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満点は絶対あげられないけど80点以下も絶対あげられないような漫画。漫画自体はよくできていているんだけど読んでいてあまり良い精神状態にはならないんじゃないかと思う、ウエットで感傷的な気分になってしまう自分にはリスクが多すぎます。一度は読んでおきたいけど二度は読みたくないと思った
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人生の陰部に踏み込んで痛いとこだけえぐりとって晒す手法がたまらないです。しかも3−5Pで終わって話が簡潔。主人公に名前もなかったり。WEBで公開されてるのであらかた読むことが出来るのでこの値段(800円)が妥当か。
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日常の生活や家族、恋人などとの関係を繊細にシーンをスライスして簡潔にまとめているショートショート集。
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公式サイトで読める作品も多いのに、この人の漫画は全部買っている。苦しんでいるのはみんな一緒なんだと本当の意味で理解させられた。若いうちに出会えてよかった。
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友達に贈ってもらった一冊。
気に入ると思うという言葉どおりなんだかもう
この人の漫画が好きになってしまった。
もともとWEBで漫画を公開していたんだけど、
出版の人に拾われて書籍化したみたい。
短いお話がいっぱい入ってるんだけど、雰囲気でいうと
なななんとか南Q太とかみたいな短編の量なんだけど、
内容が凄くいいんだな。
進学祝いでももらったんだよね〜。
高校かな?
大学かな?
すごくうれしい贈り物でした。
琴線に触れるってこうゆうことなのかなって思うくらい、
いっぱい泣いてしまった作品です。
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帯の新谷かおるの煽り文句がいただけない。
『感受性のない奴は買うな!!! 価値がわからん!』
大きなお世話である。横柄・横暴に過ぎる。
感受性がなければ、この作品は読めないのか?
いや、逆だろう。読めば必ず何かを感じる・何かを思い起こす。
そんな、自分の内側に秘めた感受性に気付くのが、この作品ではないだろうか。
前作「生きるススメ」同様、様々な登場人物の人生の断片が描かれる。
描写はシンプルだが緻密、決して説明的ではないのに明快な語り口。
スッと染み込むように物語が心に残るだろう。
そして読後の余韻にひたる時、心の奥から何かが浮かび上がる。
記憶の断片、共鳴する感情、期待からくる高揚。
誰もが持ちながら、でも自分自身だけが感じることの出来る、何か。
それに思いを馳せるキッカケを与えてくれる。これはそんな作品だと思う。
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いやぁやっぱ戸田誠二先生いいなー。心にズキンとくるというか、胸の奥に共鳴してくるような感覚。自分では経験していないことなのだけれど、それが自分自身の経験であるかのように感じる感覚。中でも「殺人計画」がシュールで好き。2Pという本当に短いページ数の中でこれだけのものをつぎ込めるのは本当にすごい才能だと思う。
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こんなに夢中でページをめくったのは久しぶり。
たった1ページで終わる物語もあったりする。
たった1ページ。
これだけで、こんなに深く物語を伝えられることが出来るんだ。
結構感動した。
彼のwebで読める作品も多数のなので、是非いろんな人に目を通して欲しい。
心の中の何かが絶対動くと思う。
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幸せの影の部分にスポットをあてて書いている。幸せを知ると幸せが無いと苦しい。幸せを目の前にするとそれを失うときの事まで先読みして、あえて小さな不幸に甘んじている。
そんな暗い人の暗い話ばかりを描いている。結構好き。
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短編というよりはショートショートに近い分量の作品が多い。ショートショートになればなるほど、シュールさが際立つ。なかでもシュールでお気に入りなのは「殺人計画(2p)」。あとは「反抗ヘンカンキ」のアイデアにはビックリした。斬新な設定に思えた。私が無知なだけで、こういう設定ってSFなんかではよくあるのだろうか。
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生に目的の無いことなんてみんな知ってる
だから「恋愛」という死に対する最高の予防薬を飲むのだ
家でも学校でも会社でも 人が求める役を演じている
結婚も親の要求の一つなんです
でもあなたを好きなのは本当です
少しずついろんなものを切り捨てて生き延びている…不器用な人間だっているのだ
…切り捨ててしまったのはしっぽじゃないのかもしれない
でも生きている
・・・離れてたほうがいいじゃないか
俺はそばにいてずっとうまくやっていけるほど想像力のある人間じゃない
…あんたとは別れたくないんだ
だから付き合わない
こうして後輩の同僚が慕ってくれるくらい私が人ウケがいいのは
逆に私が他人とはキョリをもって接する人間だからだと思う
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(2012.04.07読了)(2012.04.07借入)
戸田誠二さんの二冊目の本です。
戸田さんの本を読んでいて困るのは、男なのか女なのかわからないキャラ(「けものみち」)がときどきあること(現実の世の中でも、見た目で迷うことが結構あるので、それが反映されていると言われれば、なんとも言えなくなるけど)、ストーリーの中で、この人は、ここまでに出てきたどの人と同じ人?と考えてしまうこと、キャラがうまく書き分けられていないように思うのですが(ギャグ漫画じゃないんだから、と言われれば、引き下がるしかないのですが)。
今回は、ドラマになりそうな物語がいくつもある感じです。ストーリー展開が意外な方へ展開して行って、はあこういう展開もありか、と納得してしまいます。
異界の物が見える人の話(「視線ごっこ」)があったり、近未来SF見たい(「2056」)のがあったり、いろいろ試している感じです。
【目次】
2056
第1章 Apoptosis
くらげ
Red Ribbon
アポトーシス
第2章 手さぐりで歩く
とかげ
Happy Birthday
NO SEX
幸せ
第3章 Rules
殺人計画
視線ごっこ
四月の薬草
第4章 浮かび上がる
失恋
けものみち
反抗ヘンカンキ
あとがき
全体的に、絶賛もできないけど、くだらないとも言えない、なんかもどかしい感じです。
もっと長いものに取り組んでもらうと評価しやすいようにも思いますが、1~2頁のも捨てがたい、ですね。
他にも何冊か出ているようですが、息子の本棚には、ここまでしかないので、これで終わりにします。
(2012年4月7日・記)
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ついに戸田誠二の単行本を解禁してしまった……。あああああ好きすぎる。気づかずにどっかでパクッちゃわないか心配になる。『生きるススメ』よりも暗めの作品が多いけれど、それを自覚している上でタイトルに「しあわせ」と名付けるセンス、素敵。
「アポトーシス」、突き刺さりすぎる……。