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何年ぶり? 10年以上は経ってるよね。いつまで経っても書き終わらないので、とうとう自分を追い込むために連載を始めたってエピソードがあったのは、確か暗黒館だったと思うけど…。
えーと。叙述引っ掛けっぽいなあ、と思いながら読むも、本当のところはどうなのか、は面倒なので深く考えないで読んでました。
[2005/04/01読了]
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長い・・・・。「視点」の切り替えが多いため館で起きてる事の全容が捉え難くなってるのもありますが、読むペースがなかなか上がりませんでした。ともあれ随所に散りばめられてる小さな謎や視点変更の違和感がどう下巻で収束するのか・・。総評はそこを見るまでは下せないですね。
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本当に分厚い本です。いつもとは違う目線で書かれています。上巻では謎が散らばめられつくした感じです。暗い黄昏時の空気が終始流れています。
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何とコメントしていいのかわからない。良くも悪くも、「裏切られた」という思いが強い。2500枚は確かに長いが、そこまで書く必要があったのか疑問だ。他の館シリーズ、それもほぼ全てを読破しないと、本作の面白味を理解出来ないという点もどうかと思う。『浦登家の秘密』が色濃いため、肝心の謎解き部分があっけなく終わってしまった。このシリーズはあくまで館の特異性を楽しむもので、謎解きは二の次なのかもしれない。
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殺人事件よりも、むしろメインは館とそこに住む人々。光よりも闇を愛す館を訪れた中也と江南の視点が交錯し、物語は進行してゆく。。
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女性も出てくるのに雰囲気が男まみれ。なんだ中也君きみ何しにこんなとこまでついてきたんだ……もう気になって気になって気になる
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ホラーと言うか、ゴシックと言うか、今までの館シリーズと比べると、少し毛色が違って感じてしまいました。どちらかと言うと囁きシリーズに近いかな。
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途中で数カ所の違和感には気付いたものの…自力で謎は解けずじまいでした。今回の話の設定がちょっと変わっていて、不気味感がより一層強まったように思いました。
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出ましたねぇーーーあーや先生の新作。暗黒館!!!
どれほど、どれほど・・・どれほど待ち望んでいたことかっっっ。
もうね、首を長くして待ちすぎましたよ・・・。長くなった首が地球を7周半以上するくらい待ちました。
でもねーー待った甲斐がありました。本当にありました。
近所の本屋を5軒はしごしましたが、なかったので。
結局ネット通販をしてまで手に入れました。代引き料金支払ってまで・・・。
しかも、読むつもりはなかったんですよ・・・しばらくはとっておこうと思っていたのですが、ほぼ徹夜で読んでしまいました・・・。しかもね、2度も読んだよ。
これから読む人は、絶対に、何があっても最後の最後まで下巻のあとがき付近は読まない方がいいです。絶対に。
あとがき自体は構わないとは思うのですが・・・うーん、できればやめておいた方がいいです、本当に。
しかし・・・本当にこの後どうなっていくんでしょうかね。
10作は続くらしいですが、7作目にしてこれ・・・。この次は何年待てばいいんでしょうか、あーや先生・・・。
なるべく早めにお願いします、ひとつ。どうか。本当に。心から。
いやーーとうとう出ましたね。ついに出ましたよ。
上下合わせて1500ページ。1ページあたりの価格2円。
以下ネタばれですかーらね。だいじょうぶな方だけ反転でお願いシマス。
本当にネタばらしてますよ。
皆さまにダリアの祝福を・・・。
↓↓ 以下ネタバレ ↓↓
いやーーやってくれましたね、あーや先生。もう大満足。
最後に征順さんが、「中村青司さん」と言ったのを読んだ時、私、ぶわーーーーーーっと鳥肌が立ちました。
いやもう久々です。十角館以来だと思います。
これまで、あーや先生のベストは時計館だと思ってましたが、今となってはもう暗黒館でしょう、質量ともに。
中也は江南孝明ではありえないんですよね。うん。かと言って、記憶をなくした江南青年であるはずもない。それは、冷静に考えれば分かるんですよ。あちこちに綻びがあって、あちこちに不具合があって、不整合があって・・・と、「視点」の記述をよく読んで、よくよく考えれば分かることなんですよ。
でもねー私はずーーーーーーっと、記憶をなくしている江南青年が孝明で、「視点」は孝明の内なる声だと思ってたんです。
まんまとひっかかっちゃいました・・・。(=_=;)
だから最後まで 殺人犯=江南青年=忠教=玄児 とは結びつかなかった・・・。どっかがおかしいんじゃない? 何かがおかしいんじゃない? 変だ、変だよ・・・とは思っていたのに・・・。あれほど「さあ! 見破ってやるぞーーーー!」という気満々だったのに・・・。
玄児のね、足の形が違ってるんじゃないか、っていうのは静が靴下の件で諌めたときにすぐにピンときました。玄児の足の指は3本だって思った。
だからあそこの入れ替えはさほど驚いたりしなかったんですよね。絶対に玄児の父親は玄遥だと思ってたんで。玄児の足の指が5本だったら��士郎の子供だろうと思ってました。
で、玄児が中也に食べさせたダリアの宴の肉も、ダリアの肉だと思ってました。麻薬が焚いてあったんだろうとも思ってました。
しかし・・・まさかねー中也が中村青司だったとは・・・。やられました。見事に。
今回の夢オチ(って言うんですかね)には賛否両論あるとは思いますが、私は大満足。そういうこともあるかもね、っていう世界観が綾辻の世界なわけですし。黒猫館の要素もありながら、上手いこと現実のミステリに仕上がってると思います。大満足。
しかも、ダリア信仰に関してもすごくよくできてますよね。うっかりしていると読み手の私まで引き込まれてしまいそうなくらい。
暗黒館に住むくらいですから、悪魔崇拝に近いものがあるんだろうな、とは想像がついていたのですが。長寿を望むダリアの気持ちが手にとるように伝わってきて、なんだか恐くなりました。
この辺りはさすが「殺人鬼」を書くあーや先生だけのことはあると思います。
それから、シャム双生児の描写。
あーや先生の作品って、人物が薄いんですよね。ご本人もおっしゃってましたが。
ところがこのふたりは違う。他者の目がないところでは、別々になっている、つまり日常的に演技しているという異常さも、この館にはよく似合っているなぁと思います。墓の件についても、鬼丸老についても、玄遥が生きているというくだりについても、あまりに異常すぎて却って正常になるという狂気が、さすがはあーや先生だなぁ、と。
いやそれにしても、見事にひっくりかえされました。
中村青司・・・。こんな普通の青年だったんですねぇ・・・。
和枝との婚約も結婚も、千織との暮らしも、実は本当に平凡でつつましかったんじゃないかと想像してしまいました。なんだかすごく切ない気分。
読み終わって、すぐに2度目を読みました。
今度は「視点」を江南孝明だと思って読むと、ものの見事にすんなりいくんですよねぇ・・・。
ああ、こんなところにヒントがあったんだーーーーと思ったり。
とにかく満足です。待ちすぎ・・・と思わなくもないんですが、正直。
でも、待っていてよかったと、本当に本当に心から思いました。
これだからミステリはやめられないんだよねぇーーーーー!!
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シリーズ物とは知らずに、借りてしまった。しかもこの本がシリーズ第7作目( ̄Д ̄;;
上巻はただただ「忍耐」と「努力」で読破。終わりに差し掛かったあたりからようやく「続きが読みたい」という気持ちになってきた。
上巻に限って言えば、全てが謎だらけで少々面白みにかけるかも。・・・と、これはたぶん「館」シリーズを初めて読んだせいもあるんだろうけど。登場人物など、自分にとっては馴染みない人ばかりなので。
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館シリーズっていうらしいです。
そこそこページ数はあるけど、読み進めやすいので、半日あったら読破できます。
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九州の山深く、外界から隔絶された湖の小島に建つ異形の館−暗黒館。
光沢のない黒一色に塗られたこの浦登家の屋敷を、当主の息子・玄児に招かれて訪れた
学生・中也は、〈ダリアの日〉の奇妙な宴に参加する。その席上、怪しげな料理を饗された
中也の身には何が?続発する殺人事件の“無意味の意味#とは・・・・・・?
シリーズ最大・最深・最驚の「館」、ここに落城!
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ミステリー長編。館シリーズ。
すぐに犯人とトリックがわかってしまったダメでした。これは綾辻作品では初の×感想を持ったものです。
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九州の山深く、外界から隔絶された湖の小島に建つ異形の館―暗黒館。光沢のない黒一色に塗られたこの浦登家の屋敷を、当主の息子・玄児に招かれて訪れた学生・中也は、“ダリアの日”の奇妙な宴に参加する。その席上、怪しげな料理を饗された中也の身には何が?続発する殺人事件の“無意味の意味”とは…?シリーズ最大・最深・最驚の「館」、ここに落成。
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漆黒に塗り込められた暗黒館、そこには数多くの犠牲者が眠り続けるという。
そこを訪れた彼が、いつしか立ち入ることを許された「ダリアの間」。そしてそこで厳かに、妖しく催されたダリアの宴。口にした妖艶な宴の器。
生への執着が生み出したダリア信仰の原点が幕を開ける。