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社会学やエッセイなどの本は、人それぞれ興味が異なると思いますし、小説なんかも好き嫌いがあるでしょう。そして、この本も社会学に通じる本で、普通ならすごく良い内容でも★★★★ですが、データで裏付けているところが多く、ネタも面白いので、また、著者の話し方も面白いので★★★★★にしました。内容は、少子化や少年犯罪などをはじめとした日本の社会問題・社会常識について、一般にメディアなどで伝えられているものに対して様々なデータを引用し面白い口調で反論するものです。知的エンターテイメントという言葉がぴったり合う、久しぶりに面白い本に出会いました。ネタ的に、日本の若者や主婦におすすめです。ただ気になるのが、著者のプロフィールが、カモフラージュされており、本は口語で書かれていますが、その論理や知識の多さは博士レベルだということです。(どこかの教授なのでは?)著者が何者か気になります・・・。 (・・って、ネットで調べたらそれらしいHPがありました。)
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面白すぎます。
特に、スーペー少子化には笑わせていただきました。
赤い羽根募金で寄付額によって羽根の大きさを変えるなんて最高です。想像して吹き出してしまいました。
電車の中で読むのは注意です。
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「今の日本人に足りないのは“つっこみ力”」と主張する、自称、イタリアン大学・日本文化研究科卒のパオロ・マッツァリーノがサイトで連載していた連載の書籍化。
これまで社会学者やマスコミがデータをもとに「正論」と唱えてきたことを
そのデータを逆手にとって全く反対の結果を導き出すというのがマッツァリーノの手法。
「金持ちのバカ息子(娘)が公平な社会を作る」
「ひきこもりのためのビジネスマナー講座」などなど。
確かに社会学は、ある言いたい結論のためにデータを引用する。またはそう思われても仕方のない、恣意的なデータ引用をする。ビジネス企画書なんかもそうかもね。
いかに世の中の話しが嘘っぱちか(嘘っぱちの可能性があるか)を示したエンターテインメント本。
人をナメたデタラメのプロフィールや名前のとおり、文体も人をナメきっていて最高。
http://mazzan.at.infoseek.co.jp/
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巷の社会学的な調査やら何やらが如何にうさんくさいかを教えてくれる本。全体的に人を挑発するような物言いが良い感じです。痛快ですね。
社会学そのものを学ぶ、というよりも、多少アカデミックな読み物感覚で触れたほうが良いかも。
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反常識の知とでも言えばいいのか。いまある言説をひっくり返したり透かし見たりしつつ社会学を批判する。これを読んで常識を疑うクセがついてしまった。
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学究的な論説文読解が嫌いな人に。学問はくだらないから面白いという開き直りの一冊。大学に入ったらこんな面白いアプローチで研究をしてみたいなと思わせられること請け合いです。
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イタリア人にしてはもの凄く堪能な日本語だと思ったら、日本人の社会学者が匿名で書いたものらしい。お勉強の本って感じではなくげらげら笑える物騒な本。
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うちの近くにも「ふれあい公園」がある。新聞の読者投稿ページはときどきすごいやつ送って来る人がいて見逃せないですよね。
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個人的には、本を読んでこんなに笑ったことはないです。おもしろかった。初めて一日で読んで苦痛でなかった本かも知れません。世の中の常識とか思い込みとかをデータをもとに斬っていきます。世の中の常識を作ってる学者先生たちも。私は高校のころ、「少年が凶悪化した」とギャーギャー言われていたのを苦々しく思っていたのですが、この本を読んで正直な話スッキリしました。
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噂によると、著者は日本人では?イザヤベンダサンのようなものか。一言でいうと「面白い」。世間で常識とされることも、一部の社会学者達の数字の読み方、捏造論理によるものが多いと、著している。個人の思い込みをマスコミが追記することで、真実が見えてこない。先日読んだ「ヤバイ経済学」と同様の視点、過去データ検証で、その辺りを説いていく。軽く読めるし、なかなか充実感もある。
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おもしろい!
「なんとなく」信じている社会現象を
ザクザク反論!文体もユニーク。
人とちょっと違う視点を持ちたいなら。
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最初はWebで読んでいたのですが、つっこむ快感を勉強させてもらったと思い、購入しました。続編も出ているようでめでたい限りです。
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実は社会学の本です。TV言説とか、社会学を名乗るエセ社会学に対する批判?ていうのがしっくりくるのかな。メディアリテラシーは大切です、と。
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様々な統計データや資料をもとに、メディアなどで一般的に言われている思いこみや誤解を解いていく。文体にユーモアがあって、ちょっといい加減なところが面白い。
常識と言われていることを疑う姿勢は自分も見習いたいと思う。
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2008/1 図書館から。きっと面白いんだろうなあ、と思っていたらやっぱり面白い。日本版『ヤバい経済学』(というより、あっちが「社会学」か)。そういえばメディアは「フリーターなんか!」と言っていたのだ!!ということに気がつかされて愕然。