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著者いわく、自身最高傑作らしい。今までの著者の作品とは少し趣向が違うかも。
でも、きちんとラストで思いも寄らぬ真相が出るあたりはさすがというか。
たまたま「エースコンバット」というフライトシューティングゲームをやっていた僕は感情移入しやすかった。
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どことなく『女王の百年密室』、『迷宮百年の睡魔』の世界に近い感じ。
大人にならない子供、カンナミとクサナギの果てしない物語。『ねえ、お願いしたら殺してくれる?』と囁くクサナギが怖いくらい魅力的。
無味乾燥と言われることの多い森作品ですが、本作はその文章の透明さが心地よかったです。
そして靄がかかったような終わり方。
続編『ナ・バ・テア』も読んでみたいと思わせる一作でした。
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飛行機の部品や設備(?)などの
言葉が出てくるので、
ちょっと詳しくないと
イマイチよくわからないけど、
自分で勝手にイメージしながら
読むとおもしろいです^^
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S&Mシリーズ、Vシリーズとはちょっと嗜好を変えているようですが、根本的に森氏の趣味の部分は色濃く根付いているものです。ただ、森ミステリーとは縁遠いような感じもします。
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最初読んだとき世界観がなかなか沸かず「?」って感じで読んでいたんですが、世界観が明瞭になってくるにつれてすごい勢いで物語に引き込まれて行く感じがした。
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大人にならない子供(キルドレ)。戦争を仕事に永遠を生きる子供たちの寓話「スカイ・クロラ」。
無垢に澄み切った蒼い空。潔癖の白い雲。
上空から見下ろす悠然たる地形。俯瞰する色鮮やかな美しき景色・・・
僕は右手で人を殺す。何の躊躇いもなしに人を殺す。まるで単純な作業のように右手で人を殺す。
大空を飛んでいると何も考えなくて済む。何者にも邪魔されずに自由になれる。
多くは望まない、ただそれだけなんだ。
多くは期待しない、ただそれだけなんだ。
それはいけないことなのかな?大人になれていないのかな?
・・・でも、皆そうだろう?
ただ繕うのが上手いだけだろう?ただ矛盾を許容しているだけだろう?
違うのかい?
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僕は戦闘機のパイロット。飛行機に乗るのが日常。人を殺すのが仕事。二人の人間を殺した手でボウリングもすれば、ハンバーガも食べる。戦争がショーとして成立する世界に生み出された大人にならない子供──戦争を仕事に永遠を生きる子供たちの寓話。森博嗣、渾身の一作が待望の文庫化!
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つまらないとか面白くないとかではないのに、何というか面倒くさかった。雰囲気としては『女王の百年密室』に似た雰囲気はあるけれど、でもこちらは好きになれなかった。ミステリとは違う気もするけど分類に悩む・・・。
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初★森作品。しかし、うーん……。ぶっちゃけ合わなかった。一言で言うと、背景の描かれてない漫画みたいな小説だった。人物は出てくるのに、彼らの生きてる世界がどんな世界なのか全く分からんちうか。だからなんか地に足が付いてない感じがするんだよね。飛行機乗りの話だからそーいふ効果を著者は狙ったのかも知れないけどサ。また、一人称で書かれてる筈なのに話よく分からん。ラストも「…で?」て感じ。それがまた宙ぶらりんな感じ。あたしは作りモノの世界でもいーんやけど、人物の暮らす世界がはっきりしてないと讀めないわさ。弱点。(20060308)
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永遠に子供な彼等は飛ぶ。闘うため。仕事で。空戦の話。独特な文体にもう虜です。どうでもいいけど、彼女は攻殻少佐の元ネタに鳴ってるのかなぁ。
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空に生きる子供を(キルドレ)の姿が、無機質に思えるような言葉で描かれている。書かれているというよりは描かれているって言うほうがしっくりくる気がする。空は自由で、縛られていなくて、自分の存在を確認できるような場所なのかも。森先生らしいと言われる一冊。
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恋愛と生死。
突き詰めるところ,人の関心の大半はこの二つに集まります。
この作品は,この両方を,描いているともいえるし,描いていないともいえます。
主人公カンナミの概念が通常と異なっているからです。
たしかにカンナミの恋愛,生死は描かれているけれど,それは僕たちの生死の概念とは一致しない。
カンナミはそれを自覚していて,作中でよく比較をします。
その比較こそがこの作品の命題のように僕は感じました。
カンナミの生は,単純で無駄がなくて矛盾がない。
彼と僕たちはなぜこんなに違うのか。
彼が”キルドレ”であるということは,そんなに大きな差なのか。
深く考え込んでしまう作品でした。
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「戦争を仕事に永遠を生きる子供たちの寓話」ってことらしいが、ジャンル分けが非常にしにくい作品かも…。
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なんとなしに買った。
う、うーん。今こういうの読みたい気分じゃなかったのになぁ・・・というのが感想か??
スパーッと一時間で読めただけ、長い描写もなく、簡素。そう、すべてが簡素に描かれているため、どこにも感情移入することはあまりナイかと。
続編を買うかどうかは保留。
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飛行機の事はわからんどす.......(;__)/|
なのでたぶん話の三分の一くらいしか物語を理解できなかったと思う。
予想と違ってだいぶ読むのに苦労しました。
かなり私の想定に反した終わりだったので、脳内パニックでしたけど(汗)
途中まで「キルドレ」が何なのかわからなかったし・・・
(文庫の裏表紙にチラッと説明書いてあったけど、気付かなかった)