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穏やかで心が温かくなるお話。
最近はRIKOシリーズや聖なる黒夜とか、ハードなのばかり読んでたのでたまにはいいかも。(*´ー`*)
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季節の日本料理と謎を主題とした連作短編集。
雰囲気としては北森鴻氏の香菜里屋シリーズの女性版といったところでしょうか。おかみさんの人生がちょっと激し過ぎるので、もう少しソフトである方が純粋にばんざい屋の空気感や料理を楽しめると思います。
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1つずつの話を通して、最後は過去をテーマにまとめられているように感じました。
こんな小料理屋さんが近くにあればいいのに!
読んでてほっとした結末でした。
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本のプレゼント交換?みたいなのでいただいた本。
多分自分では手に取ってなかった本だなーとは思う。
でも面白かった。あと食べ物の描写が美味しそう。自分は好き嫌いが多くてあんまり食べれないけど...
食べ物が美味しそうな描写がどこかでみたことあるなーってずっと考えてたんだけど、たぶん妖怪アパートだと思う。
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とってもほっこり。
ごはんが美味しそうで、
流れる時間がゆったりしていて、
主役の女将がしなやかで美しくて凛としていて、でも可愛くて
ここ最近読んだ中では人に進めたいNo1かも。
続きもよみます!
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ばんざいやの女将のもとに集まる客と、後半は女将自身の秘密に迫っていく展開で飽きることもなく、ノンストップで読めること+大きな事件があるわけではなく(死人がでることもあるけど)普段の生活における些細なことに関して決して首を突っ込みすぎることなく程よい距離の中で客を見守る女将の姿が清々しい印象。
女将自身の過去は思った以上にハードだけど、それを乗り越えて今があるっていのは説得力があったと思う。
もし続きがあるなら楽しみな、ほっこりできる話でした、
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季節の食材を用いた京都の家庭の味おばんざいを提供する「ばんざい屋」。
そこに集まるお客たちにまつわる謎を静かで謎に包まれた女将が解決(といっても本人がしゃしゃり出たりはしないのだが)していく話が序盤の主軸。
もの静かな女将のおかげもあってか店の中もいい意味で穏やかに感じて居心地がよさそう。こんな店あったらぜひ常連さんになりたいものである。
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東京•丸の内にひっそりと店を構える「ばんざい屋」を舞台に、様々な人間模様を描いた本。
お店のお客さんのドラマが1話ごとに綴っていて、さらに毎回お腹が鳴ってしまいそうな季節の素材を使ったお料理がストーリーと絡み合ってたくさん出てくる。
物語が進むに連れ、女将である美鈴さんの過去が明らかに。ミステリーを読んでいるようなドキドキ感と、次々出てくるお料理のワクワク感が入り混じって、本当に味わい深い素敵な小説だった。
本当にこんなお店があったら行ってみたいなと思う。また、読み終わったらわ周りにいる、自分を大切にしてくれる人をもっと大切にしようと思った。
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爽やかな読み心地。最初の「聖夜の憂鬱」の仕掛けにほっこりはしたものの、この後もこんな感じなのかなと不安になったが,どの章も驚きがありながらほっとする話でした。話がすすむにつれ「おばんざい屋」の女将の過去も明らかになって来てそこも読み応えあり。
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おばんざいの言葉に惹かれて手に取った一冊。
女将さんの作るおばんざいはどれも美味しそうで、夜読むにはお腹に悪い。笑
恋愛ミステリーということで、ビブリア古書堂的な雰囲気で、お店に訪れるお客さんの短編が続きながら、「ばんざい屋」を営む女将さんの恋が進んでいくお話。
ただ、ラノベのような感じでは無い、30代後半の落ち着いた大人の恋が魅力。
思いがけずフランスとの繋がりもあったりして楽しめた。
フランスの蚤の市は、この内容に何故こんなに人が集まる!?と思ってしまうほどガラクタばかりに見えるのだけど、皆お気に入りのブロカントを見つけて、上手にアレンジしているのだろうなと思う。
この近くも他の国からも含めて200万人が集まるので、ほんと皆好きみたいです。
作中で語られる、緑の花を咲かせる桜。初めて知りました。普通の桜とは違った魅力を持ってます。
いつか見てみたいものが、また増えました。
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おばんざい屋のミステリアスな(後半でその前半生は明らかになるが)女将と、そこに集うお客たちとの人間模様。
「いとおしさ」が、この作品の最大の魅力だと、解説者は言う。
確かに、こんな小料理屋があったら、常連客になってみたい。何ともホッとする店の雰囲気と、何よりも女将の手作りのおばんざいの美味そうなこと。
ホラーが(苦手で読んではいないが)得意の著者が、こんな人情ミステリーを著すなんて。
ぜひとも、シリーズ化してもらいたい傑作。
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こんなお店があったらステキですね。
読めば終わるのが当たり前だけど、読み終えるのがもったいない作品でした。
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目次
聖夜の憂鬱 ばんざいやの十二月 女将吉永長崎真奈美 南瓜の煮物
Christmas Blue 清水啓一
桜夢 ばんざいやの三月 塚本忠志 藤田 八木浩美 桜飯
Cherry blossom’s Dream 女将 清水圭一、徳一郎 立川瑞恵
鬱金 御衣黄
愛で殺して ばんざいやの七月 河田正一郎 塚田万里 村山
Love like Poison 吉永悦子 清水啓一 谷山美鈴
思い出ふた色 ばんざいやの十月 司 たま玉川幾子 真子
Black&White Memories 塚田万里 清水啓一松茸の土瓶蒸し
たんぽぽの言葉 ばんざいやの四月 斎藤 丹後タンコ美香 村山
Dandelion’Smile 丹波佐和子 若井翔太
吉永 清水 さくらんぼのゼリータンポポの根のきんぴら
ふたたびの虹 ばんざいやの六月、それから…… 吉永 清水
All the Colors of the 糸川ナミ 河村陽子 塚田万里
祭池晃一郎 宇和島 雪弥 谷山美鈴
あなたといられるなら ばんざいやの九月 吉永千太郎 吉永時枝
The End of a Perfect Day 坪井 清水 吉永 雪弥 そば茶 ゆべし 山栗 やまぼうしの実
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期待せずに読み始めたからか、びっくりするほど大満足。
不思議な出来事はないけど、不思議なタイミングが重なって。
人生いろいろ。
その経験が今の自分を形作っている。
それをありのまま受け入れることが大切。
そう実感させてくれる。
女将さんと清水さんがここまで若いとは思っていなかった。
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東京・丸の内の片隅にある小料理屋「ばんざい屋」。おかみの作るちょっぴり懐かしい味に誘われて、客たちが夜な夜な集まってくる。クリスマスの嫌いなOLの悩み、殺された常連客が心ひそかに抱いていた夢、古い指輪に隠された謎と殺意……。数々の人間関係をからめながら、自らも他人に言えない過去を持つ女将が鮮やかに解決する恋愛&ヒューマン・ミステリーの傑作。
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女将さんの過去も、ばんざい屋に持ち込まれる事件も、結構重いのだけど、読後感は何故かさらっとしているという不思議な作品。
季節ごとのお料理が美味しそうで、自分でも丁寧に料理を作りたくなる。
出てくる小道具(アンティークではない、ブロカントという言葉を初めて知りました)も、想像力が刺激されました。
虹色のプリズムが見えるガラス細工のブローチや、清水さんが女将にあげるオルゴールだとか、女性ならきっと画を思い浮かべると思う。