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この人が本出す前からサイトでチェックしてた。
何ておすすめしたらいいのかわかんないけど、こうゆう考え方こそが好き。
なんつーか情報だとかデータだとかについて、
別の視点からの見解が身につくってーか、
まあ一言で言うのは難しいけど、面白いし頭が良くなるし、
この本を大学1年2年で読んでおくとその後がラクになるから
読んでみて!!!
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この本を見て「そうだったのか!俺は騙されていた!」とヒザ打つ人は要注意。ここに示されているのは、データによる印象操作の実例なのですから。
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一気に読了。作者自ら戯作者と称するだけはある。深く楽しい。
社会学とはなんぞや?社会を見渡して気に食わないことを
見つけたうえでそれに理屈をつける営みなり。なにせ厳密な
ことは求めようとしても無理なんだから。いやここまで斜に
構えた言い方はしてませんね。失礼。
ちょっとだけ。「キレやすいのは誰だ」の章から適宜引用。
キレる少年たち。増える少年犯罪。17歳が危ない。といわれる。
さてまずはグラフをご覧ください、と来る。「平成の少年凶悪
犯罪」。元年の1300件前後から平成9年にぐっとあがって
2400件ぐらいに。
社会正義に燃える識者やコメンテーターは、このデータをもとに
「凶悪な少年犯罪の増加は統計に裏付けられた事実である」
「近頃の子どもはすぐにキレて、見境もなく人を殺す」といった
分析をする。読者は不安に駆られる。
だがしかしこのグラフは平成になってからの数字。少し下がって
長い目で「戦後の少年凶悪犯罪」で見るとピークは昭和35年
頃の8000件。キレやすい17歳選手権グランプリ、戦後最も
キレやすかったのは昭和18年生まれ、平成20年現在65歳の
みなさんなのである。
若者があぶないといっている世代がもっとも危なかった。その
世代がいまは温厚ならいまの少年たちもそうなるだろう。いまの
少年たちがいつまでも危ないというのなら65歳付近の世代が
一番あぶない。
いろんな見方ができる。つける理屈もその人次第。ものはいい
ようですな。と、まあ「社会学を超えた『反社会学』で見れば、
世の中はこんなにおもしろい」と銘打った、たしかに面白い本
であった。
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本キライな私が読めた!
話題の事件やらニュースやらを
わかりやすく反社会学的に論じて
くれてるおもしろい本です。
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この本の表紙裏にはこう書かれている。「反社会学の目的は二つです。第一に,社会学という学問が暴走している現状を批判すること。第二に,不当な常識・一方的な道徳・不条理な世間体から人間の尊厳を守ること。」私たちが当たり前のことと信じていることは,メディアや世評によってつかまされた「ガセネタ」であることも多い。しかも大切なことはそうした「ガセネタ」をつかまされることで,本当に重要な問題が隠されてしまっていることがあるということだ。例えば,この本で取り上げられている結論には「凶悪少年犯罪が急増したというのは,マスコミが捏造した世論です」「頑張れば頑張るほど不況は悪化します」「日本人にはコミュニケーションは不要です。というか無理です」「1960年代,すでに大学生の学力は低下していました」などなど,一見「トンデモナイ」発言がたくさん出てくる。しかし読めばわれわれの常識がどんな問題から目をそらした結果なのかということがよくわかる。今年になって一番笑えてしかもタメになった本。(菅)
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これも旦那セレクション
データがあるから信用できる、というのは大嘘らしい。
ひねくれモノもここまで来ると気持ちイイ?!
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文庫版化にあたり、購入しました。
~日本のお役人はふれあいが大好きだ~
この解説文だけで思い出し笑いが…
とにかくおもしろい!!
でもくだらなくはない??
というより実は真面目な本!?
読み終わると世の中に「つっこみ」たくて
ウズウズします(笑)
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本当に面白いです。
タイトルに反して、正統な社会学の本。
データによる印象操作の実例などが載っています。
文体も独特で読みやすい。
ぜひこの本で真の社会学を知ってもらいたい。
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「社会学」とは、『これが社会学ですよ』と言った時点で、
それが社会学になってしまう理不尽な学問です。
いかに社会学がいい加減で適当なのかを、
あえて社会学の視点で問う痛快な一冊。
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痛快に世の社会学を批判しつつも、かなり的確な反社会学。数字や言説に惑わされてはいけないことを痛感。文体もすごく好きです。そして各章のまとめが笑えます。
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蔓延る社会の通説を鮮やかに覆していく、社会学の本。著者のいうとおりにすれば社会が必ずよくなるってわけじゃないだろうから、結局のところ自論のばら撒きなんだけど、筋がよく通っているし、使えるものからくだらないものまで僕らの知らない事実、データをよく提示してくるので、説得力があるし、面白い。
僕の場合、とくに「まとめ」に心から同調した。僕が常々思っていたことと、ここまで来て一致したのが嬉しかった。それでこの本を全肯定してしまいたくなる。だからぜひとも「まとめ」だけは読んでほしいんだけど、全編を読むのもまったく苦じゃない。
というかウェブでほとんど読めるんだね。でもこの本は買ってよかった。ほかの著作も欲しい。
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脳ミソもみもみ‐『つっこみ力』 『反社会学講座』
http://d.hatena.ne.jp/kojitya/20090909/1252451254
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卒論で統計見るときの役に立つか、と思って借りた本。
まあ、要するに事実だろうとどうだろうと言い方次第で言うた者勝ち、てとこですね。
本来科学的なはずの統計(統計の取り方もあるけど)も用い方1つでどういう意見にも誘導できる、と皮肉とユーモアと漫談で喝破する様に喝采を送りたくなりますが、じゃあ情報収集力に弱く、かつ情報整理力に欠ける私のような人間は一体何を信じればいいのやら…と自己卑下を趣味とする私などは心が弱くなって後ろ向きになってしまいます。
が、ここは作者の言うようにスーぺーさん(スーパーペシミストの略)にはならずに、せめて一生懸命くよくよするにとどめたいと思います。
顔が緩むのをどうしても我慢しきれない箇所が多々あり、何度うつむいたり外を見る振りをしてやり過ごしたかしれません。
不審者と思われる危険性を避けるためにあまり人混みで読むのはやめた方がいいでしょう。
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参考文献からもわかるように、基本的には『「社会調査」のウソ』(文春新書)と同じ、世の中の社会科学がいかにウソっぱち(というと語弊があるけど)であるかを説明する流れを継承している。
その内容の性質上、2冊とも皮肉も交えた(かつ軽い)文体となっているけど、こっちの『反社会学講座』の方がお笑いに重きを置いていて、ある意味ネタ本のような構成になっている(下ネタあり)。
ところで社会科学そのものがいかにお笑いであっても、それが世の中の議論のたたき台となっている以上完全に無視することはできない。またいかに社会科学がお笑いであっても、そのことをわからせるには同じ土俵(同じ社会科学という枠内)で論駁しなければ、なかなか認めてもらえないのも事実であるように思う(確かに外から見てるから言えることではあるんだけど)。
そういう意味ではただ外から難癖をつけただけのように見えてしまう、つまりネタ本としての域を脱出し得ていないんだけど、著者としても端からそのつもりで書いたのだろう。著者自身「人間いいかげん史観」を支持しているわけだし。それにそういうスタンスは物事を客観的に見る上でも必ず必要になってくるから、僕はこの本を好意的に受け止めたい。3寄りの4で。いろいろ言ったけど、読んでて普通に面白いです。
(2006年04月23日)
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社会学者を揶揄し、犯社会学を説くが、実はその論法も社会学者の論理だったりする。
最近の少年は凶悪と言うが、昔の少年の方がもっと凶悪とか、
今の若者だけでなく、昔の若者も勤勉ではなかったとかをデータで示します。
まあ、新聞やテレビで偉そうなことを行ってる社会学者についても疑うことが大事ですよと。