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粕谷さんは南米をモチーフにした作品を書かせるとすごいですね。クロニカでも圧倒されたけど、アマゾニアでまた絶句。こんな設定はなかなかないよね。神話のように神々しく瑞々しいストーリーに惚れました。大好きな本の一冊。
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読み始めたらあっというまのアマゾニア。個人的には本家本元アマゾネス(ギリシャ神話に出てくる方)について知りたかった(小説ですが)んですけど、こっちもよいです。十六世紀ぐらいのアマゾン河流域が舞台で、複数の部族の中心的存在である泉の部族、その大弓部隊長の赤弓と、少女達の身体を借りて数世代も泉の部族を守ってきた【森の娘】との心の交流、、、あるいは男と女あいだで交わされる永遠の駆け引き、、、そして満ちては欠ける悠久の時を流れるアマゾン河、、、うーん、うまく言えない(汗 とりあえずこの本にはイキモノがいっぱいいます。こんなに一杯イキモノが詰まってる作品はそうそう無いかも。
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16世紀アマゾン河流域で女人族〈泉の部族〉の大弓部隊長・赤弓が主人公。ファンタジーと言ってしまうには、とっても濃い作品。主人公の赤弓がとっても魅力的。男女の違い、異文化、生命の謎、自然の調和などいろいろなエッセンスがぎゅっと入ってます。出てくる人物がとっても魅力的。
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この著者の最新作「終わり続ける世界の中で」が個人的にヒットだったので、
平成24年最初の小説としてこの作品を選びました。
心に余韻をもたらしたのは、文章もこなれた最新作に軍配があがりますが、
こちらはこちらで壮大なファンタジーで、長い作品ですが、一気に読みました。
アニメ化されたら面白いかも…。
男嫌いで、男並み、いや男以上に逞しい女主人公ですが、
大恋愛もしてみたいかな、と思うなどかわいらしい一面があります。
恋が始まる予感の何となくくすぐったい感じを思い出させてくれました。
日常生活を離れて豊潤な物語の世界に没頭したい方にはオススメの小説です。