紙の本
不思議な感覚
2004/10/30 10:28
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投稿者:言ノ刃 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今度は祥伝社からの発行です…これで計5社の出版会社から本を出していることになる…のですね…。
今回の作品は一つの完結した内容になっています。話の重要な存在である「ペイパーカット」は特殊な雰囲気を放っているのですが…その独特の存在感がどこか「ブギーポップ(上遠野浩平氏が電撃文庫で発表している「ブギーポップシリーズ」の登場人物)」と似ているような気がしてなりませんでした。「ペイパーカット」は目立たず、周囲に溶け込んでるように見えるけど、ふと気が付くと「あれ?」とどこか変な感じがする…ような。「ブギーポップ」も、神出鬼没だけど気が付けば実は近くにいる、といった感じです。
普通なようでフツウではない「ペイパーカット」はある人物達に目をつけ、そして一つの事件にその存在を現すようになります。そして、彼をを追いかけつつ事件に関わっていく人々…。
亡くなった女性歌手のための追悼ライブ。緊張していく会場。準備の段階から当日までの様子も描かれているのですが、現実で開催される大きなライブ・コンサートもこれぐらい大変で、危険と隣り合わせなのかなぁ…と思ってしまいました。
事件をめぐって、様々な人々が動き核心へと迫っていく様子は、読んでいく内に段々とページをめくるスピードを速めていったように思えます…。
推理小説として読むより、一つの物語としても読めます。
そして、上遠野氏の小説は他作品とつながりがどこかにあるのですが…この作品もあります。多分すぐに分かる…と思いますが。
久し振りに上遠野氏の書く作品を読めてすごく新鮮な気分でした。
これから発売されるシリーズの作品にも、期待します!
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読み終わったけど、正直微妙……。最近の数作に感じる違和感と同じ感覚がするんだけど、単におなかいっぱいいっぱいなだけかも知れない。
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推理小説のカテゴリに入れていいのかな、これ。暇つぶしに買ってみたのですが、よくわからないうちに終わってしまった…。軸になっている事件に関する話は面白かったけど、登場人物の設定が判りづらかったです。基本的にはライトノベルス系っぽい。
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ペイパーカットという謎の怪盗を追いかける保険屋二人と、政治を簡単に動かせる力を持つ人物の孫娘を中心としたミステリーです。
上遠野浩平お得意のパターンというところですね。人物描画を主体として、正体不明の事件や人物が登場し、いつの間にか終盤に入って、後日談の後に、結果が出される。
面白いです。非常に。千条と伊佐のコンビもいいし、東澱奈緒瀬もいい感じ。これは続き作らないのかな?
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他の上遠野作品とリンクしているらしい。うむ。ブギーポップシリーズ全部読んでいないしなあ。ペイパーカットについてあやふやな印象で終わってしまった。といっても観る人によってあやふやな印象を持たせるのが「ペイパーカット」なんだっけ。。うむ。
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主役?の二人が何故かやたら好きでした。
ブギー・ポップとのリンクを臭わせる一品。
続刊が出ると噂には聞いているのですが。
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本屋で、どうしても目をひいて仕方なかったので購入。
シリーズもの。1作目で構築された世界観が肌に合えば2作目はもっと楽しいはず。
全体に流れる空気はSF基調ですが、なかなかどうして。ぐいぐいと引き込まれてしまいました。
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生命と等しく価値のあるもの「キャビネッセンス」を盗む怪盗ペイパーカット。盗まれた者に訪れるのは死。
ブギーポップやしずるさんシリーズと、ひょっとしたらリンクした世界なのか、と思わせる記述がいくつかありました。ブギーポップは未読ですが。
プロローグというか顔見せ感がかなり強かったです。一冊かけて、このこはこういうキャラなんだよ、と丁寧に解説されてるよーな。ので、二巻読んでみないと確定した判断はできないですねー、おもしろいのかおもしろくないのか。
メインにマトモな人が一人もいないあたり、シリアスなだけに不安ですが。
ばらばらな糸が絡み合う瞬間に期待です。
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見る者によって、全く姿が異なってしまう、摩訶不思議なヒトデナシ。それは、ターゲットの魂と同価値のターゲットにとって大切なモノを奪う怪盗だった。そんな人外の怪盗と、それを追う2人の調査員による話。……ライトノベルと分類に困ります。(2005)
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キャビネッセンスと呼ばれる生命と同価値のものを盗む怪盗・ペイパーカットを追い伊佐と千堂は奇妙な事件に巻き込まれていく。ブギーポップシリーズとも絡み合う上遠野氏作品。
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ノベルス。
一世を風靡した、かのブギーポップシリーズの作者が描く、怪盗(?)を追う刑事ものと分類できますか。ちょっと違うかな。定義しにくいな。
世界軸がブギーポップと多少被るところがあるので、二重に楽しめます。
ただ、まだ物語としては始まったばかりなので★4つ。
今後が楽しみな作品です。
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「生命と同等の価値のある物を盗む」謎の怪盗“ペイパーカット”を追うこれまた謎の調査員2人。事件は解決しましたが、一番知りたかった謎は謎のままでした。
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部分的に、それってアリかな?と思うところがなくもないけれど、全体としてはさすが上遠野! という感じの作品。ブギーポップがお好きな方には、お勧めです。
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ブギーポップの小ネタが毎度ちらほらと登場するので著作ファンには嬉しい部分あり。ミステリー、というほどミステリーでもなくどっちかというとファンタジーのような感じ。強面の方の主人公が好き。笑
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読みやすかった。
ほんとに上遠野さんが書いた文章かと思うほどに読みやすかった。
たぶん、この文章と私はうまいことマッチしたのでしょう。
とりたてて洗練されているとかそいうわけじゃないんだけど。
あと、挿絵がないのが気に入った!!