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『プチ・ラパン』で働く藤原百恵が“料理の師”と仰ぐ織田圭二。ふたりの師弟関係は、山あり谷ありの中で前進しているかに見えたが、織田と今村可奈子のキスシーンを見てしまった百恵は!?
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約束通りのラブストーリーはしらけてしまうけど、ここで描かれるラブストーリーはずいぶん骨太だ。ヒロイン百恵の片思いの物語がメインで、きちんと欲望なんて言葉が出てくるあたりがドキッともするけど、本気を感じるのだ。
なんというか、彼女が戦っている感じが胸に響いてくる。自分の心の中にある寂しさとか、その人を好きな気持ちとかと、自分の生き方とにきちんと折り合いをつけて、自分なりに納得のいく人生をいきようとしている清々しさが感じられる。もっとも、この調子ではそう簡単に幸せに離れないだろうな、という感じもひしひしと伝わってくるけれど。
可奈子の抱えるしんどさも僕にはわりとずんと響いてくるもので、こういうのは男性が単純にわかったように気になるのはもしかしたら失礼なのかもしれないが、なんだか気になって頭から離れない。だから、主人公以上に、彼女の恋する気持ちを応援したくなるのだと思う。とても魅力的な人物だと思う。
時々ふっといい話が出てきて、麺類を食べるときに音を立てて食べるか静かに食べるか、なんてのが今回は印象に残った。ヒロインがさらっと答えるのは「いっしょに食べる人に合わせる」。これ、いいなあって思う。他の人と一緒にものを食べるときって、一緒にいる空間も食べているんだもんね。
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頑張れ百恵!でも、その織田さんよりも高橋さんのお店でやっていくほうが大変だけど、成長できるかもと思うあなたはえらい!!
安易なラブストーリーになってないことがいいかも笑
今後が楽しみです♪
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「グレープフルーツを食べたい」という”思い”は一体どこからやってくるんだろう。
宇宙の彼方から降ってきて、突然私の中に生まれる”思い”
「好き」っていう思いはどこからくるんだろう。
哲学、って、人が人を好きになるから生まれた学問だわきっと。(p.142)
迷って選べないということは結局、その時点で死んでしまったも同然だ。
人間若くて傲慢な時はまるで自分には永遠の時間が許されているように感じるものだが、本当にそうかな。(p.242)
必ず・・一人前のコックになります。織田さんへの恩返しはそれしかないと思ってます。(p.294)