紙の本
真摯にひとに学ぶ姿勢こそが、まず大切ということであろう。
2004/07/06 18:35
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投稿者:由良 博英 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この手のタイトルで心理学者やコンサルタントの書いた本には、空念仏のようなものが多い。けれども、将棋と野球という勝負の現場で活躍するふたりの対談には、魅力あふれる箴言が満載だった。「素振り千本やるよりバッティングのうまいひとの練習を見るほうがためになる(要旨)」といった、古田選手の合理的な話の数々に首肯。小手先のテクニックでもスポ根でもなく、真摯にひとに学ぶ姿勢こそが、まず大切ということであろう。
※「心を読み、かけひきに勝つ思考法」(PHP/2002.7刊・改題)
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野球、将棋のプロが対談を通して「勝負」に勝つための意識・行動を経験に基づきながら解説していく。
とても説得力があり、また、野球と将棋の奥深さも同時に知ることができます。
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古田さんと谷川さんとの対談形式で読みやすい。話の内容もお互いのフィールドである、野球・将棋にからめて話が進められて分かりやすかった。
話の内容も後輩育成について、様々な型について、組織について、、などなど多岐に渡り、読んでみて色々と得るものがあるのではないだろうか。
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言わずと知れた、将棋の谷川永世名人と、球界を代表するキャッチャーである古田との対談。それぞれの世界で頂点を極めた二人であるが、プロとしての心構えや、勝負というものに対する姿勢、考え方など本質的な部分で非常に共通するものが多いことがわかる。頭脳競技であり個人競技である将棋と、一方でスポーツであり団体競技である野球であるが、やはりどちらも職業としてのプロであり、また一流でありつづける二人はお互いに理解できあえるのであろう。古田の言う、去年と同じことやっていてはプロとして残っていくことはできないという言葉は、プロ野球の現実を表しているであろうが、これは普通の仕事をしているサラリーマンの社会でも同じであろう。プロ意識や向上心を持っていない人間は、どの世界にいっても成功することは出来ないのである。
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言わずと知れた、将棋の谷川永世名人と、球界を代表するキャッチャーである古田との対談。
それぞれの世界で頂点を極めた二人であるが、プロとしての心構えや、勝負というものに対する姿勢、考え方など本質的な部分で非常に共通するものが多いことがわかる。頭脳競技であり個人競技である将棋と、一方でスポーツであり団体競技である野球であるが、やはりどちらも職業としてのプロであり、また一流でありつづける二人はお互いに理解できあえるのであろう。古田の言う、去年と同じことやっていてはプロとして残っていくことはできないという言葉は、プロ野球の現実を表しているであろうが、これは普通の仕事をしているサラリーマンの社会でも同じであろう。プロ意識や向上心を持っていない人間は、どの世界にいっても成功することは出来ないのである。