投稿元:
レビューを見る
働くという事を改めて深く考えさせられる名作だと思います。70年代後半~80年代前半の働く若者たちに密着した話ですが今読んでも面白い、むしろ今こそ読んで欲しい一冊。
『長距離便』は、過酷と充分わかりながらも読んでいてロマンを感じました。
『システムエンジニア』の話を読んで、今と昔で技術環境は変わってもシステムエンジニアの苦しみの根本は変わらないんだなと、身につまされる思いがしました。他にも港湾労働者や炭鉱夫などどれも印象的なものばかりです。
投稿元:
レビューを見る
by著者 101119-110316
---
山仕事山労働の充足感74
何十年先の収穫・・・77
人類平等@猪飼野、地球人、坂本龍馬 272
---
175, 180, 181, 185, 187-8, 208, 283, 288, 318:「男が何度も頭を下げるもんじゃない」←by炭鉱・下請組夫
投稿元:
レビューを見る
若者たちというタイトルだが、どの職種、世間からはそれほど重んじられていない職種でも、どの人たちも素晴らしい。
素晴らしいというのは、仕事に対しての言葉が美しい。
「俺たちの林道で難儀しとったら、向こうから頼まんでも助けてやるよ」という原生国営林の作業者。
「市民のためとか、住民のためとかそんなのはウソよ。おれだってたいがい嫌だよ、こんな仕事は。けど給料もらっているということはプロだということだ。目の前に仕事がある。これを片付けにゃならん、やるしかないわけや。それだけよ」下水道処理員。
仕事できる人も出来ない人も、気を使って仕事をしている。出来ない人は危険な仕事を率先してやっている、という港湾労働者の言葉から、労働とは何かを考えさせられた。
今こそ、ここで登場した彼らのその後を是非読んで見たい。
投稿元:
レビューを見る
[ 内容 ]
かつて日本人は勤勉だった。
切削油の匂い、坑道にたちこめる炭塵、甲板に照りつける真夏の太陽、闇に浮かぶレールの鈍い光、滴り落ちる汗、酌み交わしたコップ酒…そんな情景に、はたらく若者たちの秘かな吐息が聞こえる。
労働現場にとびこみ寝食を共にして書き上げたノンフィクション作家若き日の労作。
働かない時代の若者たちに捧ぐ。
[ 目次 ]
潮風匂う男たち
長距離便
原生国有林
二一〇キロの下
泥の世界
システム・エンジニア
憂鬱なる鉄鋼王国
ネジ工場
延縄漁船
ジョッキー渡世
猪飼野暮らし
地下労働者
ガス突出
下請組夫の歌
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]