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第1話「ふるさとに帰った竜」…祖父がなくなった後、小さな孫娘は蔵の中で一枚のお皿を見つけました。そのお皿は半分に割れており、やせ細った竜が描かれていました。竜は娘にあるお願いをしました。第2話「怒りんぼうのだるま」…だるまさんは怒りんぼう、なぜかというと自分の顔が嫌いだったからです。だるまさんは決心しました。「自分の好きな顔を探しに行こう!」と。第3話「金平糖と流れ星」…甘い甘い金平糖は幸せの素、元気の素。なぜなら、金平糖には人のタマシイが隠れていることがあるからです。
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鶴の巻、亀の巻、と二冊同時に出されたんですね。今回は文庫で発行だけど、大きさから言っても、紙の質感から言っても、きっと単行本の方がいいと思うから、こちらで読めてよかったです。(*^_^*)ふるさとに帰った竜、怒りんぼうのだるま、金平糖と流れ星、こちらもお話は三つ。どれもよかった。最初のお話で、おじいさんと息子夫婦と小さな孫娘が出てくるんだけど、一ページめでは和やかな一間の家族、で次ページではその孫娘が大人になっていておじいさんが昇天。その魂の抜けていく絵がすっごぉ〜〜く優しくてね。おじいさんのこれまでの思いや家族に対する気持ち、おじいさんの性格までもただ一枚で表してしまうなんて、黒鉄さん、凄い!宮部さんの文章も素敵だけど、これは、黒鉄さんの絵の力の方が大きい絵本だと思います。思いもかけず優しい出合いがあってよかったです。
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ちょっぴりこころがほっこりする縁起絵本。
絵本と言っても、宮部節。
児童文学士のような舌足らずな書き口ではないく、
やはり硬質な語り口。