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「メビウスの輪を用いながら、2次元にいる人は次元がねじれていることは理解できない。これは、我々3次元にも同様な指摘ができる」というところにはハッとするものがあった。
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被覆とはまるである種の閉鎖性をもったコミュニティの境界のようだ。
宇宙が有限か無限かということはまだわからないらしい。
色んな科学のアイデアがちりばめられた本。
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もうだいぶ前に書かれた本なので、今では解明されていることが謎として描かれているのがとても面白い。
特に印象的だったのが、Part III ミクロコスモスの章。原子核は陽子と中性子から構成されるが、電気的に反発し合う陽子をなにが結びつけているのか?をガモフが液体の凝集に例えて考察しています。
今ではこのクォークや核子をまとめ上げる力は「強い力(強い相互作用)」として解明されていますが、それをガモフなりに推理しているのが非常に興味深かったです。
また、エントロピーについての以下の説明が、他のどの本よりも(専門書よりも)しっくりきたように思います。
「分子の不規則運動によって起こる物理的変化はすべて、確立の増大する方向に進行し、それ以上何も起こらなくなった平衡の状態は最大の確率に相当する。」
余談ですが、読むのに支障はないですが日本語の誤植が結構あります。素晴らしい本なのでこれくらいは直して欲しいと思いました。