投稿元:
レビューを見る
日露戦争で死んでしまった人、悲しみと怒りのあまり胡弓を売ってしまった人、そして、ランプを捨て、町に出て本屋になった人。
共通するのは何だろうか。解説では「道」と「農村」が出てきたがもう一つ言うなら、ここに描かれた人たちは、みな自分が必要とされているのか、されていないのかの瀬戸際に生きる人たちだということだ。そのはざまで揺れ動き、ある人は自分を捨てて井戸を残した。ある人は、怒りにまかせてその全てを捨ててしまった。最後の人は、自分を見つめ直し、最後には町で小さな幸せと家族を保った。
投稿元:
レビューを見る
7月は新美南吉さんの誕生月です。
教科書にも載るくらいの有名な人なので、やはり書き方が緻密でしっとりと沁み渡ります。題名になっている『おじいさんのランプ』村から街へやってきた巳之助が硝子のランプが灯っている街並みを見て感動するシーンが好き。暖色系の暖かい光をイメージしたけれど、文中には青やかな光と書いてたな。どんな色合いなんだろう。
投稿元:
レビューを見る
正直に生きる、貧しい普通の村人。
田舎者で、損をしてしまうことも多いけれど、それでいいのだ!と思える、心温まるお話です。
投稿元:
レビューを見る
ランプの灯る町並みの描写、時代の移り変わりの切なさ、樹につるした50のランプの幻想的な光景、素晴らしかった❗短いお話だけど心にじんわり暖かく残る。
投稿元:
レビューを見る
初のオーディオブックにて
ランプの暖かい灯りが目に見えそうな気がした。
時代にそった生き方をする柔軟さが必要だと学んだ。
昔の人は本当に勤勉だったんだなぁ〜
投稿元:
レビューを見る
時代の移り変わりに柔軟に対応することは、いつの時代にも求められること。
でも、ランプの最後はちょっと切なく、美しかった。