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本書の主人公は昭和34年生れという設定で、私とほとんど同年代。本書で描かれてる社会事象については、そういえばそうだったよなと懐かしく思いつつ、前半部は、主人公と自分の当時の生活環境が相当異なっていたこともあり(東京で浪人・学生生活を送ったわけではなく、しかも人より長く学生をしていた)、逆に感情移入ができにくいところもある。むしろ、最終話の三十歳直前あたりの心理について共感するところ大(四十過ぎた今でも微妙に似たような心理はどこかに残っている)。なお、「東京物語」とあるように、時代だけでなく東京という「場」も重要な要素の小説。
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上京してから徐々に東京に染まっていく主人公の姿が嫌味なく楽しめる。時代が少し前ではあるが違和感無!気楽に楽しめる小説。
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80年代の青春!
『30歳になっても、俺は○○になる!っていってんだろうな』っていう内容の台詞が心に残った。
青いねぇ〜!
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一人の田舎から東京に出てきた男の人の像が、読んでいるうちに徐々に見えてきます。最後には自然に久雄とシンクロした気分になってしまうような、そんな一冊。
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名古屋から上京してきた主人公の青春小説、っつっちゃああれですけど。時代が70年後半〜バブル絶頂期までで、懐かしいような、ああそういえばこの頃の日本てこうだったのかもなというような。
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作者と同年代の僕としては、ほぼ同じ時期に上京して、いろんな出来事に共感し、涙しました。初めて2回続けて読んだ本。
対称:45才以上
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名古屋出身の若者が、キャンディーズの解散した日に上京してから、バブルがはじけるくらいの頃、ベルリンの壁が崩壊した日までの、とある一日を切り取った物語。
解説によれば、本書は自伝色の強い連作短編集との事。自分自身も生まれは愛知県、大学は東京で、この主人公に近い時代(5年くらい前ですが)を生きてきたので、懐かしい想いで読みました。
2005/11/17
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思っていたよりとてつもなくでかかった「東京」そこで最初に味わった孤独から見栄・意地・人の心の温かさ。出来る自分に勘違いして自意識過剰になっていく久雄。でもそれを叱ってくれる相手への気づき、それが一番肝心なのだと感じさせてくれた。東京で自立して色んな人と出会って。。。夢を持ちつつ現実を踏みしめていく男の心情すごく良かった!!
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1970年代の情景が目に浮かびました。生まれていませんがこの時代にいるかのような気分にさせられました。
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短編集。中でも「彼女のハイヒール」うんうん、そうだよねえ〜って感じで読みました。多分中部地方限定で(笑)
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主人公が少しだけ年上だけど、だいたい同世代。一気に読めました。上京した時のお話では子供とだぶって母の目線で目頭が熱くなったりして。
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伊良部先生シリーズやマドンナとかとはまったく違う青春物語。年齢設定が今の自分と同じ頃。何かと共感できることとかもあっておもしろい!
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奥田さんの自叙伝と思われる物語。こうやって、人は仕事していって人とのつながりをつくり、いろんな人と出会って付き合ったり別れたりするんだなぁと思いました。オトナになる方法が書いてあるかもね。
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直木賞受賞の空中ブランコの作者、奥田英朗さんの本。きっと半生記。短編ぽく年代ごとに分かれてそれぞれの世代ごとに書かれています。度の時代の話もぐっときます。
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キチガイドクターのシリーズもいいけれども、こういった堅実な小説の中にこそ、この人の真骨頂があるような気がします。