のかっこよさったら・・・。
この話に出てくる女性達。かっこよすぎです。
投稿元:
レビューを見る
時代に翻弄されてしまう不自由な男の強さと、普遍的な女の強さ。浅田さんの書く女性の強さは、美しいからとてもいい。
投稿元:
レビューを見る
女の優しさと高潔さを書ききった大作です・・・!!私本で泣いたの初めてだよ。新撰組は今までに無い感じ。沖田・土方はイメージ通りだなあ。この小説の女性陣はみんな格好良すぎるんで男の駄目さが目立ちます。私もこんなふうに、強くありたいなあ。
投稿元:
レビューを見る
資料に一度しか出てこない人物を膨らませて書いた切ない物語・・・浅田新撰組は最高に面白い。女はどう戦うか
投稿元:
レビューを見る
女も男も魅力的すぎる。
泥臭い愛情とか考えとか生き方とか全部痛くて、切なくて、愛しい。
いい女っていうのはこういう人なんだなと、思い知らされた作品。
浅田次郎の文章が鮮やか。
投稿元:
レビューを見る
浅田次郎の新撰組。
芹沢鴨暗殺事件を、新撰組を取り巻く女の人たちの視線から描いたもの。女の人の強さを感じる。
芹沢という人物の少し違った解釈や、近藤側の隊士たちとの立ち居地、それによる事件の内情も興味深いところだと思います。
投稿元:
レビューを見る
(上巻のみ読後感想)・糸里あまり出てこず。芹沢氏の人物描写が篤い。どこまで史実に忠実なのかは分からないのだけど、捏造は少ないのだと思うので、かなり作者の新撰組観が語られている本なのではないだろうか。
そのぶん、独り語りの展開が多くてちょっと読んでいてのドキドキ感は少ない気がする。小説として、面白いのかなこれ?そこは正直疑問。
下巻でどうなっていくかは分からないけど、とりあえず糸里は美しすぎるわ。おまささんとお勝さんコンビは分かるわ〜ここまで、彼女達にスポットの当たったお話は読んだことないので面白い。けど、普通の主婦にあそこまで洞察力があるものなのかしら?
お梅さんは、かっこいい。
・芹沢氏の性分が、「破壊」にあると言うところはいいえて妙!
まだ、前半戦なので最後まで読んでみないと分からないけど、浅田作品としては少し読みにくい部類ではないだろうか。
投稿元:
レビューを見る
孤児の「糸里」が京都島原の輪違屋に身売りされ、天神を経て、やがて太夫にまで上り詰める。おりしも、時代は幕末。尊皇攘夷を掲げる新選組が長州藩をはじめとする反幕派と相対していた。芹沢鴨の豪放な振る舞いの裏に隠された正直な故に不器用な生き方、それを解っていながら、理不尽と知りつつも芹沢暗殺に手を染めねばならなかった土方歳三ら近藤派隊士達の苦悩。それに巻き込まれた糸里、吉栄の二人の天神。武士の理不尽な論理を打ち砕く糸里の女の道理が清清しく心に響く。
投稿元:
レビューを見る
珍しくハードカバーで買った。
女性視点から見た新選組、というちょっと珍しい小説。
どの新選組作品でもたいがい雑魚キャラ扱いのお梅がかっこいい。
投稿元:
レビューを見る
上戸彩主演のドラマは見たが、当然原作の方が数段面白かった。
大事な場面での主人公の行動が真逆に変わっていて、「そこを変えていいの?」と今更ビックリ。
とはいえ新選組の面々はそのドラマではなく三谷大河「新選組!」のキャスティングで脳内映像となっていた。
読み応えあり。
〔図書館・初読・1/24読了〕※上下
投稿元:
レビューを見る
女性視点の新撰組というちょっと珍しい小説ですね。
相変わらず浅田新撰組は良いです。すきです。
そして。何故上戸で映像化した…!!号泣
投稿元:
レビューを見る
新撰組とかくわしくないんだけど、なんだかやるせなくなっちゃうなぁ。足掻いているのはみんな同じなのに、どうしてもわかりあえないという。物語は創作だけど、糸里が実在人物ってのがびっくり。
投稿元:
レビューを見る
幕末、遊郭島原の芸妓・糸里を中心に
新撰組筆頭局長・芹沢鴨の暗殺にかかわった女たちを描く
動乱の時代に翻弄される女の生き様
芹沢鴨はただの傍若無人か、それとも英雄か
悪者として描かれることの多い芹沢という男の
本性にせまるところがおもしろい
それにしてもこの土方は冷酷非情
投稿元:
レビューを見る
壬生義士伝の流れの作品。誰が主役なんだと、はじめは疑っていました。でもだんだんとはっきりしてきます。悲しい話ですが、「侍」とはなにか。志を持つ人の強さと悲しさ。浅田次郎ワールドですね。