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結構好きだなー。
最後の方の
「どこまでも正しいメグミは強制をやめないのに
法や常識の外にいる咲良は最後の瞬間までぼくの自由を大切にしてくれる。」
とか。
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「これ、官能小説?」と思ってしまいました。それくらいの内容のものが次々と出てきたので。でも、官能だったらもっと細かい描写になるか・・・多分。読んだことないけど。ただ、この作者は男性なのに、いかにも女性の気持ちがわかりきってるかのように書かれていたのですごいと思いました。
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確かこれ、直木賞の候補になっていたような…。(微妙な記憶)下半身が疼くような小説でした。(笑)ああ、でもこういう世の中の憂いを全て身につけちゃったような、悩ましげな子っているよなぁって感じ。この話でリョウくんを買った女の人たちはお金で男の子を買うというより、お金でエクスタシーを買う感覚なんだと思う。出しちゃえば、とりあえず頂点に達する男の人とはそこが決定的な違いで、女の体は色々あるんですヨ!…というわけで、男たちよ、読みなさい。(笑)
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スッと読めてしまう作品ではあったけど、なかなか良かったのでは。
深いテーマ故にくどくどとページを割く事も出来ただろうけど、何気なしにさらっと書いてあるからこそ考える所もあった。
濡れ場もあったけど、設定上それは仕方のない事だし、取り方によっては只のそういう小説と言われてしまう向きもあると思うけど、私はそうは思わなかった。
(エロ小説としか取れなかった人は、それはそれでいいんじゃないかと思う。)
女性をセックスの相手としか見ていなかった主人公が、様々な女性の様々な美点に気付いていく課程がなかなか面白く読めた。
主人公は男娼という設定ながら、”金の為にセックスする”という本来の定義から離れて、あたかも一人一人の女性と”恋”をしているかのように描けていた点も良かった。
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かなしい、あたたかい気持ちが流れ込んできました。新幹線に乗る前に品川駅で買い、新大阪に着くまでに夢中で読破。翌日帰京するまでに、計3回。静香さんの手が領の頬を包むところで涙、シュミットさんが窓の外を指差すところでもう一度、涙。内面、外面ともにきれいになれる本だと思います。・・・ 領(主人公)くんや静香さんのように、相手の心をやわらかに受け止める人になりたいと思い続けて、これからを過ごそう。
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テレビで見かける石田衣良さんの作品。
穏やかそうな外見なので、どんな作風なのか気になってました。
娼年は、娼婦プラス少年。
いろんなことに退屈してた大学生が、娼夫として働き始める話です。
なかには先を読むのをためらうような、飛ばしたくなるような描写もありましたが、イヤラシサを感じない小説でした。
正しい人生なんて答えがでるものじゃなく、いい生き方なんてわからない。
「いい人生」の選択肢が多くなりすぎて、こういう本が売れたりするんだろうなって思う。
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やわらかな口調で描かれた物語だなあと。そのやわらかさが登場人物のありようにもつながっているように思える。……でも立ち読みする本ではなかった(笑)。
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珈琲一杯分の時間つぶしに何気なく買った本。バイオリズムによってはこういうものも読むが、概ね「ふーん」で終わってしまう。
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主人公は光は持っているがぱっとしない大学生。彼が女性に言われたはじめたことは…人のやさしさをかんじることが出来る読みやすい本
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京都の友達のうちに泊まったとき彼女のうちで見つけて、読んでみた一冊。
この人の書く話(というか根底に流れている性善説みたいな感覚)は好きだと思うのだけど、多分文が合わないのだと思う。私は。好きだけどいまいち胸を張って好きと言う気にはならない作家。金城一紀が「僕」を書くのを許せても、この人の「僕」はなんだか妙な違和感を感じるのだ。
ストーリーは、何かと人生にやる気を感じない主人公(僕)が、デートクラブ(出張ホストクラブ?)の女社長に見込まれて、娼年になっていくという話。
http://d.hatena.ne.jp/raspberry/20040723
この人の日記にも書いてあるとおり、セックスのことばかり書いてあった。まあ、つまらないとも思わなかったけど、テーマが際どいので微妙。娼年をしていくことで性欲という人の「欲望」に興味がわき、人それぞれ様々な形のあるそれを愛しく見つめる主人公。ていう他者受容を書くならば、別にセックスを主題にしなくてもよかったんじゃないかとも思う。そんなこと言ったらあれか、どんな小説でもそうか。人として一番見せたくない(恥ずかしい)部分を許容するということがその人全体を許容するということに繋がるのかなあとは思う。単純に私はこの種の(特殊な、と言ったら失礼なのかしら)欲望が理解できないから、そういった文章の大半を割かれる描写にも興味がわかず「面白い」と思う部分が少なかったのかも。とか言ったら理解できる人のが少数。ええ。
貸してくれた友達が言っていたけど、「気持ちがキレイ」というのは石田衣良の小説全般に言えることだと私は思う。
http://jin.jugem.cc/
この人の10/27に書かれる
テロや戦争が起こっている現実を見て、外野から「まあ世界には色んな考えがありますがな」と悟ったように言うのは簡単だけど、それじゃ何も解決しない。
というのは本当に分かる。「自分は自分、人は人」というのは、まともな意見な様でそれを言ったら終わり、という言葉であるといつも思う。コミュニケーションが成り立たない。それ以上進めないっていう、これもまた「バカの壁」だろうって思う。でもこの小説はそういうんじゃない、暖かい「人は人」をよく描いていると思う。
あと見た日が近いこともあって「ズーランダー」と似たようなものも感じた。ベン・スティラーがアホモデル(やショービジネス)に向ける眼差しと、主人公が女性たちに向ける眼差しは、一緒のものであると思う。愛、だ。
ちなみに女社長の娘である咲良(漢字に自信がない)は、そうとう私好みの女の子だ。やべー私男だったらマジで惚れてるよ!
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いつまでも女でいたいと思っちゃいけないのかな。と思いますね。何でもいいから自分を肯定しろ。って言われたような気がしました。
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IWGP以外で初めて買った石田衣良の本。様々な性癖がありありと描かれていて良かった。人間とはいかに多種多様か改めて思い知らされた一冊。
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題名に惹かれて、読んでみたいと思っていたのが文庫化されたので購入しました。性描写が多いですが、えろいとかぐろいとかいうのはないです。あくまでも文芸。とんとんとん、と話が進んでいって、特にここという盛り上がりは無いですが、それがいい感じです。
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石田 衣良さん、以前から一度読んでみたいなと思っていたところ、文庫で出ていたので購入してみました。物語の設定は結構過激なので、賛否あるかなと思いますが、私は好きです。登場人物がみんな魅力的で、女性を描く視点が優しくて好感が持てます。内容そのものより、そこに流れる空気や色を大切に読んで欲しいな。
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女性に体と快感を売る商売の少年の成長を描いた物語。ただのエロ話とは違います(笑)実際の商売だとどうかなぁ・・・。