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―――この作品には双生児トリックが使われている。という注意書きから始まるこの作品、双子の銀行強盗と雪山山荘連続殺人事件が平行して進んでいきます。量産型トラベルミステリで有名の著者で、そういう系の本には敬遠していたがこの作品はなかなか。その名は伊達じゃなくくとても読みやすいです。でもミステリ慣れしている人はトリックに気づくかも。
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差出人不明で、東北の山荘への招待状が6名の男女に届けられた。
彼らは半信半疑で出かけて行く。雪に埋もれ、幸福感に酔っていた彼らは
やがて恐怖のどん底に突き落とされた。殺人が発生したのだ。しかも順々に……。
クリスティ女史の名作「そして誰もいなくなった」に、異色の様式で挑戦する本格推理長篇。
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差出人不明で、東北の山荘への招待状が6名の男女に届けられた。彼らは半信半疑で出かけて行く。雪に埋もれ、幸福感に酔っていた彼らはやがて恐怖のどん底に突き落とされた。殺人が発生したのだ。しかも順々に……。クリスティ女史の名作「そして誰もいなくなった」に、異色の様式で挑戦する本格推理長篇
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なんか、火サスみたいな話だなぁ。。。
って読み終わった感想ですが。
ちがうちがう!
火サスがこういう本を元に作られてるんだから、あっちがこっ
ちに似てるんだよね。
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非常に内容のある充実した作品であった。
親でも見間違うほどの良く似た双子兄弟を題材とした作品。
双子である特性を存分に生かし、事件が展開される。
また全然関係のないようなところで起きた事件が、最終的には双子の事件と結びつく。
時間を忘れて夢中になれる本当にいい作品であった。
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再読。
西村京太郎といえば、何を思い浮かべるだろうか。トラベル・ミステリーの名手か、それとも、2時間ドラマの著名な原作者か、はたまた、小説量産型作家か。
いずれも、一面しか見ていない。確かに、西村京太郎先生の著作ペースは異常だ。私の手習いの師に、個人的に先生とお付き合いのある方がいらっしゃって、写真を見せてもらった事があるが、大分近影と比べると御年を召していらっしゃった(然も、これは五年以上前の話である)。それを考えると、本当に精力的でいらっしゃるのだが、質的には悪い意味で著作の「均質化」されているように思われる。
だが、それは最近の事で、昔の著作を読めば、「量産型作家」(然も、こういうときは必ず「質が悪い」というニュアンスも付加される)というレッテルも、自ずと張れまい。
特に、西村京太郎先生の著作の中でも、評価が高いのが本作だ。
まず、先生は「双生児のトリック」を用いると宣言している。これは、かの有名なノックスの十戒に基づく宣言である。これで、先生に分が悪いか、思われがちだが、ここでもう、先生の術中にハマってしまうのである。
展開も、テンポ良く進むので面白い。時代を感じさせる描写(電車の運賃設定)もあるため、その部分を楽しむのもあり。
ただ、途中まで読んでいくと筋の予想も、大体の犯人の目星も付いてしまったり、刑事が少々「超推理」(論理の飛躍)をするところがあるのが、若干の難点だが、プロットがしっかりしているので、あまり気にならない。
是非とも、どういったわけだか西村京太郎先生に偏見を持つ人(しかも、読んだ事がないのに揶揄するミステリフリークもいる)に読んでもらいたい。
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再読。といっても30年近くたっているか。
1977年の作品。西村氏の代表作に挙げられるものの一つ。
冒頭に双生児を使ったトリックであることを宣言し、また「そして誰もいなくなった」の孤島を雪の山荘に置き換えた、王道のクローズドサークルもの。
トラベルミステリーを書かれる以前の綿密なプロットによる本格ミステリで、こんな時代もあったのかとしみじみ思う。
(図書館)
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氏の今のトラベルミステリーからは想像できないような作品。
双子の設定をうまく使っていると思う。
また、2つのまったく関係なさそうな事件が、
収束して解決するあたりうまいなーと。
しかし、双子で見分けがつかないからといって、
実際逮捕できないものなのだろうか。
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久々の5つ星にします。2つの事件がどう関わるのかと思い、どんどん読み進みました。そして西村先生の策略にしっかりハマってました。列車とか旅情とかのイメージで勝手に敬遠していましたが面白かったと思います。
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おもしろかった。
登場人物が多いが読みやすかった。
アガサ・クリスティの
「そして誰もいなくなった」
は読んからのほうが分かりやすい。ネタバレも入っているので。
西村京太郎のイメージがちょっと変わった。
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最近の新本格ミステリーに慣れてしまったので、トリックについては驚かなかったが、これが書かれた時期を考えるとすごく斬新なトリックだっただろうと思う。 ミスリードの連続でなかなか真相にたどり着けないのではないかと思う。 異なる2つの場所で起こる事件がどのように繋がるのか最後まで楽しめた