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紙の本

過去と向き合う勇気を持つことで、成長する少女の物語。

2005/11/27 10:59

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 12歳の女の子ギャビーには、お母さんがいない。彼女が小さいときに亡くなったのだ。お父さんとお兄さんと3人で暮らすギャビーには、「女の子らしくふるまう」ということがどういうことかよくわからない。そのため、「女らしくなるために知っておくべきこと」というリストをつけている。まわりの女性を見て、発見があれば、これに書き込んでいくのだ。料理のこと、化粧のこと、しぐさ‥。
 そういうギャビーの一人称でお話は軽快に進んでいくが、彼女の学校でのできごと、父親の恋人とのやりとり、親友との心弾む会話など、生き生きとリアルに描かれ、ギャビーにたちまち共感してしまう。
 この家族にとって、母親の死に関することはダブーになっている。何も語られることがないために、何があったのか、ギャビーには、本当のことはわからない。けれども、自分のせいではないかと、ずっと苦しい思いも秘めている。「ママ」という存在に対するあこがれとせつなさ。
 けれども、「ママの死」に触れないということは、「ママ」を思い出す機会を失っていたということでもあると気づくギャビー。
「あたしが失ったのは、記憶。記憶と言うのは物語のこと。物語なら、今からでも見つけられるはずだ。」
彼女は、その過去と勇気を持って向き合おうとする。それは、自分を見つめなおすことでもあり、成長に必要なことだったのだ。
 思春期入り口の女の子を鮮やかに生き生きと描き、大人への一歩を踏み出すことの難しさとすばらしさを感じさせる。とまどい悩むことの多いこの世代に向けて、日本の作家も、もっとこんなお話〜考え、感じることの大切さ、行動する勇気と元気を示すような、〜を書いてほしいと思った。もちろん、今の子どもの共感を呼ぶ形で。

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