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Macintosh museum Macintosh 128KからPower Mac G5まで みんなのレビュー
- 柴田 文彦 (著), MacPower編集部 (編)
- 税込価格:3,080円(28pt)
- 出版社:アスキー
- 発行年月:2004.10
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紙の本
あぁ、何もかもみな懐かしい
2004/11/07 05:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Yostos - この投稿者のレビュー一覧を見る
初代のMacintosh 128Kから最新のPower Mac G5までのMacintosh約50機種について解説を収録した一書。初代Macintosh発売20周年を記念して、Macpower編集部が企画したもので、ASCII、MacPowerで蓄積された写真ライブラリから公開された画像を150点近く収録しており、ほぼ全機種についての外見とロジックボードを見ることができる。また、MacintoshだけでなくAppleが扱ったAppleI/II/IIc/Lisaなどのハードウェア、Mac OSの変遷と総括や開発者のインタビューなども収めておりまさにMacintoshのミュージアム。
当時のカタログなどはWebなどで閲覧できるものもあるため新鮮味はないが、ここまで網羅して整理し、かつ独自の画像とともに解説されたものは少ないので資料としても読みものとして非常に価値の高いものである。個人的には、20年前登場した当時非常に注目していたのでSE/30あたりまでは大変懐かしい。ただ、それ以降は、その価格や製品路線の面から購入意欲が薄れて急速に関心を失っていったのでほとんど知らないモデルばかり。当時戦略が明らかに迷走していたと思われ、製品構成が複雑で分かりにくかったのでこの本を読んで改めて整理して理解できた。
また、初代の開発に関わった3人のインタビュー。ジェフ・ラスキンとビル・アトキンソンは、日本でも有名で同様の内容を過去に語った記事も多いだろう。それでも、ラスキンのインタフェイスに関する論文やアトキンソンのAltoからどの程度インスピレーションを得たかなどは割と目新しく興味深かった。アンディー・ハーツフェルドについてはその役割に比して日本ではあまり知られていないので、今回のインタビュー記事は貴重であると思う。
若干高価ではあるが、資料的にも価値が高い本だ。古いユーザーで懐かしいと読み返すもよし、iMac以前を知らないユーザーの方でMacを振り返るもよし、Macに少しでも関心を持つならば必携の一冊である。
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