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こーーーれは大変面白かった!面白かったですよーーー。
横溝正史賞お取りになったのはまさに!です。あっぱれ。オススメ。
現代においてで、横溝みたいな田舎な感じがよくでておりました。
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横溝正史ミステリ大賞受賞作。著者が元セガ等のゲーム製作者だったため、主人公の職場(ゲーム製作会社)の描写はリアリティがあります。知ってる人はニヤリとします。また、長崎の児童殺傷事件を聞いた時、この小説を思い出しました。『歪み』が現実になりましたね…。
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最初、ゲーム制作会社の描写が面白くてはまって読んでたんだけど、その後はとにかく怖くなって寝れなくなった。
本気怖い。
ミステリじゃないよ。
ホラーだよ。
さすが横溝正史賞
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ミステリと言うよりもホラー。盛り上がりに欠けるが、淡々とくる恐怖は面白い。
ゲーム会社の描写もポイントなのでゲームやPCの事をある程度知ってる必要性がでてくるので、例えばウチの母親なんかだと読めないかも。
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タイトルや大賞受賞したからイメージしていた印象とは違う感じの話。これを面白いと感じたのは、建物が出てくるミステリだからかな<館モノ好き>私には最後に主人公がある相手に感じる感じ方が違うので、共感できなかった。突っ込みたいところもある小説だけどホラーミステリとして面白いと思う。
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ゲーム制作会社で働く汐路は、同僚がビルから転落死する瞬間を目撃する。衝撃を受ける彼女に、故郷・早瀬で暮らす姉から電話が入る。故郷の中学で女学生が同級生を猟銃で射殺するという事件が起きたのだ。汐路は同僚と女学生が同一のキャラクターグッズを身に着けていたことに気づき、故郷に戻って事件の調査を始めるのだが…。現代社会の「歪み」を描き切った衝撃のミステリ!第二十一回横溝正史ミステリ大賞受賞作
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ちょっとホラー味のする、ハラハラのミステリー。特に後半は、猛スピードで読みたくなってしまう。
ユニークなゲーム業界&閉鎖的な村が舞台という対比もおもしろい。
ラストでこの表紙の意味がわかり、ぞっとさせられます――やはり「家」の力は凄い!汐辞は、二度と石丸に会わないだろうと言っているが、たぶんまた会うであろう(笑)
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ツカミの事件は派手。しかし、中間がかったるい。謎解き段階においても、無理がある、分かりにくい、消化不良。ピースがバラけすぎていて、終わったあともよくわからなかった。タイトルの意味も。
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横溝正史と言えば、私も1970年代によく読んだものですが、当時はおどろおどろしたものがよかったのかもしれないけど(それとも単純に謎解きに興味を持ったのか、はたまた角川作戦にはまったのか)、最近はそうした作品から距離を置いていました。最近は舞台設定を戦後あたりにでもしない限り、現在を描いてなかなか土俗的な脈々と続く怨念みたいなものを出すのは難しいのだろうと感じています。
この作品はその横溝正史ミステリー賞の21回目(2001年)の大賞でした。主人公はテレビゲームのクリエイターと言う、また現代的な職業ですが、そのゲーム製作会社で同僚がビルから転落死する瞬間を目撃します。衝撃を受ける彼女に、故郷の中学で女学生が同級生を猟銃で射殺するという事件が起き、その同僚と女学生が同一のキャラクターグッズを身に着けていたことから、故郷である早瀬に戻りに事件の調査を始めるのです。その故郷と言うのが閉じた社会で、この部分はまさに横溝正史の賞を取るにふさわしい設定です。
とは言え、パソコン・インターネット・携帯と現代の機器も重要な役割で活躍します。その手はなかなかうまい設定です。話も面白くどんどん読ませてくれました。
過去の話や、最初の2つの事件(電車の中で殺人事件と松山空港でのパニック事件)が、少し本篇から隔離されてしまっている感がありました。何よりも探偵のまねごとをするきっかけになった、同僚の飛び降り事件、、、その話もなんだか中途半端な感じもしました。しかし、それでも、この作品はなんか魅力的でした。
この作者はこの作品しか書いていないみたいですけど、次作にも期待です。
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離れた場所で起きた殺人と事故とを結ぶ何か。パソコンを使ったあれやこれやの仕掛けと、昔ながらの田舎町とのギャップがなかなかいい感じ。読み始めたら、続きが気になって気になってどんどん読み進んでしまいました。最後の最後がちょっと微妙な気もするけど、面白いミステリでした。
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世の中で起こる事件と、
身近で起こった事件と、
父と母の事件。
一体どんな関連があるのだろう。
ゲームクリエイターっていう職業に視点が当たっているところが、まず新鮮で面白いですね。
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第21回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
1つの職場に長くいられない性分の島汐路。今の職場・ネットワ・テックというゲーム会社への辞表ももう提出済であった。あとは有給を消化するだけという時期、同僚の女2人がビルから飛び降り、死んだ。そのうち1人・木崎礼香の机の上にあったたくさんの「ケイジロウ」というアニメキャラの人形が妙に気になった汐路。それはマイナーなアニメであるにもかかわらず、つい最近汐路の故郷・早瀬で起こった猟銃事件の加害者の女の子のバッグにもついていたのだ。これはただの偶然なのか。
前半は結構おもしろく読めたのだけど、後半失速。ネットの話から建築の話に移行していったので、自分の興味の問題かもしれないけれど(^^;主人公が、石丸という頼りになる男の同僚が手助けしてくれるにもかかわらず、自分でなんとか解決しようと動く女だったのはよかった。
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サイコで電波でPCで、オガタ的には
あまり好きな内容ではない本にしても、
「歪み」を真っ向から扱っていて、
好感触ではありました。
建物の歪み、というか、
日常空間によるこうした歪みって
絶対にあると思う。
私たちの見ているものは、脳が
選択しているのであって、
私たち自身が思ったとおりには
見えてないものが多いらしい。
オガタがこう、と思って見ているものは、
他者にはおなじ様に見えてるとは
限らないのですね・・。
大筋から外れたけど
その様な事を思い出しながら読んでました。
空間について学びたくなる、
少なくともオガタにはなった、一冊。
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ゲーム製作会社で働くキャリアウーマン汐路。偶然同僚が、飛び降り自殺をする直前を目撃する。そして同時期に、空港で芸能人の熱狂的なファンが押し合いから何十人も転落死、汐路故郷では中学生が同級生を猟銃で射殺・・・これら事件に共通はあるのか?
事件を調査するうちに、共通するキャラクターの人形が浮かび上がる。そしてその鍵が、汐路の故郷に。
過去の忌まわしい出来事、古い村で起こる閉鎖的な事件、過去〜未来へとその「歪み」は時を越えてやってくる。
最後はちょっと無理があるような気がするが・・・まあ、そんなもんかな。
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ゲーム会社で働く同僚がビルから転落死した事件と、故郷の中学で女学生が同級生を猟銃で射殺する事件との間に共通点が、、、
殺人の動機と方法論について、ちょっとリアリティに欠ける点は残念でしたが、次から次へと予想外の展開には楽しませてもらいました。
第21回横溝正史ミステリ大賞受賞の、いかにも「横溝テイストに富んだ」(巻末解説より)受賞作。
(2009/9/16)